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【相続手続きの基礎知識】施設入所中の実母が亡くなりました。預金相続の手続きと婿養子の立場での注意点

実の母親が1月17日に亡くなりました。不動産は持っておらず、普通預金が少しあるだけです。母には既に亡くなった夫と、長男、そして私(二男)の他に、長男の嫁と長男夫婦の子供2人がいます。私は婿養子で、妻の実家とは別の家系です。母の預金は相続上、どのように対処したら良いのでしょうか?教えてください。
相続手続きは、遺産分割協議書を作成し、相続税の申告(必要であれば)を行い、預金の相続手続きを進めます。婿養子であることは相続権に影響しません。

相続の基礎知識:まずは相続人から確認しましょう

相続とは、亡くなった人の財産(遺産)が、法律で定められた相続人に引き継がれることです。 相続人の範囲は、民法で規定されています。 今回のケースでは、亡くなったお母様の相続人は、長男、質問者様(二男)、そして長男の配偶者(長男の妻)となります。 孫(長男夫婦の子)は相続人には含まれません。 婿養子であることは、相続権に影響しませんのでご安心ください。

今回のケースにおける相続手続き

お母様の遺産は普通預金のみとのことですので、まずはその預金の残高を確認します。次に、相続人全員で「遺産分割協議」を行います。これは、相続人同士で話し合い、遺産をどのように分けるかを決める手続きです。 協議の結果を「遺産分割協議書」として文書に残すことが重要です。 この協議書は、相続手続きを進める上で非常に重要な証拠となります。 全員の署名・押印が必要です。 協議がまとまらない場合は、家庭裁判所に遺産分割の審判を申し立てることもできます。

相続税の申告について

相続税は、相続財産の評価額が一定額(基礎控除額)を超えた場合に課税されます。 お母様の預金が基礎控除額を超えるかどうかを計算する必要があります。 基礎控除額は、相続人の数や相続財産の状況によって変動しますので、税理士などに相談することをお勧めします。 相続税の申告期限は、相続開始(お母様の死亡)から10ヶ月以内です。

誤解されがちなポイント:婿養子と相続

婿養子の方の中には、相続権がないと誤解されている方がいるようです。しかし、民法では、婿養子であっても、実の子と同様に相続権が認められています。 質問者様は、安心して相続手続きを進めてください。

実務的なアドバイス:手続きの流れ

1. **預金残高の確認**: 銀行に相続手続きに必要な書類を提出します。
2. **相続人確定**: 相続人を特定し、全員の同意を得ます。
3. **遺産分割協議**: 相続人全員で話し合い、遺産の分割方法を決めます。
4. **遺産分割協議書の作成**: 協議内容を文書化し、全員が署名・押印します。
5. **相続税の申告(必要に応じて)**: 相続税の申告が必要な場合は、税理士に相談して申告書を作成します。
6. **預金の相続手続き**: 遺産分割協議書と必要な書類を銀行に提出して、預金の相続手続きを行います。

専門家に相談すべき場合

相続手続きは、法律や税金に関する知識が必要な複雑な手続きです。 相続財産が多い場合、相続人が多い場合、相続財産に不動産が含まれる場合などは、特に専門家のサポートが必要となります。 税理士や司法書士に相談することをお勧めします。 特に、相続税の申告は、専門知識が求められるため、税理士への相談が不可欠です(相続税の申告が必要な場合)。

まとめ:相続手続きは専門家と連携してスムーズに進めましょう

お母様の相続手続きは、遺産分割協議書の作成、相続税の申告(必要に応じて)、預金の相続手続きという流れで行います。 婿養子であることは相続権に影響しません。 手続きが複雑な場合や不安な場合は、税理士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。 スムーズな手続きを進めるためには、専門家の力を借りることが重要です。

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