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仕掛かり工事金額とは?工事進行率100%時の金額についてわかりやすく解説

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建設工事の世界では、工事が完了するまでの間に、さまざまな「お金」に関する処理が行われます。その中でも、今回ご質問いただいた「仕掛かり工事金額」は、工事の進捗状況を把握し、会計処理を行う上で非常に重要な要素です。
まず、仕掛かり工事とは、工事がまだ完成していない状態を指します。例えば、建物の基礎工事が終わって、まだ壁や屋根ができていない状態などが該当します。この未完成の工事にかかった費用を、会計上どのように扱うかが問題となります。
ここで登場するのが「仕掛かり工事金額」です。これは、簡単に言うと、現時点での工事の進捗度合いに応じて、工事にかかった費用を計算し、会計帳簿に記録するための金額です。
具体的には、工事の途中で発生した材料費、労務費(人件費)、外注費などの費用を積み上げていきます。そして、工事の進捗状況に合わせて、これらの費用を「仕掛かり工事」という勘定科目(会計上の分類)に計上します。
仕掛かり工事金額は、工事の進み具合を金額で表すことで、工事の状況を客観的に把握し、適切な会計処理を行うための重要な指標となります。
ご質問の「工事の進行率が100%になった時、請負金額と同額になるのか、それとも原価金額になるのか?」という点について解説します。
通常、工事の進行率が100%ということは、工事が完了し、引き渡しが済んだ状態を意味します。この場合、計上される金額は、原則として「請負金額」と同額になります。
請負金額とは、工事を依頼した側(発注者)と工事を請け負った側(受注者)の間であらかじめ合意された、工事全体の金額のことです。工事が完了し、すべての作業が完了した時点で、この請負金額が最終的な収入として計上されます。
一方、原価金額とは、工事にかかった費用の総額のことです。材料費、労務費、外注費など、工事を行うために実際に発生した費用の合計を指します。
工事の進行率が100%になった場合、仕掛かり工事金額は、最終的に請負金額に振り替えられます。つまり、仕掛かり工事として計上されていた金額が、完成した工事の売上として認識されるのです。
仕掛かり工事金額に関連する主な法律や制度として、以下のものがあります。
これらの法律や制度は、建設工事における会計処理の透明性を確保し、関係者間の信頼関係を築くために重要な役割を果たしています。
仕掛かり工事金額について、よく誤解される点として、原価と売上の関係があります。
工事の原価は、工事を行うために実際に発生した費用の総額です。一方、売上は、工事が完了し、引き渡しが完了した際に計上される金額です。
工事の利益は、売上から原価を差し引いて計算されます。例えば、請負金額が1億円で、原価が8000万円の場合、利益は2000万円となります。
仕掛かり工事金額は、工事の進捗状況に応じて、この原価を積み上げていくものです。工事が完了し、売上が計上される際には、仕掛かり工事金額が売上原価として認識され、利益計算に反映されます。
したがって、仕掛かり工事金額は、原価と売上の関係を理解する上で、非常に重要な要素となります。
仕掛かり工事金額を適切に管理するためには、以下の点に注意する必要があります。
具体的な例を挙げると、例えば、建物の基礎工事が完了した時点で、基礎工事にかかった費用を仕掛かり工事金額として計上します。その後、壁や屋根の工事が進むにつれて、さらに費用が加算され、仕掛かり工事金額も増加していきます。工事が完了し、建物が引き渡された時点で、仕掛かり工事金額は請負金額に振り替えられ、売上が計上されることになります。
以下のような場合は、専門家(税理士、公認会計士など)に相談することをおすすめします。
専門家は、会計や税務に関する専門知識を持っており、個々の状況に応じたアドバイスをしてくれます。
今回の質問に対する重要ポイントをまとめます。
仕掛かり工事金額に関する理解を深めることで、建設工事における会計処理をより正確に行い、経営判断に役立てることができます。
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