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【相続】共同名義の土地建物相続!義兄を経由する必要はある?手続きを徹底解説

【背景】
* 実夫を亡くした実姉が他界しました。
* 実姉が亡くなる前に、実姉と義兄の共同名義になっていた土地建物を相続することになりました。
* 固定資産税の納税通知書が義兄と姉の連名で届いていたので、共同名義であることを知りました。
* 姉以外に相続人がいなかったため、名義変更をせずに現在に至っています。

【悩み】
相続手続きで、まず義兄から姉への名義変更が必要なのか、それとも直接姉から私への相続で良いのかが分かりません。相続手続きの方法が分からず困っています。

義兄から姉への名義変更は不要です。姉の相続分を直接相続できます。

1. 相続と名義変更の基本知識

まず、相続と名義変更の違いを理解しましょう。相続とは、亡くなった人の財産(ここでは土地建物)が、法律に基づいて相続人に引き継がれることです。一方、名義変更とは、所有者の名前を登記簿(不動産の所有者を記録した公的な書類)上で変更することです。相続が発生したら、必ず名義変更の手続きが必要になります。

今回のケースでは、実姉が亡くなったことで、実姉が所有していた土地建物の相続が発生しました。実姉と義兄が共同名義だったため、実姉の持分(所有権の一部)が相続人であるあなたに相続されます。 義兄は、実姉の死亡によって実姉の持分を失うわけではありません。あくまでも実姉の持分だけが相続の対象となります。

2. 今回のケースへの直接的な回答

義兄から姉への名義変更は必要ありません。姉が亡くなった時点で、姉の持分は相続人であるあなたに相続されます。あなたは、直接、姉の持分を相続し、名義変更の手続きを行うことができます。

3. 関係する法律や制度

このケースでは、民法(特に相続に関する規定)が関係します。民法では、相続人の範囲や相続分の計算方法などが定められています。 具体的には、民法第889条以下の相続に関する規定が適用されます。

4. 誤解されがちなポイントの整理

共同名義だからといって、必ずしも先に名義変更が必要とは限りません。 共同名義は、複数の所有者が所有権を共有している状態です。 それぞれの所有者の持分は、相続の対象となります。

5. 実務的なアドバイスと具体例

相続手続きは、以下のステップで行います。

  • 相続の開始を証明する書類の取得: 死亡届の受理証明書など
  • 相続人の確定: 相続人全員を特定します。戸籍謄本などで確認します。
  • 遺産分割協議: 相続人全員で、遺産(土地建物)の分割方法を決めます。協議書を作成します。
  • 相続登記: 法務局で、所有権の名義変更登記を行います。この際に、遺産分割協議書や相続を証明する書類が必要です。
  • 固定資産税の精算: 姉の死亡以降の固定資産税は、相続人であるあなたが負担する必要があります。

これらの手続きは、司法書士などの専門家に依頼するのが一般的です。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

相続手続きは複雑で、法律の知識が必要な場合があります。特に、相続人の中に相続を放棄する人がいたり、遺産に複雑な事情があったりする場合は、専門家に相談することをお勧めします。 専門家であれば、スムーズな手続きをサポートし、トラブルを回避するお手伝いをしてくれます。

7. まとめ

姉の土地建物の相続は、義兄を経由する必要はありません。姉の死亡によって、姉の持分があなたに相続されます。相続手続きは複雑なため、司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。 正確な手続きを行うことで、トラブルを回避し、円滑に相続を進めることができます。 不明な点があれば、すぐに専門家に相談しましょう。

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