- Q&A
中古外車の納品後不具合、返品・交換は可能? 恐怖の体験と対応策を解説

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【背景】
【悩み】
初期不良と判断されれば、契約解除や同等車への交換を交渉できる可能性があります。弁護士への相談も検討しましょう。
中古車の購入後に不具合が発生した場合、返品や交換ができるのか、多くの人が不安に感じるものです。特に、今回のように命に関わる可能性のある重大な不具合の場合、その不安は大きいでしょう。ここでは、中古車の購入における返品・交換に関する基礎知識、今回のケースへの対応策、そして注意点について解説します。
中古車の売買は、民法上の「売買契約」に基づいて行われます。売買契約では、売り手は「瑕疵担保責任」(かし たんぽ せきにん)を負う場合があります。これは、引き渡された商品に隠れた欠陥(瑕疵)があり、それが通常の使用を妨げる場合に、売り手が責任を負うというものです。ただし、2020年4月の民法改正により、瑕疵担保責任という言葉は使われなくなり、「契約不適合責任」という言葉に変わりました。
契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)とは、売買契約の内容と実際に引き渡された商品が異なる場合に、売り手が負う責任のことです。例えば、契約時に説明されていなかった故障があった場合などが該当します。契約不適合責任に基づき、買主は修繕請求、代金減額請求、損害賠償請求、そして契約解除を求めることができます。
中古車の場合、車の状態は様々であり、ある程度の経年劣化や使用に伴う消耗は避けられません。しかし、納車後すぐに重大な不具合が発生した場合、契約不適合責任が問われる可能性が高まります。
今回のケースでは、納車後短期間で2度も不具合が発生しており、しかも2度目の不具合は安全に関わる重大なものです。これは、車の品質に問題がある可能性を示唆しており、契約不適合責任を問える可能性が高いと考えられます。
まず、販売店に連絡し、状況を説明しましょう。その際、以下の点を明確に伝えることが重要です。
販売店との交渉では、感情的にならず、冷静に事実を伝え、具体的な要求をすることが大切です。販売店が誠実に対応しない場合は、内容証明郵便で通知を送ることも検討しましょう。内容証明郵便は、いつ、どのような内容の文書を誰が誰に送ったかを証明するもので、法的効力を持たせるための手段の一つです。
交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法的観点から今回のケースを分析し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。また、弁護士が販売店との交渉を代行することも可能です。
中古車売買には、民法の契約不適合責任の他に、消費者契約法も関係してくる場合があります。消費者契約法は、事業者と消費者の間の情報格差を是正し、消費者を保護するための法律です。
消費者契約法(しょうひしゃけいやくほう)は、事業者の不当な勧誘行為や、消費者の誤解を招くような契約条項を無効にすることができます。例えば、車の状態について虚偽の説明があった場合や、消費者に不利な契約条項がある場合など、消費者契約法に基づいて契約を取り消せる可能性があります。
また、自動車販売業者は、特定商取引法に基づく規制も受けています。特定商取引法は、訪問販売や通信販売など、特定の取引形態における消費者の保護を目的としています。中古車販売においても、契約前の情報開示義務や、クーリングオフ制度などが適用される場合があります。
今回のケースでは、販売店が車の状態について十分な説明をしていなかった場合や、契約内容に不備がある場合、これらの法律が適用される可能性があります。弁護士に相談することで、これらの法律を最大限に活用し、有利な解決を図ることができます。
中古車購入において、よく誤解される点があります。それは、保証の範囲と契約内容です。
多くの販売店では、中古車にも保証を付帯しています。しかし、保証の範囲は、販売店や保証の種類によって異なります。保証期間や保証対象となる部品、修理費用の上限などを事前に確認しておくことが重要です。特に、格安の中古車の場合、保証が付いていない場合や、保証範囲が限定されている場合があります。
また、契約書の内容もよく確認しましょう。契約書には、車の状態、保証内容、返品・交換に関する条件などが記載されています。契約書に署名する前に、これらの内容を理解し、疑問点があれば販売店に質問することが大切です。契約書に不利な条項が含まれていないか、弁護士に確認してもらうのも良いでしょう。
今回のケースでは、保証期間が残っている場合、保証に基づいて修理を受けることができます。しかし、保証対象外の不具合であったり、保証期間が過ぎていた場合は、契約不適合責任に基づいて対応することになります。
販売店との交渉を有利に進めるためには、以下の点に注意しましょう。
具体例として、過去の事例では、納車後すぐにエンジンが故障した中古車について、販売店が修理を拒否した場合、弁護士が内容証明郵便を送付し、最終的に契約解除と全額返金が認められたケースがあります。また、ブレーキの故障により事故を起こしそうになったケースでは、車の欠陥が原因と認められ、損害賠償が認められた事例もあります。
今回のケースのように、納車後短期間で重大な不具合が2度も発生した場合、専門家への相談は必須と言えるでしょう。特に、安全に関わる問題であるため、専門家の意見を聞き、適切な対応を取ることが重要です。
弁護士に相談すべき主な理由は以下の通りです。
弁護士費用については、相談料や着手金、成功報酬などがあります。弁護士費用については、事前に弁護士とよく話し合い、納得した上で契約を結ぶようにしましょう。
今回のケースでは、中古車の納車後短期間での不具合発生という状況から、契約不適合責任を問える可能性が高いです。返品または交換を求めるためには、販売店との交渉が重要であり、必要に応じて弁護士に相談しましょう。
今回の重要ポイントをまとめます。
今回の経験を教訓に、今後の車の購入やトラブルに備えましょう。そして、もし同様の状況に陥った場合は、諦めずに、専門家や関係機関に相談し、適切な対応を取ることが大切です。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック