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ドライブレコーダー映像は事故の証拠になる?肖像権侵害の可能性も解説

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ドライブレコーダー(以下、ドラレコ)は、自動車の運転状況を記録する装置です。事故が発生した場合、その状況を客観的に記録できるため、証拠として非常に有効な場合があります。しかし、その証拠としての有効性は、いくつかの要素によって左右されます。
まず、ドラレコの記録内容には、主に以下のものがあります。
これらの情報が、事故の状況を多角的に示す証拠となり得るのです。
ただし、証拠として認められるためには、記録された映像が改ざんされていないこと、記録された情報が正確であることが重要です。また、記録方法や記録媒体の状態も、証拠としての信頼性に影響を与える可能性があります。
ドラレコの映像は、事故の証拠として有効となり得ます。事故の状況を客観的に記録し、過失割合を決定する上で重要な役割を果たすことが多いです。しかし、無断で撮影していることによる肖像権侵害のリスクも考慮する必要があります。
肖像権(しょうぞうけん)とは、自分の顔や姿をみだりに撮影されたり、公開されたりしない権利のことです。原則として、本人の承諾なしに撮影することは、肖像権を侵害する可能性があります。ただし、公共の場所での撮影や、事故などの緊急を要する状況では、肖像権の侵害が制限される場合があります。
ドラレコの場合、公道での撮影が一般的であり、事故発生時の記録は、正当な理由があるとして、肖像権侵害が認められないケースも少なくありません。しかし、プライベートな場所や、個人の特定が容易な状況での撮影は、肖像権侵害のリスクが高まります。
ドラレコの証拠能力に関連する法律としては、主に以下のものが挙げられます。
また、これらの法律だけでなく、判例(過去の裁判所の判決)も重要です。過去の判例から、ドラレコの映像の証拠能力や、肖像権侵害の判断基準が示されています。
ドラレコの証拠能力について、よくある誤解を整理します。
誤解1: ドラレコの映像は、必ず証拠として認められる。
正解: 映像の改ざんの有無、記録の正確性、記録状況などによって、証拠としての信頼性が左右されます。また、状況によっては、証拠能力が否定されることもあります。
誤解2: 無断撮影は、必ず肖像権侵害にあたる。
正解: 公共の場所での撮影や、事故などの緊急を要する状況では、肖像権侵害が制限される場合があります。ただし、プライベートな場所や、個人の特定が容易な状況での撮影は、肖像権侵害のリスクが高まります。
誤解3: ドライブレコーダーの映像は、警察に提出すれば、必ず事故の解決に役立つ。
正解: 警察は、ドラレコの映像を含む様々な証拠を総合的に判断して、事故の状況を判断します。映像の内容によっては、事故の解決に繋がらない場合や、逆に不利になる場合もあります。
ドラレコを有効活用するための、実務的なアドバイスと具体例をいくつか紹介します。
具体例:
交差点での事故を想定します。ドラレコの映像には、信号の色、車両の速度、事故の瞬間が記録されています。この映像を証拠として提出することで、信号無視や速度超過などの過失を証明し、事故の責任を明確にすることができます。
一方、別のケースとして、駐車場での接触事故を考えます。ドラレコの映像に、相手の車のナンバープレートや、運転手の顔が鮮明に映っている場合、肖像権侵害のリスクが高まります。このような場合は、弁護士に相談し、適切な対応を検討する必要があります。
以下のようなケースでは、専門家(弁護士など)に相談することをお勧めします。
弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守るために、様々なサポートをしてくれます。具体的には、証拠の収集、相手との交渉、裁判の手続きなど、様々な場面で力になってくれます。
今回のテーマである「ドライブレコーダーの証拠能力と肖像権」について、重要なポイントをまとめます。
ドライブレコーダーは、事故の証拠として非常に有効なツールですが、肖像権の問題も考慮し、適切に利用することが重要です。万が一の事故に備え、正しい知識と対応を身につけておきましょう。
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