• Q&A
  • バツイチ同士の再婚と公正証書遺言:スムーズな相続対策と司法書士選びのポイント

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

バツイチ同士の再婚と公正証書遺言:スムーズな相続対策と司法書士選びのポイント

はじめまして。バツイチ同士で再婚しました。お互い成年の子どもがいますが、子ども同士は面識がありません。将来、財産分与で揉めないように、夫が先に公正証書遺言を作成しました。私の名義の不動産があり、司法書士から、夫が先に亡くなれば問題ないが、私が先に亡くなると、その不動産は夫のものになり、さらに夫が亡くなると夫の娘が相続することになると言われました。夫は、私にも会ったことのない娘に相続させるのは気が進まないので、遺言を書き換える必要があると言っています。

その後、私も公正証書遺言を作成するため、同じ司法書士を訪ねました。すると、法律の規定があり、私が先に亡くなると夫の持ち家になるが、夫が亡くなるとその家は私の子供たちに相続できると言われました。そこで、夫の公正証書遺言に書き加えることになり、公正役場への手数料として4万円ほど支払うことになりました。司法書士の手数料は無料とのことでした。

しかし、この司法書士は仕事が非常に遅く、半年待たされても言い訳ばかりです。夫の公正証書遺言の作成には17万円かかり、私の作成にも半年以上かかると言われています。待たされすぎていると感じ、最初からそう言ってくれれば4万円もかからなかったのに、と夫は怒っています。再婚同士の公正証書遺言作成について、詳しい方にご相談に乗っていただけたら幸いです。

公正証書遺言作成に要した時間と費用に問題あり。別の司法書士への相談を検討すべき。

再婚における相続と公正証書遺言の基礎知識

相続(そうぞく)とは、人が亡くなった際に、その人の財産が相続人に引き継がれることです。 再婚の場合、前婚の子ども(連れ子)と、再婚相手との間で相続が発生する可能性があり、複雑になります。公正証書遺言(こうせいしょうしょゆいごん)は、公証役場で作成される遺言書で、法的効力が強く、紛争を防ぎやすいのが特徴です。 遺言書がない場合、法定相続(ほうていそうぞく)に基づいて相続が行われます。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様のケースでは、ご自身の不動産の相続先を明確にするために、公正証書遺言の作成が重要です。 司法書士のアドバイス通り、ご自身が先に亡くなった場合、不動産がご主人に相続され、その後ご主人の娘に相続される可能性があります。これを避けるには、遺言で不動産の相続人を明確に指定する必要があります。 ご主人の遺言に追記する形で、ご自身の希望通りに相続先を指定する事が可能です。しかし、司法書士の対応には問題があり、別の専門家への相談も検討すべきです。

関係する法律や制度

民法(みんぽう)が相続に関する基本的なルールを定めています。特に、遺言に関する規定(第966条~第1006条)が重要です。 また、公正証書遺言は、公証人法(こうしょうにんほう)に基づいて作成されます。

誤解されがちなポイントの整理

公正証書遺言は、作成に時間がかかると誤解されがちですが、必ずしも半年もかかるものではありません。司法書士の対応に問題があった可能性が高いです。また、公正役場への手数料は、遺言の内容や手続きによって異なり、必ずしも4万円かかるわけではありません。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

複数の司法書士に相談し、見積もりを取ることが重要です。 また、遺言の内容を具体的に検討する際には、弁護士や税理士などの専門家のアドバイスを受けることも有効です。 例えば、不動産の相続だけでなく、預金やその他の財産の相続についても、明確に記載する必要があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースのように、司法書士の対応に不満がある場合、または遺言の内容に複雑な点がある場合は、弁護士や他の司法書士に相談することをお勧めします。 専門家の客観的な視点から、より適切なアドバイスを受けられるからです。 また、相続税(そうぞくぜい)の計算なども含め、税理士への相談も検討しましょう。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 再婚における相続は複雑なので、公正証書遺言の作成が重要です。
* 司法書士の対応に問題を感じたら、別の専門家への相談を検討しましょう。
* 遺言の内容は、専門家と相談して、明確に記載することが大切です。
* 時間と費用を比較検討し、複数の司法書士に見積もりを依頼しましょう。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop