- Q&A
不動産売買における費用負担:固定資産税と所有権移転費用、どちらが負担すべき?

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
固定資産税の精算金は買主が負担するのは理解できますが、所有権移転登記は売主と買主の共同申請なので、司法書士費用は折半すべきではないかと考えています。売主が費用を一切負担しないのは筋が悪いように感じるのですが、どうなのでしょうか?
不動産売買には、様々な費用が発生します。大きく分けて、売主負担と買主負担の費用があります。
まず、売主負担の代表的な費用は、所有権移転登記費用(司法書士への報酬)です。これは、所有権を売主から買主へ移転するための登記手続きに必要な費用です。 慣習的に売主が負担することが多く、売買契約書にもそう記載されていることが多いです。
一方、買主負担の代表的な費用は、固定資産税の精算金です。これは、売買契約締結日から所有権移転日までの期間における固定資産税の割合を、買主が売主に支払うものです。これは、その期間の土地や建物の所有者が買主であるためです。
その他にも、仲介手数料(不動産会社への報酬)、不動産取得税(買主が納める税金)、印紙税(契約書に貼る印紙代)など、様々な費用が発生します。これらの費用負担についても、売買契約書に明記されている通りに負担するのが一般的です。
質問者様は、所有権移転登記が売主と買主の共同申請であるため、費用を折半すべきだとお考えです。しかし、所有権移転登記費用は、慣習的に売主が負担します。これは、売主が所有権を移転するための手続きを行う主体であるためです。共同申請とはいえ、費用負担の慣習は、手続きの主体ではなく、売買契約の内容によって決まります。
この費用負担に関する明確な規定は、民法にはありません。あくまで、慣習的な取り決めです。売買契約書に特段の記載がない限り、上記で説明した慣習に従うのが一般的です。
所有権移転登記は、売主と買主が共同で申請する手続きですが、これは費用負担と直接的な関係はありません。共同申請は、登記手続きを円滑に進めるための手続きであり、費用負担のルールとは別個の問題です。
不動産売買契約書には、それぞれの費用負担について明確に記載されています。契約を締結する前に、契約書の内容をよく確認し、不明な点は不動産会社や司法書士に質問しましょう。特に、費用負担に関する条項は、トラブルを避けるために慎重に確認することが重要です。
契約書の内容に疑問点がある場合、または費用負担について売主と買主の間で意見が食い違う場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを未然に防ぎ、円滑な取引を進めることができます。
不動産売買における費用負担は、慣習と売買契約書の内容によって決まります。所有権移転登記費用は慣習的に売主負担ですが、契約書で別途定められている場合は、その通りに負担する必要があります。不明な点があれば、専門家に相談し、トラブルを回避しましょう。 契約書をしっかりと確認し、理解することが、スムーズな不動産売買取引に繋がるのです。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック