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不動産売買で売主の借金超過リスク!債務額確認と手付金保全策を解説

【背景】

  • 1200万円の中古物件の購入を検討しており、明日仮契約で120万円の手付金を支払う予定です。
  • 売主の物件には抵当権が設定されており、手付金は専任業者が預かることになっています。
  • 売主の借金が物件の販売価格を上回っている場合、抵当権が残ってしまうのではないかと不安を感じています。

【悩み】

  • 売主の債務額を確認する方法として、口頭での説明を信用して良いのか、書類の提出を求めるべきか迷っています。
  • 万が一、手付金を持ち逃げされるような事態を防ぐための対策を知りたいです。
売主の債務額は書類で確認し、手付金保全のため、保全措置を講じましょう。

不動産売買における債務超過リスクと対策:基礎知識

不動産売買は、人生における大きな買い物の一つです。特に中古物件の場合、売主の状況によっては、購入後に予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。今回のケースで問題となるのは、売主の借金が物件の価値を上回っている場合、つまり「債務超過」の状態です。

債務超過(さいむちょうか)とは、売主が抱える借金の総額が、売却する不動産の価値を上回っている状態を指します。この状態で不動産を売却すると、売却代金だけでは借金を完済できない可能性があります。そうなると、売買後に抵当権が抹消されず、購入者が不利益を被るリスクが生じます。

抵当権(ていとうけん)とは、住宅ローンなどの借金をする際に、万が一返済が滞った場合に備えて、金融機関などの債権者(お金を貸した人)が不動産を担保として設定する権利のことです。抵当権が設定されたまま不動産が売買されると、購入者はその抵当権に基づいて不動産を失う可能性があります。

売主の債務額を確認する方法:今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、売主の債務額を確認することが非常に重要です。口頭での説明だけを鵜呑みにせず、必ず書面で確認するようにしましょう。具体的には、以下の方法が考えられます。

  • 売主から直接、債務に関する書類を提出してもらう: 借入先の金融機関が発行する「残高証明書」や、抵当権抹消に必要な「弁済金」が記載された書類などを提出してもらうのが有効です。
  • 売買契約書に債務に関する条項を盛り込む: 売主が債務超過の場合、売買契約書に「売主は、売買代金で債務を完済し、抵当権を抹消する」といった条項を明記することで、契約上の義務として債務整理を求めることができます。
  • 専門家(司法書士や弁護士)に相談する: 専門家は、売主の債務状況を正確に把握し、適切なアドバイスをしてくれます。また、売買契約書の作成や、債務整理に関する手続きを代行してもらうことも可能です。

今回のケースでは、専任業者と仲介業者が別々とのことですが、どちらの業者も、売主の債務状況を把握し、購入者の利益を守る義務があります。両方の業者に協力を求め、必要な書類の提出を依頼しましょう。

関係する法律や制度

不動産売買に関係する主な法律としては、「民法」や「不動産登記法」などがあります。これらの法律は、不動産の所有権や抵当権などの権利関係を定めており、売買契約や登記手続きの根拠となります。

また、不動産取引を公正に行うための制度として、「宅地建物取引業法」があります。この法律は、宅地建物取引業者(不動産業者)の義務や責任を定めており、取引の安全性を確保するための様々なルールを定めています。例えば、不動産業者は、売買契約前に重要事項の説明を行う義務があります。

誤解されがちなポイントの整理

不動産売買に関する誤解として、以下のようなものが挙げられます。

  • 「売主が嘘をつくはずがない」: 信頼関係は重要ですが、売主の状況を客観的に確認することが大切です。
  • 「不動産業者がすべてやってくれる」: 不動産業者は、専門家ではありますが、購入者の利益を守るために積極的に動くとは限りません。自分自身でも、情報を収集し、疑問点を解消することが重要です。
  • 「手付金を支払えば、必ず売買が成立する」: 手付金は、売買契約が成立した場合に、購入代金の一部として充当されます。しかし、売主の債務超過や、その他の理由で契約が解除される可能性もあります。

これらの誤解を解くためには、不動産取引に関する知識を深め、専門家のアドバイスを参考にしながら、慎重に判断することが大切です。

実務的なアドバイスと具体例の紹介

手付金の保全措置として、以下の方法が考えられます。

  • 手付金の預かり方を検討する: 専任業者が手付金を預かるとのことですが、その方法を確認しましょう。売主の口座ではなく、信託口座など、より安全な方法で預かることが望ましいです。
  • 売買契約書に手付金に関する条項を盛り込む: 例えば、「売主の債務超過が判明した場合は、手付金を返還する」といった条項を盛り込むことで、万が一の事態に備えることができます。
  • 決済方法を確認する: 決済時に、売主の債務を完済し、抵当権を抹消する手続きが確実に行われることを確認しましょう。司法書士などの専門家が立ち会うことで、より安全に手続きを進めることができます。

具体例:

売主が債務超過の場合、売買代金で債務を完済できない可能性があります。このような場合、売買契約を締結する前に、売主と債権者との間で、債務整理に関する合意を取り付ける必要があります。合意が成立しない場合、売買契約を締結しないという選択肢もあります。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 売主の債務状況が複雑な場合: 複数の債権者がいる場合や、債務整理の手続きが必要な場合は、専門家のサポートが必要不可欠です。
  • 売買契約書の内容に不安がある場合: 契約書の内容が理解できない場合や、不利な条項が含まれている場合は、専門家に確認してもらいましょう。
  • 手付金の保全方法に不安がある場合: 手付金の預かり方や、万が一の場合の対応について、専門家のアドバイスを受けることで、安心して取引を進めることができます。
  • 売主との交渉が難航している場合: 専門家は、売主との交渉を代行し、円滑な取引をサポートしてくれます。

相談先としては、弁護士、司法書士、不動産鑑定士などが考えられます。それぞれの専門分野に応じて、適切なアドバイスを受けることができます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースで最も重要なのは、売主の債務状況を正確に把握し、手付金を安全に保全することです。以下の点を再確認しましょう。

  • 売主の債務額を書面で確認する: 残高証明書や、弁済金が記載された書類を提出してもらいましょう。
  • 手付金の預かり方を確認する: より安全な方法(信託口座など)で預かるようにしましょう。
  • 売買契約書に債務に関する条項を盛り込む: 万が一の事態に備え、手付金の返還に関する条項などを明記しましょう。
  • 専門家への相談を検討する: 債務状況が複雑な場合や、契約内容に不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けましょう。

これらの対策を講じることで、不動産売買におけるリスクを軽減し、安心して取引を進めることができます。

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