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マンション売却時の滞納金と共有名義、離婚後の手続きについて

【背景】
・夫が所有するマンションを10年前に購入。
・夫の会社の倒産後、住宅ローン、固定資産税、管理費の支払いが滞る。
・夫は消費者金融からの借金もあり、民事再生法で返済中。
・夫とは別居し、離婚することになった。
・マンションは、夫と妻、妻の母親が共有名義。
・夫が返済と管理費を支払っているが、固定資産税と管理費の滞納が続いている。
・離婚後、妻はマンションを売却したいと考えている(残債あり)。

【悩み】
・妻にも返済義務があるのか知りたい。
・任意売却は可能か知りたい。
・離婚後のマンション売却の手続きについて知りたい。
・賃貸に出す場合の手続きについて知りたい。

共有名義人の場合は、滞納金に関して責任が生じる可能性があり、任意売却も検討できます。離婚後の売却は、名義人全員の合意が必要です。

回答と解説

テーマの基礎知識:マンション所有と滞納に関する基本

マンションを所有することには、様々な権利と義務が伴います。まず、マンションは「区分所有」という形で所有され、各部屋の所有者は、その部屋だけでなく、共用部分(エントランス、廊下、エレベーターなど)についても権利を持つのが一般的です。

マンション所有者が負う主な義務には、以下のものがあります。

  • 住宅ローン返済: マンション購入時にローンを組んだ場合、毎月返済義務が発生します。
  • 固定資産税: 毎年、所有する不動産に対して課税されます。
  • 管理費: マンションの共用部分の維持・管理に必要な費用です。
  • 修繕積立金: 将来的な大規模修繕に備えて積み立てる費用です。

これらの支払いが滞ると、様々な問題が生じます。今回のケースのように、ローン返済が滞れば、最終的にはマンションが競売にかけられる可能性があります。固定資産税や管理費の滞納も、マンションの維持に支障をきたし、他の区分所有者にも迷惑をかけることになります。

今回のケースへの直接的な回答:共有名義と滞納金

今回のケースでは、マンションがご主人、奥様、そして奥様のお母様の共有名義となっています。共有名義の場合、それぞれの名義人がマンションの所有権の一部を共有していることになります。このため、滞納金の問題に関しても、各名義人に責任が生じる可能性があります。

具体的には、

  • 住宅ローン: 連帯保証人がいない場合、ローンの契約者であるご主人に返済義務があります。しかし、共有名義人である奥様とお母様も、売却時に残債を清算する義務を負う可能性があります。
  • 固定資産税: 固定資産税は、所有者全員に連帯して納付義務があります。つまり、滞納があった場合、役所は誰に対しても全額を請求できます。
  • 管理費: 管理費についても、原則として共有名義人全員に支払いの義務があります。管理規約によっては、滞納した名義人に対して、他の名義人が立て替える義務が生じることもあります。

今回のケースでは、奥様とお母様も共有名義人であるため、滞納金に関して、何らかの形で責任を負う可能性が高いと考えられます。

関係する法律や制度:民法と区分所有法

今回のケースで関係する主な法律は、民法と区分所有法です。

  • 民法: 共有に関する規定が定められています。共有物の管理や利用、処分に関するルールが示されています。共有名義のマンションを売却する場合、原則として共有者全員の同意が必要です。
  • 区分所有法(建物の区分所有等に関する法律): マンションのような区分所有建物に関する特別なルールを定めています。管理費や修繕積立金の支払い義務、管理組合の運営などについて規定しています。

今回のケースでは、離婚に伴い、共有名義のマンションをどうするかという問題が生じています。この場合、民法の共有に関する規定が適用され、共有者全員の合意を得て売却を進めることが基本となります。

誤解されがちなポイントの整理:連帯保証人の有無と責任

質問者の方は、「連帯保証人等はなく、返済者はあくまでも主人です」と述べています。これは、住宅ローンの契約において、連帯保証人がいないという意味です。しかし、連帯保証人がいないからといって、奥様や奥様のお母様に一切責任がないわけではありません。

住宅ローンに関しては、ローンの契約者がご主人であるため、基本的にはご主人が返済義務を負います。しかし、マンションを売却する際には、残債がある場合、共有名義人である奥様とお母様も、その清算に協力する必要があります。

固定資産税や管理費の滞納については、共有名義人全員に支払義務があります。たとえご主人が返済していたとしても、滞納分については、奥様や奥様のお母様にも責任が及ぶ可能性があります。

つまり、連帯保証人の有無は、ローンの返済義務の一次的な責任者を決定する要素ですが、共有名義の場合は、それ以外の滞納金についても、各名義人が責任を負う可能性があるということを理解しておく必要があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:任意売却と離婚後の手続き

今回のケースで、マンションの売却を検討する場合、いくつかの選択肢があります。

  • 任意売却: 住宅ローンの残債がマンションの売却価格を上回る場合(オーバーローン)、金融機関の同意を得て、通常の売却活動を行う方法です。競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、残債を減らすことができます。今回のケースでは、任意売却を検討する余地があります。任意売却を行うためには、まず、金融機関に相談し、同意を得る必要があります。
  • 一般売却: 住宅ローンの残債が売却価格を下回る場合(アンダーローン)、通常の不動産売買と同様の手続きで売却できます。共有名義人全員の同意を得て、売買契約を締結し、所有権移転登記を行います。

離婚後の手続きとしては、まず、離婚協議の中で、マンションの売却について合意する必要があります。売却方法、売却代金の分配方法などを具体的に取り決めることが重要です。

売却が決まったら、共有名義人全員で不動産会社に売却を依頼します。売買契約を締結し、決済(代金の支払いと所有権移転)の手続きを行います。この際、司法書士に依頼し、登記手続きを代行してもらうのが一般的です。

もし、マンションを賃貸に出すことを検討する場合、以下の点に注意が必要です。

  • 共有名義人全員の同意: 賃貸に出すためには、共有名義人全員の同意が必要です。
  • 賃貸借契約: 賃貸借契約は、ご主人と借主の間で締結することになります。
  • 賃料収入の分配: 賃料収入は、共有持分に応じて分配するのが一般的です。
  • 管理: 賃貸物件の管理は、ご主人または管理会社が行うことになります。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士と不動産専門家

今回のケースでは、複数の専門家への相談が推奨されます。

  • 弁護士: 離婚に関する問題、共有名義のマンションの取り扱いについて、法的なアドバイスを受けることができます。離婚協議や財産分与に関する交渉をサポートしてもらえます。
  • 不動産会社: 任意売却に関する相談、マンションの査定、売却活動のサポートを受けられます。任意売却に詳しい不動産会社を選ぶことが重要です。
  • 司法書士: 不動産売買に伴う登記手続きを依頼できます。

特に、離婚協議が難航している場合や、任意売却を検討している場合は、専門家のサポートが不可欠です。専門家のアドバイスを受けることで、よりスムーズに問題解決を進めることができます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問の重要ポイントをまとめます。

  • 共有名義のマンションの場合、滞納金に関して、各名義人に責任が生じる可能性があります。
  • 任意売却は、金融機関の同意を得て行うことができます。
  • 離婚後のマンション売却には、共有名義人全員の合意が必要です。
  • 離婚協議の中で、売却方法、売却代金の分配方法などを具体的に取り決めることが重要です。
  • 弁護士、不動産会社、司法書士などの専門家への相談を検討しましょう。

今回のケースでは、離婚、共有名義、滞納金など、複雑な問題が絡み合っています。専門家のサポートを受けながら、最適な解決策を見つけることが重要です。

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