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マンション任意売却後の残債、JCSからの全額請求。交渉は可能?

【背景】

  • 去年夏にマンションを任意売却した。
  • 売却後、約700万円の残債(ローンが残っている状態)が残った。
  • 今月、JCSという会社から残債の一括返済を求める請求書が届いた。
  • 現在の生活は厳しく、貯蓄も財産もない状況。

【悩み】

  • JCSに対して、自分で直接支払い方法の交渉をしても良いのか悩んでいる。
  • 一括返済は不可能なので、分割払いや減額交渉の余地があるのか知りたい。
交渉は可能です。ご自身の状況を正直に伝え、分割払いや減額の可能性を探りましょう。専門家への相談も検討を。

残債問題とは?基本を理解しよう

マンションを売却しても、住宅ローン(残債)が残ってしまうことがあります。これを「残債」と言います。今回のケースでは、任意売却(ローンの返済が難しくなった場合に、債権者(お金を貸した人)の合意を得て、通常の売却よりも有利に進める売却方法)を行ったものの、売却代金だけではローンの全額を返済できず、約700万円が残ってしまったという状況です。

この残債は、本来であれば返済する義務があります。しかし、経済的な状況によっては、一括で支払うことが難しい場合も少なくありません。そこで、債権者との交渉が必要になるのです。

JCSからの請求、どう対応する?

今回のケースでは、JCSという会社から一括返済の請求が来ています。JCSは、債権回収を専門とする会社である可能性が高いです。多くの場合、住宅ローンの債権を金融機関から買い取って、債務者(お金を借りた人)に返済を求める業務を行っています。

まず、落ち着いて請求書の内容を確認しましょう。請求金額、請求の内訳、連絡先などが記載されているはずです。次に、ご自身の状況を整理します。収入、支出、貯蓄、財産の有無などを把握し、毎月の返済に充てられる金額を具体的に算出します。

その上で、JCSに電話をして、現状を正直に伝えましょう。一括返済が難しいこと、分割払いを希望することなどを伝えます。交渉の際には、以下の点を意識すると良いでしょう。

  • 誠実な態度: 嘘をついたり、ごまかしたりせず、正直に話しましょう。
  • 具体的な提案: 毎月いくらなら支払えるのか、具体的な金額を提示しましょう。
  • 資料の準備: 収入を証明する資料(給与明細など)、支出を証明する資料(家計簿など)を準備しておくと、交渉を有利に進められます。

関係する法律と制度

残債問題に関連する主な法律や制度として、以下が挙げられます。

  • 民法: 債務者が負う返済義務について規定しています。
  • 債権回収に関する法規制: 債権回収会社(サービサー)の業務について、法律で定められています。
  • 特定調停: 裁判所を通して、債権者との間で返済計画を立てる手続きです。
  • 自己破産: 借金の返済が不可能になった場合に、裁判所に申し立てる手続きです。

今回のケースでは、まずはJCSとの交渉が重要です。しかし、交渉がうまくいかない場合や、ご自身の状況が改善しない場合は、専門家(弁護士など)に相談し、法的手段を検討することも視野に入れる必要があります。

誤解しやすいポイント

残債問題について、誤解されやすいポイントを整理します。

  • 「払わなくても良い」という誤解: 残債は返済義務があります。放置すると、法的措置(給与の差し押さえなど)が取られる可能性があります。
  • 「分割払いは絶対にできない」という誤解: 債権者は、少しでも回収したいと考えています。分割払いや減額交渉に応じてくれる可能性は十分にあります。
  • 「弁護士に相談すると、すぐに自己破産になる」という誤解: 弁護士は、自己破産以外の解決策も提案してくれます。状況に応じて、最適な解決策を一緒に考えてくれます。

これらの誤解を解き、正しい知識を持つことが、問題解決への第一歩です。

実務的なアドバイスと具体例

JCSとの交渉を成功させるための、実務的なアドバイスをいくつかご紹介します。

  • 記録を残す: 交渉の記録(日時、担当者、話した内容など)を詳細に残しておきましょう。後々、トラブルになった場合に役立ちます。
  • 専門用語を理解する: 交渉の際に、専門用語(例:和解、債務承認など)が出てくることがあります。事前に意味を調べておくと、スムーズに話を進められます。
  • 感情的にならない: 焦りや不安から、感情的になってしまうこともあるかもしれません。冷静さを保ち、論理的に話すように心がけましょう。
  • 減額交渉も試みる: 債権者は、少しでも多く回収したいと考えています。分割払いの交渉と同時に、減額交渉も試してみましょう。

具体例:

例えば、毎月の収入が20万円で、生活費が18万円の場合、毎月2万円を返済に充てられると仮定します。この場合、「毎月2万円の分割払いを希望します。また、利息の減額も検討していただきたい」といった形で交渉を進めることができます。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(弁護士、司法書士など)に相談することをおすすめします。

  • 交渉がうまくいかない場合: 債権者との交渉が難航している場合は、専門家の力を借りることで、より有利な条件を引き出せる可能性があります。
  • 法的措置を検討する必要がある場合: 債権者から訴訟を起こされた場合や、差し押さえなどの法的措置が取られる可能性がある場合は、専門家に相談し、適切な対応策を講じる必要があります。
  • 自己破産を検討する必要がある場合: 借金の返済がどうしても不可能な場合は、自己破産という選択肢もあります。専門家は、自己破産の手続きをサポートしてくれます。
  • 精神的に辛い場合: 借金問題は、精神的な負担が大きいものです。一人で抱え込まず、専門家に相談することで、心の負担を軽減することができます。

専門家は、法律の専門知識だけでなく、交渉術や問題解決のノウハウも持っています。状況に応じて、最適な解決策を提案してくれます。

まとめ|今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、マンションの任意売却後に残った残債について、JCSからの全額一括返済の請求に対して、どのように対応すれば良いかという点がポイントでした。

重要ポイントをまとめます。

  • まずは、JCSに連絡し、現状を正直に伝える。 一括返済が難しいこと、分割払いを希望することなどを伝え、交渉の意思を示すことが重要です。
  • ご自身の状況を整理する。 収入、支出、貯蓄、財産の有無などを把握し、返済に充てられる金額を具体的に算出しましょう。
  • 誠実な態度で交渉する。 嘘をついたり、ごまかしたりせず、正直に話すことが大切です。
  • 必要に応じて、専門家(弁護士など)に相談する。 交渉がうまくいかない場合や、法的措置が必要な場合は、専門家の力を借りましょう。

残債問題は、決して一人で抱え込む必要はありません。適切な対応をとることで、解決への道が開けます。焦らず、冷静に、問題解決に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。

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