マイナンバーとカードの種類について知っておこう
マイナンバー制度は、国民一人ひとりに12桁の番号を割り振り、行政手続きを効率化するための制度です。この番号は、社会保障、税、災害対策の分野で利用されます。マイナンバーを証明する主なものが「個人番号カード」と「通知カード」です。
個人番号カードは、顔写真付きのICカードで、マイナンバーの証明と、様々な行政サービスに利用できます。身分証明書としても利用できるため、非常に便利です。
一方、通知カードは、マイナンバーが記載された紙製のカードで、2020年5月25日に廃止されました。現在は、マイナンバーの通知のみを目的としており、身分証明書としては利用できません。通知カードに記載されている氏名、住所などに変更があった場合は、マイナンバーが記載された「マイナンバー入りの住民票」などでマイナンバーを証明する必要があります。
今回の質問では、会社から「個人番号カード」または「通知カード」のコピーを提出するように言われたとのことですが、どちらのカードも、マイナンバーを証明するために使われます。
コンビニコピーでの情報漏洩リスクについて
コンビニのコピー機で書類をコピーする際、情報漏洩のリスクを心配されるのは当然のことです。特に、マイナンバーのような重要な個人情報を含む書類の場合は、慎重になる必要があります。
一般的に、コンビニのコピー機でコピーした情報が完全に残らないように、メーカー側で様々な対策が取られています。例えば、コピー機内部のハードディスクにデータが残らないように、コピー後に自動的にデータを消去する機能が搭載されていることが多いです。また、コピー機から情報が外部に流出しないように、セキュリティ対策も施されています。
しかし、100%安全とは言い切れません。コピー機の故障や、操作ミス、または不正アクセスなど、様々な要因で情報が漏洩する可能性はゼロではありません。特に、古い機種のコピー機や、メンテナンスが不十分なコピー機では、リスクが高まる可能性があります。
今回のケースへの直接的な回答
今回のケースでは、コンビニのコピー機で「個人番号カード」または「通知カード」のコピーを取ることに、ある程度の情報漏洩リスクは伴います。しかし、適切な注意を払うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
まず、コピー機を使用する際は、周囲に人がいないことを確認し、コピーが終わったらすぐにコピー機から書類を回収しましょう。また、コピーした書類は、会社に提出する前に、自分の目で確認し、不要な情報が写っていないか確認してください。
もし、情報漏洩が心配な場合は、会社に相談し、他の提出方法がないか確認してみるのも良いでしょう。例えば、マイナンバーを記載しない、別の書類で本人確認をするなどの方法があるかもしれません。
マイナンバーに関する関連法規について
マイナンバーを取り扱う際には、「マイナンバー法」(正式名称:行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)という法律が適用されます。この法律は、マイナンバーの利用範囲や、情報漏洩を防ぐための対策などを定めています。
マイナンバー法では、マイナンバーを不正に利用したり、漏洩したりした場合に、罰則が科せられる場合があります。企業は、従業員のマイナンバーを適切に管理し、情報漏洩を防ぐための対策を講じる義務があります。
また、個人情報保護法(正式名称:個人情報の保護に関する法律)も、マイナンバーの取り扱いに関係します。個人情報保護法は、個人情報の適正な取り扱いを定めており、マイナンバーも個人情報の一部として扱われます。企業は、個人情報保護法の規定に従い、マイナンバーを適切に管理する必要があります。
情報漏洩を防ぐための具体的な対策
マイナンバーカードや通知カードのコピーを取る際に、情報漏洩を防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
- コピー機の選択:できるだけ新しい機種のコピー機を選びましょう。最新の機種は、セキュリティ対策が強化されている可能性が高いです。
- コピー機の操作:コピー機を使用する際は、操作ミスがないように注意しましょう。特に、両面コピーや複数枚のコピーをする場合は、間違いがないか確認しましょう。
- コピー後の確認:コピーが終わったら、すぐにコピー機から書類を回収し、自分の目でコピー内容を確認しましょう。不要な情報が写っていないか、または、文字がかすれていないかなどを確認します。
- 書類の保管:コピーした書類は、会社に提出するまで、安全な場所に保管しましょう。第三者に見られないように、鍵のかかる場所に保管するのが理想的です。
- 提出方法の確認:会社に提出する際は、封筒に入れるなど、情報が漏洩しないように配慮しましょう。郵送する場合は、特定記録郵便や簡易書留など、追跡可能な方法で送付することをお勧めします。
- 会社への相談:情報漏洩が心配な場合は、会社に相談し、他の提出方法がないか確認してみましょう。例えば、マイナンバーを記載しない、別の書類で本人確認をするなどの方法があるかもしれません。
実務的なアドバイスと具体例
実際に、マイナンバーカードや通知カードのコピーを取る際に、役立つアドバイスをいくつかご紹介します。
- マスキング(黒塗り):コピーを取る前に、マイナンバーの部分をマスキングテープや修正テープで隠すという方法があります。こうすることで、万が一情報が漏洩した場合でも、マイナンバーが特定されるリスクを減らすことができます。ただし、会社によっては、マイナンバーが記載された状態での提出を求めている場合もあるため、事前に確認が必要です。
- アプリの活用:スマートフォンアプリの中には、書類をスキャンしてPDFファイルに変換し、安全に保存できるものがあります。これらのアプリを利用すれば、コンビニのコピー機を利用するよりも、情報漏洩のリスクを減らすことができます。
- 会社への確認:会社に、マイナンバーカードや通知カードのコピーではなく、マイナンバーが記載された「マイナンバー入りの住民票」の提出を認めてもらえるか相談してみるのも良いでしょう。「マイナンバー入りの住民票」であれば、コピー機を使用する必要がなく、情報漏洩のリスクを避けることができます。
これらの方法を組み合わせることで、情報漏洩のリスクをさらに低減することができます。
専門家に相談すべき場合とその理由
もし、マイナンバーに関する情報漏洩について、不安が強く、どうしても解決できない場合は、専門家に相談することをお勧めします。相談できる専門家としては、以下の様な人が挙げられます。
- 弁護士:個人情報保護やマイナンバーに関する法的知識を持っています。情報漏洩が発生した場合の対応や、法的措置について相談できます。
- 行政書士:会社におけるマイナンバーの取り扱いに関する相談に乗ってくれます。
- 個人情報保護コンサルタント:個人情報保護に関する専門家です。情報漏洩のリスク評価や、対策についてアドバイスを受けることができます。
専門家に相談することで、個別の状況に応じた適切なアドバイスを受けることができ、不安を解消することができます。
まとめ:今回の重要ポイントのおさらい
今回の質問の重要ポイントをまとめます。
- コンビニのコピー機で「個人番号カード」または「通知カード」のコピーを取る場合、情報漏洩のリスクはゼロではありません。
- しかし、適切な注意を払うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
- コピー機の選択、操作、コピー後の確認、書類の保管、提出方法の確認など、様々な対策を講じましょう。
- 情報漏洩が心配な場合は、会社に相談し、他の提出方法がないか確認しましょう。
- どうしても不安が解消されない場合は、専門家に相談しましょう。
マイナンバーは重要な個人情報ですので、適切な取り扱いを心がけ、情報漏洩のリスクを最小限に抑えるように努めましょう。

