- Q&A
両親の遺産整理、家と墓の処分はいつが適切? 3回忌後でも遅くない?

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【背景】
【悩み】
3回忌後の処分も選択肢。状況と気持ちを整理し、専門家にも相談を。
相続とは、人が亡くなった際に、その人の財産(遺産)を、法律で定められた人(相続人)が引き継ぐことです。遺産には、家や土地などの不動産、預貯金、株式、車、そして借金などの負債も含まれます。
今回のケースでは、ご両親が亡くなり、あなたがお一人で相続人ということですね。相続が発生すると、まず遺産の内容を把握し、誰が何を受け継ぐのかを決める必要があります。遺産分割協議(相続人全員で話し合うこと)を行い、遺産をどのように分けるかを決定します。
遺産分割協議が終わったら、それぞれの財産について名義変更などの手続きを行います。家を売却する場合は、不動産会社に依頼して売買契約を結び、所有権移転登記(法務局での手続き)を行うことになります。お墓の処分は、墓地の管理者に相談し、手続きを進めることになります。
3回忌後から処分を検討するという考え方は、決して早すぎるということはありません。故人を偲ぶ期間を考慮しつつ、ご自身の状況や気持ち、そして経済的な負担などを総合的に判断することが大切です。
一般的に、相続発生後すぐに家を売却したり、お墓を処分したりする人もいれば、数年かけてゆっくりと整理する人もいます。3回忌を目安に考えることは、一つの区切りとして良いでしょう。
ただし、家の売却には時間がかかることもあります。不動産市場の状況や、家の状態によって、売却期間は大きく変わります。お墓の処分も、手続きに時間がかかる場合があります。事前に墓地の管理者に相談し、必要な手続きや費用を確認しておきましょう。
相続に関する主な法律は「民法」です。民法には、相続の開始、相続人、遺産の分割方法など、相続に関する基本的なルールが定められています。今回のケースで特に関係するのは、遺産分割に関する規定です。
遺産分割は、相続人全員の合意が必要です。もし、相続人同士で意見が対立し、話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てることができます。調停でも解決しない場合は、審判(裁判官が判断を下すこと)となります。
また、相続税についても注意が必要です。相続財産の合計額が一定額を超える場合は、相続税が課税されます。相続税の申告と納税は、相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。
その他、相続放棄(相続人が相続する権利を放棄すること)という選択肢もあります。これは、借金などの負債が多い場合に、負債を相続しないための方法です。相続放棄をする場合は、相続開始を知ってから3ヶ月以内に、家庭裁判所に申述する必要があります。
家を売却する際に、よくある誤解として、「すぐに売れる」というものがあります。しかし、不動産の売却には、査定、販売活動、購入希望者との交渉、契約、引き渡しなど、多くのステップがあり、時間がかかることがあります。売却をスムーズに進めるためには、信頼できる不動産会社を選び、適切な価格設定を行うことが重要です。
お墓の処分についても、「すぐにできる」という誤解があります。お墓の処分には、埋葬されている遺骨を取り出す「改葬」(かいそう)の手続きが必要です。改葬には、墓地の管理者の許可、役所への手続き、そして新しい納骨先の手配など、多くの準備が必要です。また、親族の理解を得ることも重要です。
さらに、家を売却する際には、相続登記(相続によって所有者が変わったことを登記すること)が済んでいる必要があります。相続登記が済んでいないと、売却手続きを進めることができません。相続登記は、司法書士に依頼することができます。
スムーズな遺産整理を進めるためには、以下の点を意識しましょう。
例えば、家を売却する場合、複数の不動産会社に査定を依頼し、最も高く売れる可能性のある会社を選ぶことができます。お墓の処分については、親族と話し合い、新しい納骨先を検討したり、永代供養(お寺などが永続的に供養してくれる方法)を検討することもできます。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家は、それぞれの分野における専門知識と経験を活かし、あなたの状況に合わせたアドバイスやサポートを提供してくれます。一人で抱え込まず、積極的に専門家を活用しましょう。
今回の質問のポイントは、家とお墓の処分時期について、いつ頃が良いのか、ということでした。3回忌後から処分を検討することは、一つの区切りとして良いでしょう。しかし、大切なのは、ご自身の状況や気持ち、そして経済的な負担などを総合的に判断することです。
今回の記事で重要な点は以下の通りです。
遺産整理は、時間も手間もかかる作業ですが、故人の遺志を尊重し、ご自身の将来のためにも、前向きに取り組んでいきましょう。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック