
- Q&A
【家づくりで夫婦喧嘩勃発!農地転用と通勤時間、義実家との距離…理想の土地選びは?】
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おすすめ3社をチェック結婚4年目、子供2人の共働き夫婦です。夫は週2、3回24時間勤務で翌日は休養が必要、近場への転勤の可能性もあります。私は4月から育休明けで正社員復帰予定です。今年春に性能重視のホームメーカーを決め、土地探しで揉めています。
【背景】
* 夫の希望で性能重視のホームメーカーを選択済。
* 最初は100坪の土地(A)を2区画購入予定でしたが、農地転用の手続きが遅延。
* 代わりに、79坪の土地(B)が見つかりました。
* A土地:市街化調整区域、農地転用必要、中心部から車で20~30分、格安、義実家から車で5分。
* B土地:市街化調整区域12号案件、中心部から車で10~15分、A土地より90万円高くなる可能性。
【悩み】
夫は広くて安いA土地を希望、私は通勤時間短縮と義実家からの距離を考慮しB土地を希望しています。A土地は契約済みで、解約には数十万円の手数料がかかります。夫は自分のことしか考えていないように感じ、今後のローン返済に不安を感じています。夫婦で意見が一致せず、会話が途絶えています。土地選びを諦めるべきか悩んでいます。
土地を選ぶ際には、その土地の用途地域(土地の利用方法を定めた地域区分)を確認することが重要です。質問にある「市街化調整区域」とは、都市計画法に基づき、将来的に市街化を予定していない地域のことです。そのため、住宅を建築するには、農地転用などの手続きが必要になります。(農地転用とは、農地を宅地など他の用途に転用することです)。この手続きには時間がかかり、許可が下りない可能性もあります。
ご夫婦の状況を考慮すると、B土地を選択することが現実的です。A土地は、農地転用の遅延により、引渡し時期が大幅に遅れています。さらに、ご主人の24時間勤務と、あなたの育休明けの正社員復帰を考えると、通勤時間と育児の両立を考えると、中心部に近いB土地の方が生活の負担が軽減されます。義実家との距離が離れることで、精神的な負担も減るでしょう。
今回の土地選びには、都市計画法(土地利用の計画を定める法律)と農地法(農地の保全と利用を定める法律)が関係します。A土地の農地転用は農地法に基づき手続きが必要で、手続きの遅延はよくあることです。B土地は「市街化調整区域12号案件」とありますが、これは市街化調整区域の中でも、一定の条件を満たせば住宅建築が比較的容易な区域を指す可能性があります。しかし、具体的な内容は担当の行政機関に確認する必要があります。
土地の価格は場所によって大きく異なります。中心部に近い土地は、一般的に価格が高いです。しかし、価格だけで土地の価値を判断することはできません。通勤時間、生活利便性、家族の生活スタイルなども考慮する必要があります。A土地は価格が安いですが、農地転用の遅延や通勤時間の負担などを考えると、必ずしも「安い」とは言えません。
まず、夫の地元へのこだわりや、広大な土地への希望を理解する必要があります。その上で、あなたの育児と仕事の両立の困難さ、義実家との関係によるストレス、そしてB土地のメリット(通勤時間短縮、生活利便性の向上)を具体的に説明しましょう。感情的に訴えるのではなく、データや事実を基に冷静に話し合うことが重要です。必要であれば、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に見積もりを依頼し、経済的な面からも比較検討してみましょう。
土地の契約、農地転用の手続き、住宅ローンの相談など、専門家の知識が必要な場面が出てくる可能性があります。不動産会社、弁護士、税理士、ファイナンシャルプランナーなどに相談することで、より適切な判断ができます。特に、A土地の契約解除に関する費用や、B土地の購入に関する費用、住宅ローンの返済計画など、経済的な面での不安がある場合は、ファイナンシャルプランナーへの相談がおすすめです。
今回の土地選びは、価格だけでなく、通勤時間、育児環境、家族関係など、様々な要素を考慮する必要があります。ご主人の地元への思いやりと、あなたの育児と仕事の両立の困難さ、そして義実家との関係など、それぞれの立場を理解し、冷静に話し合うことが大切です。専門家の意見を参考にしながら、家族全員が幸せに暮らせる土地を選びましょう。 A土地の契約解除による損失は痛手ですが、将来の生活の質を考えると、B土地を選択する方が良い選択となる可能性が高いでしょう。
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