- Q&A
不要な不動産を費用をかけずに手放したい!寄付や放棄は可能?専門家が解説

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【背景】
【悩み】
固定資産の寄付は可能ですが、受け入れ先が見つかるかは状況によります。放棄は原則不可ですが、例外的に認められるケースも。
不動産を手放す方法はいくつかありますが、今回のケースのように「費用をかけずに」というのが大きなポイントになります。一般的には、売却、贈与、相続といった方法が考えられます。
しかし、古い建物で買い手がつかない場合、これらの方法は現実的ではありません。そこで、寄付や放棄といった方法を検討することになります。これらの方法は、費用を抑えられる可能性がある一方で、それぞれ注意点も存在します。
今回のケースで検討できる主な方法は以下の通りです。
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
不動産の寄付は、所有している不動産を国や地方公共団体、または特定の法人に無償で譲る方法です。メリットとしては、売却のように買い手を探す手間がなく、固定資産税などの維持費から解放されることが挙げられます。
しかし、寄付にはいくつかの注意点があります。まず、寄付を受け入れるかどうかは、相手方(寄付を受ける側)の判断によります。受け入れる側にとって、その不動産が利用価値がない場合や、管理に費用がかかる場合は、寄付を断られる可能性があります。
今回のケースのように、古い建物で利用価値が低い場合や、取り壊し費用がかかる場合は、寄付を受け入れてもらうことは難しいかもしれません。寄付を検討する際には、事前に寄付を希望する相手方に相談し、受け入れの可否を確認することが重要です。
寄付が認められた場合、手続きとしては、寄付する側と受け取る側の間で贈与契約を締結し、法務局で所有権移転登記を行うことになります。
不動産の放棄は、所有権を放棄し、国庫に帰属させることを意味します。しかし、原則として、不動産の所有権を放棄することはできません。これは、不動産が無主地(所有者がいない土地)になることを防ぎ、土地の管理責任を明確にするためです。
例外的に、放棄が認められるケースとしては、以下のようなものがあります。
民法959条の適用は、非常にハードルが高く、実際に放棄が認められるケースは稀です。この条項が適用されるためには、その不動産が「管理すべき者がいない」状態であることが必要です。具体的には、不動産に抵当権などの担保が設定されていないこと、固定資産税の滞納がないことなどが条件となります。また、放棄が認められたとしても、その後の管理責任は国が負うことになります。
今回のケースでは、固定資産税を支払っていること、隣接する建物の問題があることから、放棄が認められる可能性は低いと考えられます。
不動産の寄付や放棄に関連する主な法律や制度は以下の通りです。
また、寄付や放棄に関する具体的な手続きは、各地方公共団体や法人の規程によって異なります。事前に確認することが重要です。
不動産を手放す方法について、よくある誤解を整理します。
今回のケースで、実務的に有効なアドバイスをいくつかご紹介します。
具体例:
Aさんは、不要になった山林を所有していました。買い手が見つからず、固定資産税の負担に悩んでいたAさんは、地元の森林組合に相談しました。森林組合は、Aさんの山林を寄付として受け入れ、その後の森林整備に活用することになりました。Aさんは、固定資産税の負担から解放され、森林組合は、新たな森林資源を得ることができ、双方にとってメリットのある結果となりました。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家は、あなたの状況に合わせて、最適なアドバイスやサポートを提供してくれます。
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
不動産を手放すことは、複雑な問題が絡み合うこともあります。専門家のサポートを受けながら、最適な方法を見つけましょう。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック