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中国製の日本車模倣車、購入は可能?法的な問題と注意点

【背景】
・中国で日本車に似たデザインの車が多く販売されているのを見かけた。
・それらの車を日本で購入したり、運転したりすることは可能なのか疑問に思った。
・買う気はないものの、法的に問題がないのか、個人的な興味から質問。

【悩み】
・中国製の模倣車を日本で所有したり、公道で走行させたりすることはできるのか知りたい。
・もし購入できるとしたら、どのような手続きが必要なのか、どのようなリスクがあるのか知りたい。

中国製模倣車の日本での購入・走行は、法規制により非常に困難です。

模倣車とは?デザイン模倣の現状を理解する

中国では、日本の自動車メーカーのデザインを模倣した車が多数販売されています。
これらの車は、外観が日本の人気車種に酷似していることが特徴です。
しかし、デザインを真似すること自体は、必ずしも違法ではありません。
知的財産権(意匠権、著作権など)を侵害していなければ、デザインを参考にすることは可能です。
ただし、商標権(ブランド名やロゴ)を無断で使用することは違法です。

日本で中国製模倣車を購入できるのか?法的なハードル

結論から言うと、中国製の模倣車を日本で合法的に購入し、公道を走行させることは非常に困難です。
その主な理由は、以下の通りです。

  • 型式指定の取得:
    日本で自動車を販売するには、国土交通省の型式指定(車両の安全基準を満たしていることの証明)を受ける必要があります。
    中国製の模倣車がこの型式指定を取得している可能性は極めて低いです。
  • 保安基準への適合:
    型式指定を受けていない車は、一台一台、国の定める保安基準(ブレーキ性能、排ガス規制、安全装備など)に適合しているかを検査(予備検査・継続検査)を受ける必要があります。
    模倣車が日本の保安基準を満たしている保証はなく、適合させるための改造には多大な費用と手間がかかります。
  • 輸入手続き:
    海外から車を輸入するには、関税の支払い、通関手続き、各種書類の提出などが必要です。
    これらの手続きをクリアする必要がある上に、上記の型式指定や保安基準の問題が立ちはだかります。

関連する法律と制度

中国製模倣車に関連する日本の法律や制度には、以下のようなものがあります。

  • 道路運送車両法:
    自動車の安全基準や登録、検査に関する規定を定めています。
    この法律に基づき、型式指定や保安基準適合が義務付けられています。
  • 関税法:
    外国から物品を輸入する際の関税の徴収や手続きについて定めています。
    輸入車にも関税が課せられます。
  • 不正競争防止法:
    他社の商標やデザインを不正に使用することを禁止しています。
    模倣車が日本の自動車メーカーの商標やデザインを侵害している場合、この法律に抵触する可能性があります。
  • 意匠法:
    デザイン(意匠)を保護するための法律です。
    模倣車が日本の自動車メーカーの意匠権を侵害している場合、この法律に基づき、製造・販売が差し止められる可能性があります。

誤解されがちなポイント

中国製模倣車に関する誤解として、以下のような点が挙げられます。

  • デザインが似ているだけなら問題ない:
    デザインが似ているだけでは、直ちに違法とは限りません。
    しかし、商標権や意匠権を侵害している場合は、法的問題となる可能性があります。
  • 個人輸入なら問題ない:
    個人輸入であっても、日本の保安基準を満たさなければ、公道を走行することはできません。
    また、型式指定を受けていない車は、構造変更検査を受ける必要があり、これが非常に難しい場合があります。
  • 販売している業者がいる:
    一部の業者が模倣車を販売している場合でも、法的に問題がないとは限りません。
    購入前に、その車の法的根拠(型式指定の有無、保安基準への適合状況など)を必ず確認する必要があります。

実務的なアドバイスと具体例

もし中国製の模倣車に興味がある場合、以下の点に注意してください。

  • 法的な専門家への相談:
    購入を検討する前に、弁護士や自動車に関する専門家(自動車整備士、行政書士など)に相談し、法的な問題がないか確認することをお勧めします。
  • 型式指定の確認:
    その車が日本の型式指定を受けているか、販売業者に確認してください。
    型式指定を受けていない場合、公道を走行させるためのハードルは非常に高くなります。
  • 保安基準適合の確認:
    型式指定を受けていない場合、保安基準に適合しているかの検査を受ける必要があります。
    検査に合格するための費用や手間についても、販売業者に確認してください。
  • 商標権・意匠権の侵害の確認:
    その車が日本の自動車メーカーの商標権や意匠権を侵害していないか、弁護士に確認することをお勧めします。
  • リスクの理解:
    万が一、法的な問題が発生した場合、車の没収、損害賠償請求、刑事罰などのリスクがあることを理解しておきましょう。

具体例として、中国製の模倣車を個人輸入し、日本の公道で走行させようとした人が、保安基準を満たせず、結局公道を走行できなかったというケースがあります。
また、日本の自動車メーカーから、商標権や意匠権侵害で訴えられたケースもあります。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、弁護士や自動車に関する専門家に相談することをお勧めします。

  • 中国製模倣車の購入を検討している場合:
    法的な問題がないか、事前に専門家に確認することで、リスクを回避できます。
  • 中国製模倣車に関するトラブルに巻き込まれた場合:
    弁護士に相談し、適切な対応策を講じる必要があります。
  • 商標権や意匠権に関する問題が発生した場合:
    弁護士に相談し、権利侵害の有無や対応策についてアドバイスを受ける必要があります。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

中国製の日本車模倣車を日本で購入し、公道を走行させることは、法的なハードルが非常に高く、現実的ではありません。
型式指定の取得、保安基準への適合、輸入手続きなど、クリアすべき課題が多数存在します。
購入を検討する場合は、必ず専門家(弁護士、自動車関連の専門家)に相談し、法的な問題がないか確認してください。
模倣車に関するリスクを十分に理解し、安易な購入は避けるようにしましょう。

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