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不動産の評価額を簡単に調べたい!方法と注意点、専門家への相談基準を徹底解説
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不動産の評価額を自分で調べられる方法を知りたいです。簡単に調べられる方法があれば教えてください。また、自分で調べる際に注意すべき点も教えていただけると嬉しいです。
不動産の評価額を調べる方法は、大きく分けて3つあります。それぞれの特徴を理解して、目的に合った方法を選びましょう。
公示価格とは、国土交通大臣が毎年1月1日時点の価格を公表する、土地の価格のことです(固定資産税評価額とは異なります)。主に、相続税や贈与税の評価などに利用されます。
国土交通省のウェブサイトで、所在地を入力することで検索できます。ただし、公示価格が適用されるのは、主に商業地や住宅地など、一定規模以上の土地です。小さな土地や、特殊な立地の土地は、公示価格が設定されていない場合があります。
路線価とは、主要な道路に沿って、一定の幅の土地の価格を公表したものです。公示価格と同様に、国土交通省が毎年1月1日時点の価格を公表します。
こちらも国土交通省のウェブサイトで検索できます。路線価は、公示価格よりも多くの土地に設定されているため、公示価格がない土地の価格を知る手がかりになります。
不動産会社に査定を依頼することで、土地と建物を含めた不動産全体の評価額を知ることができます。
複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討することで、より正確な価格を知ることができます。
不動産の評価に関わる法律や制度としては、主に固定資産税評価に関する法律があります。これは、固定資産税の算定のための評価であり、売買価格とは必ずしも一致しません。公示価格や路線価は、この固定資産税評価とは異なる評価方法です。
不動産の評価額は、絶対的なものではなく、あくまで参考値です。様々な要因(立地、築年数、建物の状態、市場の動向など)によって価格が変動します。公示価格や路線価は、あくまでも一つの指標として活用しましょう。
例えば、築20年のマンションの評価額を知りたい場合、まず、そのマンションの所在地の公示価格や路線価を調べます。次に、同じ地域、築年数、規模のマンションの売買事例を不動産情報サイトなどで調べ、比較検討します。さらに、複数の不動産会社に査定を依頼し、評価額を比較することで、より正確な価格を推定できます。
不動産の売買は高額な取引です。価格の妥当性について不安がある場合、または複雑な事情(権利関係、借地権など)がある場合は、不動産鑑定士(ふどうさんかんていし)などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、客観的な視点から評価を行い、適切なアドバイスをしてくれます。
不動産の評価額を知るには、公示価格、路線価、不動産会社への査定依頼の3つの方法があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、目的に合わせて使い分けましょう。最終的には、複数の情報源を比較検討し、専門家の意見も参考にしながら判断することが重要です。 高額な取引となるため、不安な場合は必ず専門家に相談しましょう。
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