• Q&A
  • 中古マンション購入前に元居住者へ確認すべきこと!後悔しないための必須チェックリスト

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

中古マンション購入前に元居住者へ確認すべきこと!後悔しないための必須チェックリスト

【背景】
中古マンションを購入予定で、契約間近です。物件は住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)の差し押さえ物件でしたが、不動産業者の方が問題を解決してくれました。希望金額で契約でき、未払いの管理費なども解消されるとのことです。今週、手付金を支払う予定です。

現在居住されている方と2回見学に行き、マンションの状況や上の階の様子などを伺うことができました。引っ越しは1ヶ月後を予定されているそうです。

【悩み】
契約前に、元居住者の方から聞いておくべきことが他に何かあるか知りたいです。ゴミの出し方やマンションの決まり事などは思いつきますが、他に重要な情報はないか不安です。中古住宅購入で、後で困った経験などがあれば教えていただきたいです。

居住者への確認事項をリスト化し、契約前に確認しましょう。

テーマの基礎知識:中古マンション購入と引き渡し

中古マンションを購入する際には、売買契約を締結し、その後、所有権の移転(引き渡し)が行われます。引き渡し前に、物件の状態や周辺環境について、可能な限り情報を収集しておくことが重要です。特に、元居住者の方から直接情報を聞ける機会は貴重です。

今回のケースへの直接的な回答:元居住者への確認事項リスト

質問者様は既にゴミの出し方やマンションの決まり事を挙げていらっしゃいますが、それ以外にも確認すべき事項はたくさんあります。以下にリストアップします。

  • 設備機器の使用方法と不具合履歴
  • (エアコン、給湯器、キッチン、浴室など。修理歴や不具合があれば、いつ、どのような修理が行われたかを確認しましょう。特に、築年数の古いマンションでは、設備機器の故障リスクが高いです。)

  • 近隣住民との関係性
  • (騒音問題やトラブルなど、近隣住民との関係性について、さりげなく聞いてみましょう。良好な関係が築けているか、何か問題を抱えているかを知ることは重要です。)

  • 生活音や騒音に関する情報
  • (上下左右の住戸からの生活音や騒音の状況について確認しましょう。特に、夜間の騒音や、週末の騒音は、居住後の生活に大きく影響します。)

  • 害虫や害獣の発生状況
  • (ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣の発生状況について確認しましょう。発生頻度や対策方法などを聞いておくと安心です。)

  • マンションの管理状況
  • (管理組合の活動状況や、修繕積立金の状況、管理会社の対応などについて、元居住者の方の意見を聞いてみましょう。)

  • その他気になる点
  • (気になることがあれば、何でも聞いてみましょう。些細なことでも、後々問題になる可能性があります。)

関係する法律や制度:宅地建物取引業法

不動産取引は、宅地建物取引業法(宅建業法)によって規制されています。この法律では、不動産業者には重要事項説明義務があり、物件に関する重要な情報を買い主に伝えることが義務付けられています。しかし、元居住者からの情報収集は、この法律の範囲外であり、あくまで参考情報として活用する必要があります。

誤解されがちなポイント:元居住者の証言の法的拘束力

元居住者から得た情報は、法的拘束力はありません。つまり、元居住者の発言を根拠に、売主や不動産業者に責任を問うことは難しいです。あくまで、購入判断の参考情報として活用しましょう。

実務的なアドバイスや具体例:具体的な質問例

「以前、〇〇が故障したことはありますか?」
「近隣住民とのトラブルはありますか?」
「騒音で困ったことはありませんか?」
「このマンションの管理組合は、どのような活動をしていますか?」
など、具体的な質問を準備しておきましょう。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士や不動産鑑定士

物件に瑕疵(かし:欠陥)が見つかった場合や、売買契約に問題があった場合などは、弁護士や不動産鑑定士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応を取ることができます。

まとめ:後悔しないための情報収集

中古マンション購入は高額な買い物です。後悔しないためにも、可能な限り情報を収集し、慎重に判断することが重要です。元居住者の方との会話は、貴重な情報収集の機会となります。上記の点を参考に、積極的に質問し、安心してマイホームを手に入れましょう。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop