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マンション共有名義と夫の150万円借り入れ:知っておくべき法律とリスク

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マンションを担保に借り入れが可能なのか、共有名義の場合私に連絡が来るのか、夫が本当に150万円もの高額な借り入れができるのか不安です。夫から何も説明がなく、とても困っています。
不動産担保ローンとは、不動産(マンションなど)を担保に融資を受けることです。銀行や信用金庫などが融資を行います。融資を受けるには、担保となる不動産の価値を評価(査定)し、その価値に見合った金額が融資限度額となります。
共有名義とは、不動産の所有権を複数人で共有することです。例えば、夫と妻がそれぞれ50%ずつ所有権を持つ場合、共有名義となります。
マンションが共有名義である場合、夫が単独でマンションを担保にローンを組むことは、原則としてできません。
銀行などの金融機関は、所有者の全員の同意を得てからでないと、担保として不動産を受け入れることはしません。つまり、あなたの同意なしに夫がローンを組むことは難しいのです。
民法では、共有名義の不動産に関する規定があり、共有者の同意なしに、一方の共有者が単独で処分(担保提供を含む)することは原則として認められていません。夫が勝手にローンを組んで、それが発覚した場合、あなたは法的措置を取ることができます。
夫が「キャッシングやクレジットカードで150万円借りられる」と言っているかもしれませんが、それは必ずしも容易ではありません。信用情報(クレジットヒストリー)や収入状況によっては、借り入れが拒否される可能性があります。サラ金(消費者金融)からの借り入れは、金利が高く、返済が困難になるリスクも高いです。
まずは夫と冷静に話し合い、借り入れの目的や金額、返済計画などを確認することが重要です。もし、夫が借り入れを隠しているようであれば、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。また、ご自身の信用情報(CICやJICCなど)を確認し、夫の借り入れがあなたの信用情報に影響を与えていないかを確認しましょう。
* 夫が借り入れの事実を隠している場合
* 夫の借り入れが生活に大きな影響を与えている場合
* 借り入れの返済に困難が生じている場合
* 夫との話し合いがうまくいかない場合
これらの場合、弁護士や司法書士に相談することで、法的観点からのアドバイスや、夫との交渉、必要であれば法的措置の検討などができます。
共有名義の不動産は、共有者全員の合意がなければ、重要な意思決定(担保提供など)を行うことができません。今回のケースでは、夫の単独行動によるリスクが大きいため、早急な対応が必要です。夫とのコミュニケーションを図り、必要であれば専門家の力を借りることを検討しましょう。 常に、ご自身の財産を守るための適切な情報収集と行動を心がけてください。
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