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ユニットバス排水溝の逆流と水漏れ:原因と解決策、費用負担まで徹底解説!

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お風呂が使えず困っています。原因が分からず、不動産屋さんに相談すべきか、費用負担は自分なのか不安です。高額な費用を請求されるのではないかと心配です。
ユニットバスの排水管は、浴槽やシャワーの水を排水口から下水道へと導くためのパイプシステムです。重要な部品として「トラップ(Pトラップ)」があります。トラップは排水管にU字型やS字型の曲がり部分を作り、排水管内の悪臭が室内に逆流するのを防ぐ役割を果たします。通常、トラップには常に水が溜まっており、これが「水封」となり、悪臭を防いでいます。
今回のケースでは、排水溝が逆流し、トラップの水がなくなっていることから、排水管の詰まりが最も考えられます。髪の毛や石鹸カスなどの汚れが蓄積し、排水管の通水能力を低下させている可能性が高いです。また、配管内部の腐食や破損も考えられます。
質問者さんの症状から、排水管の詰まりが原因である可能性が非常に高いです。市販のパイプクリーナーで一時的に改善したものの、再び逆流していることから、詰まりが深刻になっていると考えられます。
賃貸物件の場合、修繕義務は借家人と家主(不動産会社)で分かれています。(民法607条)通常、排水管の詰まりは、借家人側の責任範囲である「小規模な修繕」と「借主の故意または過失による損傷」のどちらかに該当する可能性があります。しかし、排水管の詰まりが経年劣化や建物の老朽化によるものであれば、家主の修繕義務となります。
具体的には、詰まりの原因が借主の故意または過失(例えば、大量の油を流したなど)によるものでなければ、家主が修繕費用を負担することが一般的です。
「パイプクリーナーで改善したから、自分の責任だ」と誤解しがちですが、一時的な改善であっても、根本的な原因が解決していない可能性があります。また、経年劣化による排水管の破損は、借主の責任ではありません。
まずは、専門業者に排水管の点検を依頼しましょう。業者に原因を特定してもらい、適切な処置をしてもらうことが重要です。業者によっては、高圧洗浄機を使用して詰まりを取り除いたり、配管の修理・交換を行う場合があります。
費用は、詰まりの原因や作業内容によって大きく異なります。数千円から数万円かかる場合もあります。
市販のパイプクリーナーを使用しても改善しない場合、悪臭が酷い場合、排水が全く流れなくなった場合は、すぐに専門業者に相談しましょう。放置すると、排水管の腐食が進み、より高額な修理費用が必要になる可能性があります。また、原因が複雑な場合、専門家の判断が必要となるケースもあります。
ユニットバスの排水溝の逆流は、放置すると深刻な事態を招く可能性があります。まずは専門業者に点検を依頼し、原因を特定して適切な処置を行うことが重要です。費用負担については、詰まりの原因や賃貸契約の内容によって異なりますので、不動産会社とよく相談しましょう。早期に専門家に相談することで、費用を抑え、快適な入浴環境を取り戻せる可能性が高まります。
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