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マイホームの名義はどっち?夫婦別名義と共有名義のメリット・デメリット徹底解説!

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主人名義と共有名義では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?税金面などにも影響があるのか、不安です。それぞれのメリット・デメリットを詳しく知りたいです。
不動産(土地や建物)の名義には、大きく分けて「単独名義」と「共有名義」があります。
単独名義とは、一人の名義で所有権が確定している状態です。今回のケースでは、ご主人単独名義となります。一方、共有名義とは、複数人で所有権を共有する状態です。ご主人と奥様で共有名義にする場合、所有権の割合(持分)を定める必要があります。例えば、2分の1ずつ共有するなどです。
ご主人単独名義の場合、ご主人が不動産の所有者となります。所有権はご主人にのみ帰属し、売買や抵当権設定(抵当権とは、借金を担保するために不動産を担保として差し出す権利のことです。)などの手続きもご主人一人でできます。
ただし、奥様は法律上、この不動産に対して一切の権利を持ちません。 将来、離婚や相続が発生した場合に、問題が生じる可能性があります。
共有名義の場合、ご主人と奥様で所有権を共有します。所有権の割合は、契約で自由に決められますが、通常は2分の1ずつが一般的です。売買や抵当権設定などの手続きには、双方の同意が必要となります。
共有持分は、相続や離婚の際に、それぞれの持分に応じて分割されます。
不動産取得税や固定資産税は、所有者の名義にかかわらず、不動産の評価額に基づいて課税されます。そのため、名義が単独か共有かによって税額が大きく変わることはありません。
ただし、相続税は所有者の名義によって大きく影響を受けます。単独名義の場合、ご主人が亡くなった際に、ご主人名義の不動産が相続財産となります。共有名義の場合、ご主人の持分だけが相続財産となります。
不動産の名義と家計管理は、直接的な関係はありません。名義がご主人単独であっても、奥様が家計を管理し、住宅ローンの返済に貢献していることは、法律上は問題ありません。しかし、将来のトラブルを避けるため、家計管理の方法や役割分担は、夫婦間で明確にしておくことが重要です。
不動産の名義は、将来の相続や離婚などを考慮して慎重に決定する必要があります。
ご自身の状況や将来設計を踏まえ、不動産会社や税理士などの専門家と相談して、最適な名義を選択することをおすすめします。
不動産の名義は、単独名義と共有名義それぞれにメリット・デメリットがあります。税金や相続、離婚など、将来的なリスクも考慮し、ご自身の状況に最適な選択をすることが大切です。迷う場合は、不動産会社や税理士、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。彼らは、それぞれの専門知識に基づいて、最適なアドバイスをしてくれるでしょう。 特に、複雑な状況や高額な不動産の場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。
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