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不動産買取の原価計算、素人でもわかる一棟ビルの査定方法を解説

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【悩み】
不動産の買取、転売は、不動産投資の一つの形です。
一般的に、不動産を「安く買って高く売る」ことで利益を得ることを目指します。
そのため、不動産を「いくらで買うか」という価格の決定が非常に重要になります。
この価格を決めるために、買取業者は様々な方法で物件の価値を評価します。
今回の質問にある「原価計算」とは、主に買取業者が物件の価値を評価する際に用いる手法の一つです。
これは、物件を新築した場合にかかる費用(原価)をベースに、築年数などに応じて価値を減額(減価償却とは異なります)して、現在の価値を算出する方法です。
金融機関が融資を行う際の査定(積算評価や路線価に基づく評価など)とは、異なる視点で行われます。
今回のケースでは、一棟のビルを例に、買取業者がどのように原価計算を行うのかを解説します。
東京23区の一棟ビル(土地15坪、建物延床面積66坪、築年数、構造、用途など詳細な物件情報あり)の原価計算について、買取業者の視点から解説します。
1. 土地価格の算出
土地の価格は、一般的に「路線価」を基に計算されます。
路線価とは、国税庁が定める土地の1平方メートルあたりの評価額です。
今回のケースでは、路線価が坪あたり180万円とありますので、1平方メートルあたりに換算します。
1坪は約3.3平方メートルなので、180万円 ÷ 3.3 = 約54.5万円/平方メートルとなります。
土地面積が15坪なので、15坪 × 3.3平方メートル/坪 = 49.5平方メートルとなります。
したがって、土地の価格は、49.5平方メートル × 54.5万円/平方メートル = 約2697万円となります。
2. 建物価格の算出
建物の価格は、主に「再調達原価」をベースに考えます。
再調達原価とは、同じ建物をもう一度建てるのにかかる費用のことです。
今回のケースでは、鉄骨造5階建てのビルなので、構造や規模から、1坪あたりの建築費用を推測します。
一般的に、建物の種類、構造、地域、時期などによって建築費用は変動します。
今回は、1坪あたり60万円と仮定します。
建物延床面積が66坪なので、66坪 × 60万円/坪 = 3960万円となります。
この金額から、築年数に応じた「減価」を考慮します。
減価の方法はいくつかありますが、今回は「定額法」を用いて、築年数33年(平成元年築から現在まで)で計算します。
耐用年数(建物の価値がなくなるまでの期間)を47年と仮定すると、減価率は(33年 ÷ 47年)= 約70%となります。
したがって、建物の現在の価値は、3960万円 × (1 – 0.7)= 約1188万円となります。
3. 一種計算について
「一種」とは、おそらく「一種の計算」という意味ではなく、都市計画法上の「用途地域」のことだと思われます。
用途地域とは、都市計画で定められた、建物の用途(住宅、商業、工業など)を制限する地域のことです。
今回のケースでは「商業地域」なので、商業施設や事務所、店舗などが建てられる地域です。
用途地域によって、建物の高さや建ぺい率(土地に対する建物の建築面積の割合)、容積率(土地に対する建物の延床面積の割合)などが制限されます。
これらの制限は、建物の価値や、その土地の利用価値に大きく影響します。
4. 買取価格の決定
上記の土地価格と建物価格を合計し、さらに様々な要素を考慮して、買取価格が決定されます。
例えば、
など、様々な要素を総合的に判断します。
今回のケースでは、
上記に、周辺相場などを加味して買取価格が決定されることになります。
不動産取引には、様々な法律や制度が関係します。
これらの法律や制度は、不動産の価値や取引価格に大きな影響を与えるため、理解しておくことが重要です。
不動産買取の原価計算について、誤解されやすいポイントを整理します。
不動産買取の実務的なアドバイスと、具体的な例を紹介します。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家は、豊富な知識と経験に基づき、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
不動産買取は、専門的な知識と経験が必要な分野です。
今回の解説が、不動産投資や買取に興味のある方の参考になれば幸いです。
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