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事故物件のアパート、強烈な匂いで退去したい!費用は戻る? – 専門家が徹底解説

質問の概要

【背景】

  • 事故物件として契約したアパートに入居したが、強烈なアロマの匂い(線香の匂いを消すため?)が酷く、体調不良を起こしている。
  • 大家は対応してくれず、自分で対処するように言われた。
  • 初期費用や引っ越し費用を支払い、入居後8日しか経っていない。
  • 不動産屋は、内覧時に事故物件の場所を誤って伝えていた。
  • 内覧は急かされ、匂いに気づきにくかった。

【悩み】

  • 匂いが原因で退去したいが、費用(初期費用、引っ越し代)が戻るのか不安。
  • 匂いによる問題は、文句を言えないものなのか疑問。
  • 不動産屋の説明に納得がいかない。

契約解除や費用の一部返還を求めることは可能ですが、匂いの程度や状況、契約内容によって結果は異なります。専門家への相談も検討しましょう。

回答と解説

テーマの基礎知識:事故物件と契約の基本

まず、今回の問題の核心である「事故物件」について、基本的な知識を確認しましょう。

事故物件とは?

事故物件とは、過去にその物件内で人の死亡事故があった物件のことです。主なものとしては、自殺、他殺、孤独死などがあります。このような物件は、心理的な抵抗感から、一般的に賃料が安く設定される傾向があります。このことは、不動産取引において重要な情報として扱われ、告知義務が発生します。

告知義務とは?

不動産会社や大家は、入居希望者に対して、その物件が事故物件であることを告知する義務があります。これは、入居者の心理的な負担や、その後のトラブルを避けるために法律で定められています。

契約の基本

賃貸契約は、貸主(大家さん)と借主(あなた)の間で、物件を貸し借りする約束です。契約書には、賃料、契約期間、退去時の条件など、様々な取り決めが記載されています。契約内容をしっかりと確認し、疑問点があれば、契約前に不動産会社や大家に質問することが重要です。

今回のケースへの直接的な回答:匂いと契約解除

今回のケースでは、強烈な匂いによって生活に支障が出ており、退去を希望している状況です。この場合、いくつかの法的根拠に基づき、契約解除や費用の返還を求めることが検討できます。

契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)

物件に契約内容と異なる問題(匂いなど)がある場合、貸主は契約不適合責任を負う可能性があります。これは、契約時に説明されていなかった問題(匂い)によって、入居者が契約の目的を達成できなくなった場合に適用される可能性があります。

契約解除と費用の返還

契約不適合責任に基づき、契約解除を求めることが可能です。契約解除が認められた場合、支払った初期費用や引っ越し費用の一部または全部の返還を請求できる可能性があります。

匂いの問題

匂いについては、客観的に判断することが難しい場合があります。しかし、今回のケースでは、匂いが原因で体調不良を起こし、生活に支障が出ているという具体的な状況があります。この点は、契約解除を求める上で重要な要素となります。

関係する法律や制度:契約解除と告知義務

今回の問題に関連する法律や制度を詳しく見ていきましょう。

宅地建物取引業法

不動産会社は、物件の重要な情報(事故物件であることなど)を、契約前に説明する義務があります。この義務を怠った場合、法的な責任を問われる可能性があります。

消費者契約法

不動産会社の説明に誤りがあった場合や、不利な契約内容であった場合、消費者は契約を取り消すことができる可能性があります。

民法

契約不適合責任や、損害賠償請求など、契約に関する基本的なルールを定めています。

告知義務違反

不動産会社が、事故物件であることを告知しなかった場合、告知義務違反となります。この場合、損害賠償請求や、契約の無効を主張できる可能性があります。

誤解されがちなポイントの整理:匂いの問題と個人差

今回のケースで、誤解されやすいポイントを整理します。

匂いの問題と個人差

匂いは、個人の感じ方によって大きく異なります。しかし、今回のケースでは、客観的に匂いが強く、体調に影響を与えているという状況があります。この場合、単なる「個人の感じ方の違い」として片付けられるわけではありません。

内覧時の注意点

内覧時に匂いに気づかなかったとしても、契約後に匂いが酷くて生活に支障が出た場合、契約不適合責任を問える可能性があります。内覧は、あくまで物件の状態を確認する機会であり、契約後の問題に対する免責事項にはなりません。

契約書の確認

契約書に、匂いに関する特約がないか確認しましょう。もし、匂いに関する特約がある場合、その内容によって、契約解除の可否や、費用の返還の可能性が変わることがあります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:証拠の収集と交渉

実際に問題を解決するために、どのような行動をとるべきか、具体的なアドバイスをします。

証拠の収集

・匂いの状況を記録する(写真、動画、匂いの強さをメモ)
・体調不良の記録(病院の診断書、症状を記録したメモ)
・大家や不動産会社とのやり取りの記録(メール、手紙、録音)

大家との交渉

・まずは、大家に現状を説明し、対応を求める(修繕、減額など)
・解決しない場合は、内容証明郵便で契約解除と費用の返還を請求する

不動産会社との交渉

・内覧時の説明と異なる点(事故物件の場所など)を指摘する
・損害賠償を請求する

弁護士への相談

・交渉がうまくいかない場合や、法的手段を検討する場合は、弁護士に相談しましょう。

具体例

・ある入居者が、事故物件に入居後、強烈な異臭で体調を崩し、退去を余儀なくされたケース。弁護士に相談し、大家との交渉の結果、初期費用と引っ越し費用の一部が返還された。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士と不動産鑑定士

今回のケースでは、専門家への相談が有効な場合があります。

弁護士

・契約解除や損害賠償請求など、法的手段を検討する場合
・大家や不動産会社との交渉がうまくいかない場合
・法的知識や経験に基づいたアドバイスが必要な場合

不動産鑑定士

・匂いが、物件の価値にどの程度影響を与えているのか評価してもらう場合
・損害賠償請求の根拠を強化したい場合

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

・強烈な匂いによって生活に支障が出ている場合、契約解除や費用の返還を求めることができる可能性があります。

・契約不適合責任や、告知義務違反などが、法的根拠となります。

・証拠を収集し、大家や不動産会社との交渉を行いましょう。

・交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談しましょう。

・匂いの問題は、客観的に判断することが難しい場合がありますが、体調に影響が出ている場合は、無視できません。

・契約書の内容をしっかりと確認し、疑問点があれば、専門家に相談しましょう。

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