• Q&A
  • 仕掛かり工事金額とは?工事進行率100%時の金額についてわかりやすく解説

共有不動産・訳あり物件の無料相談
1 / -
売却を決めていなくても問題ありません。状況整理のご相談だけでもOKです。

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

仕掛かり工事金額とは?工事進行率100%時の金額についてわかりやすく解説

【背景】

  • 工事の「仕掛かり工事金額」について、どのような金額なのか知りたい。
  • 工事の進行率が100%になった場合、その金額が請負金額と同額になるのか、それとも原価金額になるのか疑問に思っている。

【悩み】

  • 仕掛かり工事金額の定義がよくわからない。
  • 工事の進捗状況と金額の関係について理解を深めたい。
仕掛かり工事金額は、工事の進捗に応じて計上される金額です。100%で請負金額と同額になる場合が一般的です。

工事の仕掛かり金額って何?基礎知識をわかりやすく解説

建設工事の世界では、工事が完了するまでの間に、さまざまな「お金」に関する処理が行われます。その中でも、今回ご質問いただいた「仕掛かり工事金額」は、工事の進捗状況を把握し、会計処理を行う上で非常に重要な要素です。

まず、仕掛かり工事とは、工事がまだ完成していない状態を指します。例えば、建物の基礎工事が終わって、まだ壁や屋根ができていない状態などが該当します。この未完成の工事にかかった費用を、会計上どのように扱うかが問題となります。

ここで登場するのが「仕掛かり工事金額」です。これは、簡単に言うと、現時点での工事の進捗度合いに応じて、工事にかかった費用を計算し、会計帳簿に記録するための金額です。

具体的には、工事の途中で発生した材料費、労務費(人件費)、外注費などの費用を積み上げていきます。そして、工事の進捗状況に合わせて、これらの費用を「仕掛かり工事」という勘定科目(会計上の分類)に計上します。

仕掛かり工事金額は、工事の進み具合を金額で表すことで、工事の状況を客観的に把握し、適切な会計処理を行うための重要な指標となります。

今回のケースへの直接的な回答:工事進行率100%の場合

ご質問の「工事の進行率が100%になった時、請負金額と同額になるのか、それとも原価金額になるのか?」という点について解説します。

通常、工事の進行率が100%ということは、工事が完了し、引き渡しが済んだ状態を意味します。この場合、計上される金額は、原則として「請負金額」と同額になります。

請負金額とは、工事を依頼した側(発注者)と工事を請け負った側(受注者)の間であらかじめ合意された、工事全体の金額のことです。工事が完了し、すべての作業が完了した時点で、この請負金額が最終的な収入として計上されます。

一方、原価金額とは、工事にかかった費用の総額のことです。材料費、労務費、外注費など、工事を行うために実際に発生した費用の合計を指します。

工事の進行率が100%になった場合、仕掛かり工事金額は、最終的に請負金額に振り替えられます。つまり、仕掛かり工事として計上されていた金額が、完成した工事の売上として認識されるのです。

関係する法律や制度:建設業法と会計基準

仕掛かり工事金額に関連する主な法律や制度として、以下のものがあります。

  • 建設業法: 建設業者は、工事の適切な施工と、発注者の保護を目的としています。工事の請負契約に関するルールや、工事の進捗管理、完成検査などについて規定しています。仕掛かり工事金額の計算や管理も、この法律に基づき適切に行われる必要があります。
  • 企業会計基準: 企業会計基準委員会(ASBJ)が定める会計基準は、企業の財務諸表作成に関するルールを定めています。工事の会計処理についても、売上高の計上基準や、工事原価の計算方法などが定められており、仕掛かり工事金額の計算にも影響を与えます。

これらの法律や制度は、建設工事における会計処理の透明性を確保し、関係者間の信頼関係を築くために重要な役割を果たしています。

誤解されがちなポイント:原価と売上の関係

仕掛かり工事金額について、よく誤解される点として、原価と売上の関係があります。

工事の原価は、工事を行うために実際に発生した費用の総額です。一方、売上は、工事が完了し、引き渡しが完了した際に計上される金額です。

工事の利益は、売上から原価を差し引いて計算されます。例えば、請負金額が1億円で、原価が8000万円の場合、利益は2000万円となります。

仕掛かり工事金額は、工事の進捗状況に応じて、この原価を積み上げていくものです。工事が完了し、売上が計上される際には、仕掛かり工事金額が売上原価として認識され、利益計算に反映されます。

したがって、仕掛かり工事金額は、原価と売上の関係を理解する上で、非常に重要な要素となります。

実務的なアドバイス:工事の進捗管理と会計処理

仕掛かり工事金額を適切に管理するためには、以下の点に注意する必要があります。

  • 工事の進捗管理: 工事の進捗状況を正確に把握することが重要です。進捗管理表を作成し、定期的に進捗状況を確認し、記録を残しましょう。
  • 原価管理: 材料費、労務費、外注費などの原価を正確に把握し、記録することが重要です。原価管理システムなどを導入するのも有効です。
  • 会計処理: 適切な会計処理を行うために、専門家(税理士など)に相談することも検討しましょう。会計基準に沿った処理を行うことが重要です。

具体的な例を挙げると、例えば、建物の基礎工事が完了した時点で、基礎工事にかかった費用を仕掛かり工事金額として計上します。その後、壁や屋根の工事が進むにつれて、さらに費用が加算され、仕掛かり工事金額も増加していきます。工事が完了し、建物が引き渡された時点で、仕掛かり工事金額は請負金額に振り替えられ、売上が計上されることになります。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(税理士、公認会計士など)に相談することをおすすめします。

  • 複雑な工事契約の場合: 複数の工事が混在している場合や、特殊な契約条件がある場合は、会計処理が複雑になることがあります。
  • 税務上の疑問がある場合: 税金に関する疑問がある場合は、税理士に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。
  • 会計処理に不安がある場合: 会計処理に慣れていない場合や、自社での対応が難しい場合は、専門家のサポートを受けることで、正確な会計処理を行うことができます。

専門家は、会計や税務に関する専門知識を持っており、個々の状況に応じたアドバイスをしてくれます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要ポイントをまとめます。

  • 仕掛かり工事金額は、工事の進捗度合いに応じて計上される金額であり、工事の状況を把握するための重要な指標です。
  • 工事の進行率が100%になった場合、通常は請負金額と同額が計上されます。
  • 仕掛かり工事金額を適切に管理するためには、工事の進捗管理、原価管理、適切な会計処理が重要です。
  • 複雑な工事契約や、税務上の疑問がある場合は、専門家への相談を検討しましょう。

仕掛かり工事金額に関する理解を深めることで、建設工事における会計処理をより正確に行い、経営判断に役立てることができます。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop