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  • 人身事故と物損事故、どちらを選ぶ? 84歳姑の自転車事故で迷う

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人身事故と物損事故、どちらを選ぶ? 84歳姑の自転車事故で迷う

質問の概要

【背景】

  • 84歳の姑が、青信号の交差点で自転車に乗車中に左折車と接触し転倒。
  • 救急搬送されたものの、かすり傷と打撲程度の軽傷。
  • 警察からは、人身事故か物損事故か2日以内に決めて連絡するように指示。
  • 警察の対応について、保険代理店からは「おかしい」と非難があった。
  • 加害者は誠意ある対応をしており、姑も相手を懲らしめたい気持ちはない。
  • 保険会社からは、人身事故にしないと後から症状が悪化した場合対応できないと言われた。
  • 専門医の診断結果を待って判断する予定。

【悩み】

  • 人身事故と物損事故のどちらにするか迷っている。
  • 警察の対応から、人身事故にすることにためらいを感じている。
  • 軽傷のため、物損事故で済ませるべきか迷っている。
  • 後から症状が悪化した際、物損事故だと対応してもらえないのではないかと不安。
人身事故は、後々の治療や補償に備える選択肢。専門医の診断結果と、今後の治療の見通しを踏まえて判断を。

事故の分類:人身事故と物損事故とは?

交通事故は、大きく分けて「人身事故」と「物損事故」の2つに分類されます。この分類は、事故の状況や結果によって決まります。

人身事故とは、交通事故によって人が怪我をしたり、亡くなったりした場合に適用されます。警察への届け出も必要となり、加害者には刑事上の責任や行政上の責任(免許の点数など)が発生する可能性があります。また、被害者は治療費や慰謝料などを加害者に請求することができます。

物損事故とは、交通事故によって車や建物などの物が壊れた場合に適用されます。人が怪我をしていない、または軽微な怪我で治療の必要がない場合などが該当します。この場合、警察への届け出は必要ですが、加害者に刑事上の責任が発生することは基本的にありません。損害賠償は、壊れた物の修理費用などが中心となります。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、84歳の姑が怪我をしています。かすり傷や打撲程度の軽傷とのことですが、人身事故として扱うことが適切です。なぜなら、人身事故として届け出ることで、万が一、後から症状が悪化した場合でも、適切な治療を受け、必要な補償を受けることができるからです。

警察から「相手を懲らしめたいのか」と聞かれたとのことですが、人身事故にすることが「相手を懲らしめる」ことだけを目的とするわけではありません。人身事故として届け出ることは、被害者の権利を守り、将来的な不安を軽減するために重要な手続きです。

関係する法律や制度について

交通事故に関連する主な法律は、「道路交通法」と「自動車損害賠償保障法(自賠法)」です。

  • 道路交通法は、交通ルールや運転者の義務などを定めています。交通事故を起こした場合、違反の内容によっては、刑事罰や行政処分(免許停止など)が科せられることがあります。
  • 自賠法は、交通事故の被害者を救済するための法律です。自動車を運転する人は、自賠責保険への加入が義務付けられています。自賠責保険は、対人賠償保険であり、交通事故で他人を死傷させた場合の基本的な補償を担います。

人身事故の場合、加害者は自賠責保険に加えて、任意保険に加入している場合がほとんどです。任意保険は、自賠責保険ではカバーしきれない損害(治療費、慰謝料、休業損害など)を補償します。

誤解されがちなポイントの整理

今回のケースで、誤解されやすいポイントを整理しましょう。

  • 警察の対応について:警察は、事故の状況を客観的に判断し、適切な処理を行う義務があります。しかし、人身事故と物損事故のどちらにするかの判断は、被害者の意思も尊重されます。警察の言葉に惑わされず、ご自身の判断で決めることが大切です。
  • 軽傷だから物損で良い?:軽傷であっても、後から症状が悪化する可能性はあります。特に高齢者の場合、骨折などが発見されにくいこともあります。少しでも不安がある場合は、人身事故として届け出ることをお勧めします。
  • 相手への影響:人身事故にすると、加害者の免許に影響が出たり、刑事責任を問われる可能性はありますが、それは、加害者の過失の程度や事故の状況によって異なります。人身事故にすることが、必ずしも加害者を厳しく罰することに繋がるわけではありません。

実務的なアドバイスと具体例の紹介

実際に、人身事故として手続きを進める場合の具体的な流れと、注意点について説明します。

  1. 警察への届け出:まずは、管轄の警察署に人身事故として届け出ます。すでに物損事故として届け出ている場合は、警察に連絡して人身事故に切り替える手続きを行いましょう。
  2. 診断書の取得:必ず、医師の診断を受け、診断書を発行してもらいましょう。診断書は、怪我の程度や治療期間を証明する重要な書類です。
  3. 保険会社への連絡:加入している保険会社に連絡し、事故の状況を報告します。保険会社は、示談交渉や保険金の支払いなど、様々なサポートをしてくれます。
  4. 治療と通院:医師の指示に従い、適切な治療を受けましょう。通院記録は、後々の補償に影響します。
  5. 示談交渉:加害者側の保険会社と示談交渉を行います。治療費、慰謝料、休業損害など、様々な損害について話し合い、合意を目指します。

具体例:

例えば、転倒時に骨折していた場合、物損事故では治療費の補償を受けられない可能性があります。人身事故として届け出ていれば、治療費はもちろん、慰謝料や、場合によっては休業損害も請求できます。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の場合は専門家への相談を検討しましょう。

  • 後遺症が残る可能性がある場合:後遺症が残った場合、適切な補償を受けるためには、専門的な知識が必要です。弁護士に相談することで、適正な賠償額を算出し、交渉を有利に進めることができます。
  • 保険会社との交渉が難航する場合:保険会社との交渉がうまくいかない場合や、保険会社の提示額に納得できない場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、あなたの代わりに交渉を行い、正当な権利を守ります。
  • 過失割合で争いがある場合:事故の過失割合について、加害者側と意見が対立する場合は、弁護士に相談して、客観的な視点からアドバイスを受けることが重要です。

弁護士費用については、多くの弁護士事務所で無料相談を実施しています。まずは相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをお勧めします。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースで、最も重要なポイントは以下の通りです。

  • 人身事故として届け出ることが基本:怪我をしている場合は、軽傷であっても人身事故として届け出ることが、将来的なリスクに備えるために重要です。
  • 専門医の診断結果を重視:専門医の診断を受け、怪我の状況を正確に把握しましょう。
  • 保険会社と連携:保険会社に連絡し、事故の状況を報告し、必要なサポートを受けましょう。
  • 専門家への相談も検討:後遺症の可能性や、保険会社との交渉が難航する場合は、弁護士などの専門家に相談しましょう。

今回の事故では、84歳という年齢を考慮すると、後遺症のリスクも高まります。慎重に判断し、適切な対応をとることが大切です。

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