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  • 【20年放置!家屋固定資産税の請求がない!共有名義で税金は免除?未納分の追徴は?】

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【20年放置!家屋固定資産税の請求がない!共有名義で税金は免除?未納分の追徴は?】

【背景】
* 20年前に現在の家に住み始めました。
* 当時、土地は義父名義で、使用貸借契約(土地を借りて利用する契約)から始まり、義父の死後、遺産相続で妻名義となりました。
* 家屋は私と母親の共有名義です。登記も済んでいます。
* 購入時に税金軽減の申請書類を多数提出しました。
* 飲食店を経営しており、経理士に相談したところ、申告上所得が発生していないため、家屋固定資産税が課税されないと言われました。
* それ以来、家屋固定資産税の請求が一度もありません。
* 請求がないことをいいことに、固定資産税を支払っていません。

【悩み】
役所が家屋固定資産税の請求を忘れていたり、私が課税対象から外れている可能性があります。もし請求が来たら、どれくらいの金額を支払わなければならないのか不安です。また、未納分に対してペナルティがあるのか心配です。

未納の可能性大。過去の未納分と延滞金が請求される可能性あり。

回答と解説

テーマの基礎知識(家屋固定資産税とは?)

家屋固定資産税とは、土地や家屋などの固定資産を所有している人が、毎年支払う税金です(地方税)。所有者に対して、市区町村から毎年課税されます。課税対象となるのは、土地や建物などの固定資産で、所有権が確定していることが前提です。所有権が確定していない場合や、非課税となるケースもあります。今回のケースでは、家屋が質問者さんと母親さんの共有名義であるため、共同で所有者として課税の対象となります。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様は、20年間家屋固定資産税を支払っていない可能性が高いです。経理士さんの説明は誤解を招くものであり、所得と固定資産税の課税は別物です。家屋の所有権がある以上、原則として固定資産税の納税義務があります。役所が請求を忘れている可能性は低いと考えられます。

関係する法律や制度

関係する法律は、地方税法です。地方税法に基づき、市区町村は固定資産税を賦課(税金を課すこと)し、納税義務者はこれを納付しなければなりません。未納の場合、延滞金が発生します。また、滞納が続くと、財産差し押さえなどの強制執行が行われる可能性もあります。

誤解されがちなポイントの整理

* **所得と固定資産税の関連性:** 所得税(国税)と固定資産税(地方税)は別々の税金です。所得が少ないからといって、固定資産税が免除されるわけではありません。
* **経理士のアドバイス:** 経理士は税務のプロですが、固定資産税に関する専門知識は必ずしも豊富とは限りません。税金に関する専門的な質問は、税理士などの専門家に相談する方が安心です。
* **共有名義の場合:** 共有名義であっても、所有者であることに変わりはありません。所有者全員で税金を負担する必要があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

まずは、お住まいの市区町村の税務課に連絡を取りましょう。未納分の金額と延滞金について確認し、分割払いなどの相談をしてみましょう。早めの対応が重要です。放置すると、延滞金はどんどん増えていきます。

例えば、年間の固定資産税が10万円だったと仮定すると、20年間で200万円になります。さらに延滞金が加算されるため、実際にはもっと高額になる可能性があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

未納分の金額が大きかったり、支払い方法に不安がある場合は、税理士に相談することをお勧めします。税理士は税金に関する専門家なので、適切なアドバイスや手続きの代行をしてくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 家屋固定資産税は、家屋を所有している人が毎年支払う税金です。所得とは関係ありません。
* 20年間も請求がないのは異例です。すぐに税務課に連絡を取りましょう。
* 未納分と延滞金は、想像以上に高額になる可能性があります。
* 専門家への相談も検討しましょう。

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