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マンションの専有面積、その測り方と法律上の扱いについて徹底解説!

【背景】
マンションを購入しようと考えています。物件のパンフレットに「専有面積〇〇㎡」と記載されているのですが、この専有面積がどのように測られているのかが分からず、不安です。正確な面積を知りたいと思っています。

【悩み】
専有面積の測り方、そしてその面積に含まれるもの、含まれないものが知りたいです。また、法律で定められた基準などがあれば教えてください。

専有面積は、壁芯で計測します。バルコニーは原則、面積に含まれません。

1. 専有面積の基礎知識:マンションにおける面積の定義

マンションの専有面積とは、あなた個人が自由に使える面積のことです。 具体的には、部屋の内部だけでなく、ベランダやバルコニー(ただし、後述するように条件付き)なども含まれる場合があります。 しかし、共用部分(廊下やエレベーターなど、マンションの住人全員が共有する部分)は含まれません。

2. 専有面積の測り方:壁芯法と基準

専有面積の計測方法は、主に「壁芯法」で行われます。これは、部屋と部屋の間の壁の中心線(壁芯)を基準にして面積を測る方法です。 つまり、壁の厚さはあなたの専有面積には含まれません。 マンションの建築基準法(建築物の構造、設備、用途などを定めた法律)にも基づいて、厳格に計測されます。

3. 今回のケースへの直接的な回答:壁芯法による計測とバルコニーの扱い

質問者さんの疑問である「専有面積の測り方」についてですが、前述の通り、壁芯法を用いて計測されます。 バルコニーについては、原則として専有面積に含まれません。ただし、建築基準法やマンションの分譲契約書によって、バルコニー面積の一部または全部が専有面積に含まれる場合もあります。契約書をよく確認することが重要です。

4. 関係する法律や制度:建築基準法とマンションの分譲契約

専有面積の計測には、建築基準法が深く関わっています。 この法律は、建物の構造や安全性を確保するためのルールを定めており、専有面積の算出方法もその範囲内で行われます。 さらに、マンションの分譲契約書にも、専有面積の定義や計測方法が記載されています。 契約書は、面積に関する紛争を避けるためにも、必ず確認しましょう。

5. 誤解されがちなポイント:専有面積と使用できる面積の違い

専有面積は、あくまでも壁芯で測った面積です。 実際にあなたが自由に使える面積は、壁や柱、設備機器などを差し引いた面積になります。 パンフレットなどに記載されている専有面積は、必ずしも自由に使える面積と一致するとは限りません。 そのため、間取り図をよく確認し、実際に使える面積を把握することが大切です。

6. 実務的なアドバイスや具体例:契約書と図面を丁寧に確認する

マンションを購入する際には、分譲契約書と間取り図を丁寧に確認しましょう。 専有面積の算出方法、バルコニーの扱い、そして実際に使える面積などが明確に記載されているはずです。 不明な点があれば、不動産会社や販売会社に質問し、納得いくまで説明を受けることが重要です。 必要であれば、専門家(弁護士や不動産鑑定士)に相談することも検討しましょう。

7. まとめ:専有面積は壁芯で計測、契約書を確認することが重要

専有面積は壁芯法で計測され、バルコニーの扱いは契約書によって異なります。 正確な面積を把握するために、分譲契約書と間取り図を丁寧に確認し、不明な点は専門家に相談しましょう。 契約前にしっかりと確認することで、後々のトラブルを回避できます。 マンション購入は大きな買い物です。 時間をかけて、慎重に進めていきましょう。

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