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マンションが倒壊したら、あなたの所有権はどうなる?「敷地権」という消えない資産と、その後の選択肢

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おすすめ3社をチェックもし地震や老朽化で、住んでいるマンションが全壊・倒壊してしまった場合、私の部屋の所有権(区分所有権)はどうなってしまうのでしょうか?建物がなくなると、権利も全て失ってしまうのか不安です。
結論から言うと、ご安心ください。たとえ建物が物理的に消滅しても、あなたの所有権が全てなくなるわけではありません。
お部屋の所有権(区分所有権)は失われますが、その土地の所有権である「敷地権」は、共有持分としてあなたの手元に残り続けます。 これが、あなたの最も重要な資産となります。この記事では、なぜ建物がなくなっても土地の権利は残るのか、その法的な仕組みと、マンションが倒壊した後にあなたが取れる、具体的な3つの選択肢について詳しく解説します。
まず、あなたがマンションを購入した際に得た権利は、大きく分けて2つのパーツから成り立っていることを理解することが重要です。
マンションの所有権とは、この「建物のお部屋」と「土地の持分」が、法的に一体化されたパッケージ商品なのです。
ここが最も重要なポイントです。地震などで建物が物理的に倒壊・消滅(法律用語で滅失と言います)した場合、その対象物である「お部屋」が存在しなくなるため、区分所有権は消滅します。
しかし、土地は消えてなくなりません。したがって、土地の共有持分であるあなたの「敷地権」は、そのままあなたの権利として残り続けます。
つまり、マンションが倒壊した後、あなたは、他の全所有者と共に、更地になった土地の共有者の一人として、その土地の権利を持ち続けることになるのです。
建物がなくなり、土地の共有者となったあなたは、他の共有者たちと共に、その土地を今後どうするか、という重大な決断を迫られます。選択肢は、主に以下の3つです。
最もシンプルな解決策です。共有者全員で更地となった土地を第三者に売却し、その売却代金を、各自が持っていた敷地権の割合に応じて分配します。例えば、敷地権の割合が10万分の500だった人は、売却代金の10万分の500を受け取ることができます。
【課題】共有者全員(数十~数百人になることも)の意見をまとめ、売却に同意してもらうことは、非常に困難を極めます。
共有者たちの合意に基づき、新しいマンションを建て直す選択肢です。これには、区分所有法で定められた、議決権の5分の4以上という、極めて厳しい賛成多数の決議(建替え決議)が必要です。
【課題】建て替えには、莫大な費用と長い時間がかかります。住民の高齢化や経済状況の違いから、この決議をまとめるのは、売却以上に困難な道のりとなります。
他の共有者との話し合いがまとまらず、土地の売却も建て替えも進まない…という、最悪の膠着状態に陥った場合の、個人として取れる最終手段です。あなたは、他の共有者の同意がなくても、ご自身が持つ土地の共有持分(敷地権)だけを、第三者に売却することができます。
これにより、あなたは他の共有者との複雑な関係から抜け出し、ご自身の資産を現金化して、新しい生活の再建に充てることができるのです。
最後に、今回のポイントを整理します。
マンション倒壊という事態は、考えたくない最悪のシナリオです。しかし、万が一の際に、ご自身の資産の根幹である「敷地権」が決して消えることはない、と知っておくだけで、少しは安心に繋がるのではないでしょうか。
そして、このことは、平時における不動産所有のリスク管理の重要性も教えてくれます。マンションという共有不動産を所有することは、常に他の共有者との共同での意思決定が求められるということです。もし、あなたが現在所有している不動産の共有関係や、将来の相続について少しでもご不安があれば、問題が複雑化する前に、専門家に相談することをお勧めします。
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