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不動産の一物五価徹底解説!公示価格から時価まで、その違いと活用法を分かりやすく解説します
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・『公示価格(地価公示地の価格)(公示地価)』
・『基準地価(基準地標準価格)』
・『路線価(相続税)』
・『路線価(固定資産税)』
・『時価(実勢価格)』
各数字の比率(目安)
・公示価格100
・基準地価格100
・相続税路線価80
・時価80
・固定資産税路線価70
これに照らし合わせると公示価格がわかれば各項目の大よその数字が分かる。
公示価格の調べ方➤全国地価マップを参照 https://www.chikamap.jp/chikamap/Portal?mid=216
上記サイトで調べた結果、今回調べている不動産は
公示価格➤1,460,000円
相続税路線価➤840,000円
固定資産税路線価➤593000円
となりました。
公示価格を100とした場合、相続税路線価は72.4、固定資産税路線価は40.6となります。
先に書いた比率に対して、大きく(特に固定資産税路線価が)違います。
あくまで『目安』の比率とは思いますが、こんなもんでしょうか。
あと、公示価格の使い方です。
今回たまたま調べたい物件の隣に調査地点(?)があり、接道も同じでしたが、調査地点が調べる不動産とは別ブロックにあると当然接道も変わり路線価も異なると思います。
この公示価格から他の数字を算出する方法自体もしや意味が無いのでは?と思ったりしますが、どうなんでしょうか。
識者の方、お知恵お借りできればと思います。
「一物五価」とは、同じ不動産でも、評価方法によって5つの異なる価格が生まれることを指します。 これは、不動産の価格が、評価の目的や方法によって変わることを示しています。 具体的には、以下の5つの価格があります。
これらの価格にはそれぞれ異なる算定方法と目的があり、必ずしも一致するわけではありません。
質問者様は、公示価格を基に、相続税路線価と固定資産税路線価を推定しようとされました。 しかし、計算された比率と、一般的な目安の比率にずれが生じています。これは、想定される要因がいくつかあります。
まず、目安の比率はあくまでも平均的なものであり、個々の土地の特性を反映しているとは限りません。土地の形状、接道状況、周辺環境など、様々な要因が価格に影響を与えます。 質問者様の土地が、平均的な土地と比べて、何か特別な条件を持っている可能性があります。
また、公示価格と路線価は、評価対象となる土地の範囲が異なる可能性があります。公示価格の調査地点が隣接地であっても、評価対象となる土地の面積や形状、接道状況などが異なれば、路線価は大きく変わる可能性があります。
一物五価に関連する法律や制度としては、主に以下のものがあります。
* **土地収用法**: 公共事業のための土地収用において、土地の価格を決定する際に参考にされることがあります。
* **不動産登記法**: 不動産の所有権や権利関係を登記する法律で、不動産取引の際に重要な役割を果たします。
* **相続税法**: 相続税の計算において、路線価が用いられます。
* **固定資産税法**: 固定資産税の計算において、路線価が用いられます。
* 目安の比率は絶対的なものではない:あくまで参考値であり、実際の価格は様々な要因によって変動します。
* 公示価格から他の価格を正確に算出することは難しい:公示価格、基準地価はあくまで標準的な価格であり、個々の土地の特性を完全に反映しているわけではありません。
正確な価格を知るには、不動産鑑定士に依頼して鑑定してもらうのが最も確実です。 鑑定士は、土地の特性を詳細に調査し、適切な価格を算出します。
例えば、駅からの距離、周辺の商業施設の有無、道路の幅員、日照条件など、様々な要素が価格に影響します。これらの要素を考慮して、より正確な価格を算出することができます。
相続税や固定資産税の申告、不動産売買など、価格の正確性が重要な場面では、不動産鑑定士や税理士などの専門家に相談することが重要です。 専門家は、それぞれの専門知識に基づき、適切なアドバイスを提供してくれます。
一物五価は、同じ不動産でも評価方法によって異なる価格が生まれることを示しています。 公示価格から他の価格を推定することは可能ですが、あくまでも目安であり、正確な価格を知るには専門家の鑑定が必要となる場合があります。 土地の特性や目的を考慮し、適切な価格評価を行うことが重要です。 特に、税金に関する計算や不動産取引など、重要な意思決定を行う際には、専門家の意見を聞くことをお勧めします。
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