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【大家さん向け】入居者が離婚で家賃滞納!契約解除と明け渡し請求、強制退去までの正しい手順

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おすすめ3社をチェック離婚調停中という理由で、賃借人から家賃が支払われず困っています。家賃滞納が続く場合、大家としてどのような法的措置を取ることができるのでしょうか?契約解除や強制退去までの流れを教えてください。
結論から言うと、たとえ離婚調停中という同情すべき事情があっても、家賃滞納は契約解除の正当な理由となります。まずは内容証明郵便で督促し、それでも支払われなければ、法的な手続きを踏んで契約を解除し、最終的には強制退去を求めることが可能です。
感情的に対応せず、法律に則った手順を冷静に進めることが、問題を迅速かつ確実に解決する鍵です。この記事では、家賃滞納に悩む大家さんが、ご自身の資産と権利を守るために取るべき、具体的な4つの法的ステップについて詳しく解説します。
まず、なぜすぐに行動を起こすべきなのか。それは、家賃滞納を放置することが、あなたにとって様々なリスクを生むからです。
入居者の離婚という事情は心情的には理解できますが、それとあなたの事業(賃貸経営)とは、法的に切り離して考える必要があります。
感情的になって「今すぐ出ていけ!」と要求したり、勝手に鍵を交換したりすることは、法律で固く禁じられています(自力救済の禁止)。必ず、以下の法的な手順を踏んでください。
まず、滞納している借主に対し、**「内容証明郵便」**で書面を送付します。これは、「いつ、誰が、どのような内容の文書を送ったか」を郵便局が証明してくれる、法的に極めて強力な通知方法です。
書面には、以下の内容を記載します。
この一通の書面が、全ての法的手続きのスタートラインとなります。
ステップ1で定めた期限を過ぎても、入金がなかった場合、あなたが送った内容証明郵便に基づき、賃貸借契約は法的に**「解除」**されたことになります。この時点で、相手はもはや「賃借人」ではなく、「不法占拠者」に変わります。
契約が解除されてもなお、相手が居座り続ける場合は、次のステップとして、裁判所に**「建物明渡請求訴訟」**を提起します。これは、「契約は終わったので、建物を明け渡すよう命じてください」と裁判所に訴える手続きです。ほとんどの場合、借主の敗訴となり、裁判所から「建物を明け渡せ」という判決が出ます。
判決が出てもなお、相手が退去しない場合は、その判決書を持って、裁判所の**「執行官」に「強制執行」**を申し立てます。これにより、最終的には執行官が現地に赴き、法的な権限で、相手の荷物を運び出し、強制的に退去させることが可能になります。
最後に、今回のポイントを整理します。
賃貸経営は、不動産という資産を活用した立派な事業です。そして、家賃滞納は、その事業の根幹を揺るがす重大なリスクです。特に、ご自身もローンを抱えている状況では、迅速な対応が不可欠です。
不動産の所有者としてご自身の権利と資産を守るため、また、将来、その不動産を売却したり、ご家族に相続させたり(共有名義にすることも含め)する際に、価値を損なわないためにも、このような問題には毅然と、しかし法律という正しいルールに則って対応することが重要です。手続きにご不安があれば、一人で悩まず、不動産問題に詳しい弁護士などの専門家にご相談ください。
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