• Q&A
  • アメリカの住宅ローン、払えなくなったら残金は払わなくて良いって本当?

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

アメリカの住宅ローン、払えなくなったら残金は払わなくて良いって本当?

質問の概要

【背景】

  • 海外の住宅ローンについて疑問を持っている。
  • 日本の住宅ローンは、払えなくなった場合、家を売却しても残債があれば返済義務があることを知っている。
  • アメリカの住宅ローンは、払えなくなった場合、家を失うだけで残債の支払い義務がないという情報をどこかで得た。

【悩み】

  • アメリカの住宅ローンで、本当に残債の支払い義務がないのか知りたい。
結論:アメリカの住宅ローンは、状況により残債の支払い義務がない場合もあります。

住宅ローン破綻時の残債について知っておこう

住宅ローンは、家を購入する際に金融機関からお金を借りて、それを毎月返済していく仕組みです。もし返済が滞ってしまうと、家を失うだけでなく、追加で支払いが発生することもあります。今回は、アメリカの住宅ローンを中心に、この問題について詳しく見ていきましょう。

住宅ローンの基礎知識

住宅ローンを理解する上で、いくつかの基本的な用語を知っておくことが重要です。

債務者: ローンを借りてお金を借りた人(あなた)。

債権者: ローンを貸した金融機関(銀行など)。

担保: ローンを借りる際に、万が一返済できなくなった場合に備えて提供されるもの。住宅ローンの場合は、購入した家そのものが担保となります。

抵当権(またはモーゲージ): 債権者が担保とする不動産に対して持つ権利。この権利があることで、債務者が返済できなくなった場合、債権者はその不動産を競売にかけて、お金を回収できます。

競売: 裁判所を通じて、担保となっている不動産を売却すること。売却代金は、まず債権者への返済に充てられます。

アメリカの住宅ローンと残債の支払い義務

アメリカの住宅ローンは、日本とは少し異なる特徴を持っています。大きな違いの一つは、住宅ローンの種類と、各州の法律によって、債務者の責任が変わってくる可能性があることです。

一般的に、アメリカの住宅ローンには、大きく分けて「リコースローン」と「ノンリコースローン」という2つのタイプがあります。

リコースローン: 債務者が万が一返済できなくなった場合、家を売却した金額だけでは債務を完済できない場合、残りの債務(残債)について、債務者は返済義務を負います。これは、日本の住宅ローンと似ています。

ノンリコースローン: 債務者が返済できなくなった場合、担保となっている家を売却することで債務は完済されたとみなされます。つまり、残債の支払い義務はありません。ただし、これは州によって法律が異なり、ノンリコースローンが適用される地域とそうでない地域があります。

関係する法律と制度

アメリカの住宅ローンに関する法律は、州ごとに異なります。そのため、自分が住んでいる、または住宅ローンを組もうとしている州の法律をしっかりと確認することが重要です。

州法: 住宅ローンに関する法律は、連邦法だけでなく、各州の法律によっても定められています。ノンリコースローンが認められている州もあれば、リコースローンが一般的な州もあります。

Foreclosure(差し押さえ): 住宅ローンの返済が滞った場合、債権者は裁判所を通じて、家を差し押さえる手続きを行います。この手続きも、州によって異なります。

Deficiency Judgment(不足金請求): 競売によって家を売却しても債務が残った場合、債権者が債務者に対して、残りの債務の支払いを求めることを「Deficiency Judgment」と言います。ノンリコースローンの場合は、この請求はできません。

誤解されがちなポイント

アメリカの住宅ローンについて、よくある誤解を整理しておきましょう。

「アメリカの住宅ローンは、払えなくなったら家を返すだけでOK」という誤解: これは、ノンリコースローンが適用される地域に限った話です。リコースローンの場合は、残債の支払い義務が生じます。

「すべての州でノンリコースローンが一般的」という誤解: ノンリコースローンが認められている州はありますが、すべての州でそうではありません。自分が住んでいる、または住宅ローンを組もうとしている州の法律を確認することが不可欠です。

「住宅ローンを払えなくなったら、すぐに家を手放さなければならない」という誤解: 返済が滞った場合でも、金融機関との交渉や、住宅ローンの借り換えなど、いくつかの選択肢があります。専門家と相談し、最適な方法を探ることが重要です。

実務的なアドバイスと具体例

もし、アメリカで住宅ローンを検討しているのであれば、以下の点に注意しましょう。

弁護士への相談: 不動産や住宅ローンに関する専門知識を持つ弁護士に相談し、自分が住む予定の州の法律について確認しましょう。ノンリコースローンなのか、リコースローンなのか、どのような場合に残債が発生するのかなど、具体的な情報を得る必要があります。

住宅ローンの種類: 住宅ローンの種類によって、債務者の責任が変わることがあります。例えば、連邦政府が保証する住宅ローン(FHAローンなど)は、州法の影響を受けにくい場合があります。住宅ローンの種類についても、専門家に相談しましょう。

契約内容の確認: 住宅ローンの契約書には、返済条件や、万が一返済できなくなった場合の取り決めなどが記載されています。契約書を隅々まで確認し、不明な点は必ず金融機関に質問しましょう。

返済計画の策定: 住宅ローンを借りる前に、無理のない返済計画を立てることが重要です。収入や支出をしっかりと把握し、万が一の事態に備えて、予備費を確保しておきましょう。

具体例として、カリフォルニア州では、ノンリコースローンが一般的です。もし、カリフォルニア州で住宅ローンを借り、返済が滞って家を差し押さえられた場合、原則として残債の支払い義務はありません。しかし、ローン契約によっては、例外的に残債が発生する場合もありますので、注意が必要です。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

住宅ローンの借り入れを検討している場合: 不動産専門の弁護士や、住宅ローンアドバイザーに相談し、ローンの種類や契約内容についてアドバイスを受けましょう。特に、海外での住宅ローンは、日本のものとは異なる点が多いので、専門家のサポートが不可欠です。

住宅ローンの返済が難しくなった場合: 金融機関との交渉や、債務整理など、様々な選択肢があります。弁護士や、住宅ローンに関する専門家(住宅ローンコンサルタントなど)に相談し、最適な解決策を見つけましょう。

競売の手続きが始まった場合: 競売は、法的な手続きが複雑です。弁護士に相談し、自分の権利を守るためのアドバイスを受けましょう。

まとめ

今回の重要ポイントをまとめます。

・アメリカの住宅ローンは、リコースローンとノンリコースローンがあり、残債の支払い義務は、ローンの種類と州法によって異なります。

・ノンリコースローンが適用される場合は、家を失うだけで、原則として残債の支払い義務はありません。

・住宅ローンを借りる前に、弁護士や専門家に相談し、自分が住む予定の州の法律を確認しましょう。

・返済が難しくなった場合は、専門家に相談し、適切な対応策を検討しましょう。

アメリカの住宅ローンは、日本の住宅ローンとは異なる点が多く、複雑です。しっかりと情報を収集し、専門家の助けを借りながら、慎重に進めていくことが大切です。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop