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マンションの共有部分と共有物:宅建試験で悩む「共有」の徹底解説!

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「共有物」と「共有部分」の違いが分かりません。テキストに書いてある「持分価格の過半数」や「全員の同意」といった記述も、何が何を指しているのかよく理解できません。 同じことを言っているのか、それとも違う概念なのか知りたいです!
まず、重要なのは「共有」という概念を理解することです。「共有」とは、複数の者が一つの物を所有することです。例えば、兄弟で土地を共同で所有している場合、その土地は「共有物」となります。
一方、「共有部分」は、建物における「区分所有建物」(*区分所有法に基づき、建物を区分して所有する形態*)において、個々の区分所有者(*各部屋の所有者*)が共有する部分のことです。具体的には、廊下、階段、エレベーター、敷地など、個々の区分所有者だけでは管理・使用ができない部分です。
簡単に言うと、「共有物」は複数の所有者がいる「もの」全体を指し、「共有部分」は建物の「一部」を指します。 どちらも複数の所有者が共同で所有するという意味では共通しますが、対象となるものが異なります。
質問者さんのテキストの記述の違いは、対象が「共有物」と「共有部分」で異なるためです。
* **共有物:** 複数の所有者が所有する「もの」全体に関する行為は、その性質によって必要な同意の割合が異なります。 例えば、共有物の売却などの処分行為は、原則として全所有者の同意が必要です。一方、修繕などの管理行為は、持分価格の過半数の同意で可能となる場合が多いです。
* **共有部分:** 区分所有建物における共有部分の管理や変更には、区分所有法が規定するルールが適用されます。管理行為については、区分所有者の過半数(持分価格で)の同意で決定できます。しかし、共有部分の重要な変更(例えば、大規模修繕など)には、区分所有者の4分の3以上の同意が必要となる場合があります。
共有物に関するルールは、民法(特に第247条以降)に規定されています。共有部分に関するルールは、区分所有法に規定されています。これらの法律は、共有物の管理や処分に関する手続き、同意に必要な割合などを定めています。
「共有物」と「共有部分」を混同しやすい点が、大きな誤解のポイントです。 「共有部分」は「共有物」の一種ではありますが、区分所有という特殊な状況下で存在するものです。 それぞれの法律やルールが異なるため、注意が必要です。
例えば、マンションの共有部分である廊下をリフォームする場合、区分所有者の過半数の同意が必要になります。しかし、そのリフォームが建物の構造に大きな変更を加えるようなものであれば、4分の3以上の同意が必要になる可能性があります。 共有物の例として、共同で所有する土地の一部を売却する場合、全所有者の同意が必要です。
共有物や共有部分に関するトラブルは、法律の知識がなければ解決が難しい場合があります。 所有者間で意見が対立したり、複雑な手続きが必要な場合などは、弁護士や不動産専門家などに相談することをお勧めします。
「共有物」は複数の所有者が所有する「もの」全体を指し、「共有部分」は区分所有建物において、個々の区分所有者が共有する「部分」を指します。 両者は異なる概念であり、それぞれの管理・処分には異なるルールが適用されます。 テキストの違いは、この違いを反映したものです。 不明な点があれば、専門家に相談しましょう。
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