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マンション購入と土地の所有権:登記簿から紐解く共有の仕組みと注意点

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マンションを購入した場合、土地の所有権は住人全員で共有されているのでしょうか?また、登記簿にはどのように記載されているのか知りたいです。今後の参考にしたいので、分かりやすく教えていただけたら嬉しいです。
マンションは、土地と建物を分けて所有する「区分所有」という制度に基づいて建てられています。 簡単に言うと、マンション全体の土地は、そのマンションに住む全員で共有する一方、各部屋(専有部分)は個人が所有する、という仕組みです。 土地の共有部分は、各部屋の専有部分の広さなどに比例して、所有権が分けられます。 例えば、マンション全体の土地の所有権が100%だとしたら、各部屋の専有面積に応じて、例えば5%、10%といった具合に、所有権が割り当てられます。これを「共有持分」と言います。 建物の部分は、各部屋ごとに個人が所有する「専有部分」と、共用廊下やエレベーターなど、住人全員が共有する「共用部分」に分けられます。
質問者様の場合、マンションを購入すれば、マンション全体の土地の所有権を他の区分所有者と共有することになります。 あなたの所有する部屋の専有面積に応じて、土地の所有権の割合(共有持分)が決定されます。
マンションの区分所有に関するルールは、主に「区分所有法」で定められています。この法律は、マンションの土地と建物の所有形態、管理方法、区分所有者間の権利義務などを詳細に規定しています。
マンションの土地を「共有」しているからといって、自由に土地を使えるわけではありません。 土地の利用方法は、区分所有法やマンションの規約で定められています。 例えば、勝手に土地の一部を庭として使ったり、建物を建てたりすることはできません。
マンションを購入する際には、必ず登記簿謄本(登記簿の写し)を確認しましょう。 登記簿には、土地の所有者(区分所有者全員)、各区分所有者の共有持分、建物の構造、面積などが記載されています。 共有持分の割合は、管理規約にも記載されていることが多いです。 また、管理組合の運営状況や修繕積立金の状況なども、事前に確認しておくことが重要です。
マンション購入は高額な買い物です。 土地の所有権や管理に関する疑問点、登記簿の読み方などが理解できない場合は、不動産会社や弁護士、司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。 特に、登記簿に記載されている内容に疑問がある場合や、管理規約の内容が理解できない場合は、専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
マンションの土地は、区分所有者全員で共有されます。 その割合は、各部屋の専有面積に比例します。 購入前に登記簿謄本を確認し、管理規約をよく読んで、土地の利用方法や管理体制を理解することが重要です。 不明な点があれば、専門家に相談しましょう。 高額な買い物だからこそ、知識を深めて、納得のいく購入をしましょう。
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