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中古マンション購入前に元居住者へ確認すべきこと!後悔しないための必須チェックリスト

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おすすめ3社をチェック現在居住されている方と2回見学に行き、マンションの状況や上の階の様子などを伺うことができました。引っ越しは1ヶ月後を予定されているそうです。
【悩み】
契約前に、元居住者の方から聞いておくべきことが他に何かあるか知りたいです。ゴミの出し方やマンションの決まり事などは思いつきますが、他に重要な情報はないか不安です。中古住宅購入で、後で困った経験などがあれば教えていただきたいです。
中古マンションを購入する際には、売買契約を締結し、その後、所有権の移転(引き渡し)が行われます。引き渡し前に、物件の状態や周辺環境について、可能な限り情報を収集しておくことが重要です。特に、元居住者の方から直接情報を聞ける機会は貴重です。
質問者様は既にゴミの出し方やマンションの決まり事を挙げていらっしゃいますが、それ以外にも確認すべき事項はたくさんあります。以下にリストアップします。
(エアコン、給湯器、キッチン、浴室など。修理歴や不具合があれば、いつ、どのような修理が行われたかを確認しましょう。特に、築年数の古いマンションでは、設備機器の故障リスクが高いです。)
(騒音問題やトラブルなど、近隣住民との関係性について、さりげなく聞いてみましょう。良好な関係が築けているか、何か問題を抱えているかを知ることは重要です。)
(上下左右の住戸からの生活音や騒音の状況について確認しましょう。特に、夜間の騒音や、週末の騒音は、居住後の生活に大きく影響します。)
(ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣の発生状況について確認しましょう。発生頻度や対策方法などを聞いておくと安心です。)
(管理組合の活動状況や、修繕積立金の状況、管理会社の対応などについて、元居住者の方の意見を聞いてみましょう。)
(気になることがあれば、何でも聞いてみましょう。些細なことでも、後々問題になる可能性があります。)
不動産取引は、宅地建物取引業法(宅建業法)によって規制されています。この法律では、不動産業者には重要事項説明義務があり、物件に関する重要な情報を買い主に伝えることが義務付けられています。しかし、元居住者からの情報収集は、この法律の範囲外であり、あくまで参考情報として活用する必要があります。
元居住者から得た情報は、法的拘束力はありません。つまり、元居住者の発言を根拠に、売主や不動産業者に責任を問うことは難しいです。あくまで、購入判断の参考情報として活用しましょう。
「以前、〇〇が故障したことはありますか?」
「近隣住民とのトラブルはありますか?」
「騒音で困ったことはありませんか?」
「このマンションの管理組合は、どのような活動をしていますか?」
など、具体的な質問を準備しておきましょう。
物件に瑕疵(かし:欠陥)が見つかった場合や、売買契約に問題があった場合などは、弁護士や不動産鑑定士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応を取ることができます。
中古マンション購入は高額な買い物です。後悔しないためにも、可能な限り情報を収集し、慎重に判断することが重要です。元居住者の方との会話は、貴重な情報収集の機会となります。上記の点を参考に、積極的に質問し、安心してマイホームを手に入れましょう。
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