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セール・アンド・リースバック取引をわかりやすく解説!売却価額でのリース資産計上についても

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セール・アンド・リースバック取引は、企業が所有する資産(土地、建物、設備など)を売却し、同時にその資産をリース(賃借)する取引です。簡単に言うと、「売って、借りる」という形になります。
この取引の目的は多岐にわたります。例えば、
この取引は、企業にとって様々なメリットがある一方で、注意すべき点も存在します。それは、賃料の支払いが発生すること、そして、リース期間が終了した際に資産を買い戻す必要がある場合があることです。
セール・アンド・リースバック取引は、以下のステップで進行します。
この取引のポイントは、資産を売却しても、企業が引き続きその資産を使用できる点です。これは、資金調達をしながら、事業に必要な資産を確保できるという大きなメリットをもたらします。
この質問に対する答えは、会計基準によって定められています。セール・アンド・リースバック取引は、会計上、非常に複雑な取り扱いがされる場合があります。特に、リース契約の種類によって、会計処理が異なります。
今回の質問にある「売却価額でリース資産とする」という点について、詳しく見ていきましょう。これは、リース契約が「ファイナンス・リース取引」に該当する場合に適用される会計処理です。ファイナンス・リース取引とは、実質的に資産の所有権がリース会社に移転するようなリース契約を指します。具体的には、リース期間終了時に資産を格安で買い取れるオプションが付いている場合などが該当します。
ファイナンス・リース取引の場合、会計上は、
この会計処理を行うことで、実質的に資産を「購入」した場合と同様に、会計上の処理を行います。つまり、資産の所有権はリース会社に一時的に移転しますが、企業は引き続きその資産を使用し、最終的には買い取る可能性があるため、会計上は「資産を持っている」とみなされるのです。
なぜこのような会計処理をするのかというと、財務諸表(企業の成績表のようなもの)を正しく表示するためです。もし、ファイナンス・リース取引を通常の賃貸借契約のように処理してしまうと、企業の実際の財務状況が正しく反映されません。例えば、多額の設備投資を行ったにもかかわらず、それが財務諸表に現れないという事態が発生してしまいます。このような事態を防ぐために、ファイナンス・リース取引は、資産を購入した場合と同様の会計処理を行うことになっているのです。
セール・アンド・リースバック取引は、会計だけでなく、税金や法律、契約上の注意点も考慮する必要があります。
税金:
法律:
契約上の注意点:
これらの税金や法律、契約上の注意点については、専門家(税理士、弁護士、不動産鑑定士など)に相談することをお勧めします。
セール・アンド・リースバック取引は、企業の財務状況を改善する手段として用いられることがあります。特に、オフバランス化という効果が注目されます。オフバランス化とは、企業の負債を減らし、資産を減らすことで、財務諸表の見栄えを良くする効果のことです。
しかし、オフバランス化は、あくまで会計上の効果であり、企業の実際の財務状況が改善されるわけではありません。また、オフバランス化を目的とした取引は、税務上のリスクや、金融機関からの評価に影響を与える可能性もあります。
さらに、会計基準は変更される可能性があります。会計基準の変更によって、オフバランス化の効果が薄れることもあります。そのため、セール・アンド・リースバック取引を行う際には、会計基準の動向にも注意を払う必要があります。
セール・アンド・リースバック取引を成功させるためには、以下の点に注意することが重要です。
これらのポイントを踏まえ、慎重に取引を進めることが、セール・アンド・リースバック取引を成功させるための鍵となります。
セール・アンド・リースバック取引を行う際には、専門家への相談が不可欠です。特に、以下のような場合には、必ず専門家に相談しましょう。
専門家は、それぞれの専門分野において、豊富な知識と経験を持っています。専門家に相談することで、リスクを回避し、最適な取引条件で契約を進めることができます。
今回の解説の重要ポイントをまとめます。
セール・アンド・リースバック取引は、企業にとって有効な資金調達手段の一つです。しかし、複雑な取引であり、様々なリスクが伴います。今回の解説を参考に、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に進めていくことが重要です。
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