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マンション購入!単独名義?共有名義?夫婦の賢い選択とは?頭金、ローン、贈与税…徹底解説
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マンションの持分登記を、妻の単独名義にするか、夫との共有名義にするか迷っています。頭金とローンは妻名義ですが、夫婦で返済していくことを考えると、夫も名義人にするべきか、贈与税の問題など、様々な不安があります。夫の年収は230万円、私の年収は400万円です。
マンションの所有権は、登記簿(不動産登記簿:不動産の所有者や権利関係を記録した公的な書類)に記載されます。 所有権の登記は、単独名義と共有名義の2種類があります。
* **単独名義**: 一人の名義で所有権が登記される方法です。この場合、所有権は完全にその一人に帰属します。
* **共有名義**: 二人以上で所有権を共有する登記方法です。 共有の割合(持分)を指定できます(例:夫50%、妻50%)。
今回のケースでは、妻の単独名義と夫との共有名義、どちらにもメリット・デメリットがあります。 最終的な決定は、ご夫婦で話し合って決めるべきです。 しかし、いくつかの点を考慮する必要があります。
夫がローン返済に一切関与せず、共有名義にする場合、妻から夫への贈与とみなされ、贈与税の課税対象となる可能性があります。 贈与税の税率は、贈与額や贈与者の状況によって異なりますが、高額な贈与の場合は相当な税金が発生する可能性があります。 ただし、婚姻関係にある夫婦間の贈与には、年間110万円の贈与税の非課税枠があります(暦年課税:1月1日から12月31日までの1年間の贈与について課税する制度)。 この枠内であれば贈与税はかかりません。 今回のケースでは、夫の持分相当額が110万円を超えるかどうかが重要なポイントです。
単独ローンであっても、夫婦で協力して返済していくことは一般的です。 ローン審査では、妻の収入だけでなく、夫の収入も考慮される場合があります。 しかし、名義と返済責任は必ずしも一致するとは限りません。 名義は所有権を示し、返済責任はローン契約に基づきます。
* **将来の離婚リスク**: 離婚を想定した場合、単独名義だと財産分与が複雑になる可能性があります。共有名義であれば、比較的スムーズな分与が期待できます。
* **相続**: 将来の相続を考慮すると、共有名義の方が相続手続きがシンプルになる可能性があります。
* **税金**: 贈与税だけでなく、相続税も考慮する必要があります。
* **ご夫婦間の合意**: 最も重要なのは、ご夫婦間の合意です。 それぞれの考えや将来への展望を共有し、納得のいく結論を導き出すことが大切です。
* 贈与税の計算が複雑で、ご自身で判断できない場合。
* 離婚や相続など、将来的なリスクを考慮して、専門家の意見を聞きたい場合。
* ローン契約の内容について、不明な点がある場合。
税理士や弁護士などの専門家に相談することで、より正確な情報に基づいた判断ができます。
マンションの名義は、単独名義と共有名義、どちらにもメリット・デメリットがあります。 贈与税、将来の離婚や相続、そしてご夫婦間の合意を考慮して、慎重に決定する必要があります。 専門家の意見を参考に、ご夫婦でよく話し合って、最適な選択をしてください。 大切なのは、ご夫婦が納得できる結論を出すことです。
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