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中古アパート売却検討中。手出しが増え、ローン完済間近だが売却は得策?

【背景】
・6年前に中古アパートを購入。
・ローンはあと4年で完済予定。
・ここ1年ほど、アパート経営で手出しが発生している。

【悩み】
・手出しが増えている状況での売却が、得策なのか知りたい。
・ローン完済間近であることも考慮して、最適な判断をしたい。

手出しがあるなら売却も検討を。ただし、売却益や税金も考慮し、専門家への相談も検討しましょう。

アパート売却の基礎知識:なぜ売るのか?

中古アパートの売却を検討する理由は、大きく分けていくつかあります。まず、今回の質問者さんのように、収入よりも支出が多くなってしまう「手出し」が発生している場合です。これは、家賃収入がローンの返済額や修繕費、固定資産税などの経費を賄いきれていない状態を指します。

次に、将来的なリスクを考えて売却する場合もあります。例えば、建物の老朽化が進み、大規模な修繕が必要になることが予想される場合や、空室率が増加し、家賃収入が減少する可能性がある場合です。また、不動産市場全体の動向も重要です。
不動産価格が上昇している時期に売却すれば、高い売却益を得られる可能性があります。

さらに、所有しているアパートが、自身のライフプランに合わなくなった場合も売却を検討する理由になります。例えば、転勤や転職で遠方に引っ越すことになった場合や、相続が発生した場合などです。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、手出しが発生していることが売却を検討する主な理由と考えられます。ローン残高が少ないため、売却によってある程度の現金が得られる可能性があります。
しかし、売却にはメリットとデメリットの両方があるため、慎重な判断が必要です。

まず、売却のメリットとしては、手出しによる経済的負担から解放されること、そして、売却益を得られる可能性があることです。
一方、デメリットとしては、売却によって家賃収入という安定した収入源を失うこと、売却にかかる費用(仲介手数料や税金など)が発生すること、そして、売却後に新たな住居を探す必要があることなどが挙げられます。

結論としては、手出しが続いている状況であれば、売却も選択肢の一つとして検討すべきです。ただし、売却によって得られるメリットとデメリットを比較検討し、総合的に判断する必要があります。

関係する法律と制度

アパートの売却には、様々な法律や制度が関係します。
主なものとしては、不動産登記法、宅地建物取引業法、所得税法、そして、都市計画法や建築基準法などです。

まず、不動産登記法は、不動産の所有権や権利関係を明確にするための法律です。アパートを売却する際には、所有権移転登記を行う必要があります。
宅地建物取引業法は、不動産取引の公正を確保するための法律で、不動産会社(宅地建物取引業者)の業務に関するルールを定めています。アパートの売買を仲介してもらう場合は、この法律に基づいて、不動産会社との間で媒介契約を結ぶことになります。

所得税法は、不動産の売却益にかかる税金(譲渡所得税)について定めています。アパートを売却して利益が出た場合は、譲渡所得税を納める必要があります。
都市計画法や建築基準法は、建物の建築や利用に関するルールを定めています。アパートの売却に際しては、これらの法律に違反していないか確認する必要があります。

その他、固定資産税や都市計画税なども関係してきます。これらの税金は、不動産の所有者に課税されるもので、売却の際には、日割り計算で精算されるのが一般的です。

誤解されがちなポイント

アパート売却に関して、誤解されがちなポイントがいくつかあります。
まず、売却益が出れば必ず税金がかかるわけではないということです。
所有期間が5年を超える場合は、長期譲渡所得となり、税率が低くなります。また、3,000万円特別控除などの特例を利用できる場合もあります。

次に、ローンが残っているから売却できないわけではないということです。
売却価格がローン残高を上回れば、売却代金でローンを完済し、残りを手元に残すことができます。
逆に、売却価格がローン残高を下回る場合は、不足分を自己資金で補填するか、金融機関との交渉が必要になります(これを「アンダーローン」と呼びます)。

また、売却価格は、必ずしも希望通りになるとは限りません。
不動産市場の状況や、アパートの状態、立地条件などによって、売却価格は大きく変動します。
そのため、複数の不動産会社に査定を依頼し、適切な売却価格を見極めることが重要です。

実務的なアドバイスと具体例

アパートを売却する際には、いくつかのステップを踏む必要があります。
まず、売却の意思を固めたら、複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
査定価格を比較検討し、信頼できる不動産会社を選びます。

次に、不動産会社と媒介契約を結びます。媒介契約には、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類があります。
一般媒介契約は、複数の不動産会社に売却を依頼できる契約です。専任媒介契約と専属専任媒介契約は、1社の不動産会社に売却を依頼する契約で、専属専任媒介契約の方が、より不動産会社に売却活動を任せることになります。

媒介契約を締結したら、不動産会社は売却活動を開始します。
具体的には、物件の情報を広告したり、購入希望者を探したりします。
購入希望者が見つかれば、価格交渉や契約条件の調整を行い、売買契約を締結します。

売買契約が締結されたら、残代金の決済を行い、所有権移転登記を行います。
この手続きは、司法書士に依頼するのが一般的です。

具体例として、
ある方が、築20年の中古アパートを売却したケースを考えてみましょう。
そのアパートは、駅徒歩圏内にあり、入居率も比較的高かったため、ある程度の価格で売却することができました。
売却益が出たため、譲渡所得税を納める必要がありましたが、3,000万円特別控除を利用したため、税負担を軽減することができました。
この方は、売却代金でローンを完済し、残りの資金を老後の資金に充てることができました。

専門家に相談すべき場合とその理由

アパートの売却は、専門的な知識が必要となるため、専門家への相談を検討することをお勧めします。
特に、以下のような場合は、専門家への相談が不可欠です。

  • 税金に関する疑問がある場合:
    売却益にかかる税金や、利用できる特例について詳しく知りたい場合は、税理士に相談しましょう。
  • ローン残債がある場合:
    ローン残債が売却価格を上回る可能性がある場合は、金融機関との交渉が必要になることがあります。
    そのような場合は、不動産コンサルタントや、ファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
  • 売却価格の適正性について判断に迷う場合:
    複数の不動産会社に査定を依頼しても、売却価格の判断に迷う場合は、不動産鑑定士に相談することも検討しましょう。
  • 売買契約に関する法的知識が必要な場合:
    売買契約の内容について詳しく知りたい場合は、弁護士に相談しましょう。

専門家は、それぞれの専門分野の知識と経験に基づいて、的確なアドバイスをしてくれます。
専門家に相談することで、売却に関するリスクを最小限に抑え、より良い結果を得られる可能性が高まります。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問者さんのケースでは、手出しが発生していることが、アパート売却を検討する主な理由です。
ローン完済が近いとはいえ、手出しが続くようであれば、売却も選択肢として検討すべきです。

売却を検討する際には、売却によって得られるメリット(手出しからの解放、売却益の可能性)とデメリット(家賃収入の喪失、売却費用の発生)を比較検討し、総合的に判断することが重要です。
また、売却益にかかる税金や、利用できる特例についても確認しておきましょう。

売却に関する判断に迷う場合は、不動産会社だけでなく、税理士や弁護士などの専門家にも相談することをお勧めします。
専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができ、後悔のない選択ができるはずです。

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