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代位弁済迫る!銀行取引と、小切手・手形発行は可能?資金繰りの打開策を探る

【背景】

  • 厳しい経済状況の中、公的金融機関と地方銀行(地銀)から融資を受けている。
  • 公的金融機関は条件変更を6ヶ月ごとに延長してくれるが、地銀は昨年8月から3ヶ月間の条件変更のみで、12月からは通常返済に戻ってしまった。
  • 地銀は、経営改善計画などが提出されない場合、保証協会への代位弁済(保証会社が代わりに返済すること)を申請するとしている。
  • 経営改善計画には自宅売却も含まれているが、売上減少により売却は困難な状況。
  • 任意売却を希望しているが、地銀との交渉が難航している。

【悩み】

  • 代位弁済が迫る中、金融機関との取引(小切手・手形の発行など)は今後も可能なのか知りたい。
  • 地銀が条件変更に応じてくれるような打開策はあるのか、具体的にどのような対策をすれば良いのか悩んでいる。
  • 資金繰りが逼迫しており、今後の見通しに不安を感じている。
金融機関との取引は状況次第。地銀との交渉を粘り強く行い、専門家への相談も検討しましょう。

回答と解説

テーマの基礎知識(代位弁済と金融取引)

代位弁済とは、借入人が返済できなくなった場合に、保証人(保証会社など)が代わりに金融機関へお金を支払うことです。今回のケースでは、地銀からの融資に対して保証協会が保証人となっているため、借入人が返済できなくなると、保証協会が地銀にお金を支払います。これが代位弁済です。

代位弁済が行われると、借入人は金融機関からの借金を直接返済する義務はなくなりますが、保証協会に対してお金を返済する義務を負うことになります。

小切手や手形は、企業の支払い手段として重要な役割を果たします。小切手は、銀行に預金があることを前提に、その預金から支払いを行うためのものです。手形は、将来の支払いを約束するもので、企業の信用力を示す指標ともなります。

今回のケースへの直接的な回答

代位弁済が行われた後、金融機関との取引(小切手・手形の発行など)が完全にできなくなるわけではありません。しかし、代位弁済によって信用情報(個人の信用に関する情報)に傷がつき、金融機関からの融資や新たな取引が難しくなる可能性があります。

具体的には、

  • 小切手: 預金があれば発行できますが、残高不足や不渡り(支払いができないこと)を起こすと、信用情報に悪影響を与えます。
  • 手形: 信用力が低いと、手形割引(手形を現金化すること)が難しくなり、資金繰りに支障をきたす可能性があります。
  • 融資: 新たな融資を受けることは非常に難しくなります。

代位弁済後も、金融機関との取引を継続するためには、地銀との交渉を通じて、今後の返済計画や事業の再建計画を具体的に示すことが重要です。

関係する法律や制度

今回のケースで特に関係する法律や制度は、以下の通りです。

  • 民法: 代位弁済に関する規定があり、保証人が債務者(借入人)に求償権(代わりに支払ったお金を請求する権利)を持つことなどが定められています。
  • 中小企業信用保険法: 保証協会の保証制度に関する規定があり、代位弁済後の債務者の対応などについても定められています。
  • 破産法、民事再生法: 状況によっては、これらの法的手段も検討する必要があります。ただし、これらの手続きは、信用情報に大きな影響を与えます。

誤解されがちなポイントの整理

代位弁済について、よくある誤解を整理します。

  • 代位弁済=破産: 代位弁済は、必ずしも破産を意味するわけではありません。保証協会への返済を継続することで、事業を継続することも可能です。
  • 代位弁済後は何もできない: 代位弁済後でも、地銀や保証協会との交渉次第で、事業の再建を目指すことができます。
  • 信用情報は一生変わらない: 信用情報は、一定期間が経過すれば回復する可能性があります。ただし、良好な信用情報を築くためには、地道な努力が必要です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

地銀との交渉を成功させるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 現状の正確な把握: 現状の財務状況を正確に把握し、問題点を明確化します。専門家(税理士、中小企業診断士など)に相談し、客観的な分析を受けることも有効です。
  • 具体的な改善計画の提示: 売上増加策、コスト削減策、資金繰り改善策など、具体的な改善計画を提示します。実現可能性の高い計画であることが重要です。
  • 誠実な対応: 銀行とのコミュニケーションを密にし、誠実に対応することが信頼関係を築く上で重要です。
  • 任意売却の検討: 自宅売却が不可避な場合、任意売却(債権者の同意を得て、市場価格で売却すること)を検討します。任意売却は、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、債務者の負担を軽減できます。
  • 専門家との連携: 税理士、中小企業診断士、弁護士などの専門家と連携し、アドバイスを受けながら交渉を進めることが、成功の可能性を高めます。

具体例として、以下のようなケースが考えられます。

  • ケース1: 売上回復の見込みがある場合、地銀に対して、売上増加に向けた具体的な施策(新規顧客開拓、商品・サービスの改善など)を提示し、資金繰りの改善計画を説明します。
  • ケース2: コスト削減の余地がある場合、経費削減策(無駄なコストの見直し、固定費の削減など)を提示し、収益性の改善を図ります。
  • ケース3: 自宅売却が避けられない場合、任意売却を検討し、債権者との交渉を行います。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような状況に陥っている場合は、専門家への相談を強くお勧めします。

  • 資金繰りが非常に厳しい場合: 資金ショート(資金が不足すること)の可能性がある場合は、早急に専門家に相談し、資金調達の対策を講じる必要があります。
  • 地銀との交渉が難航している場合: 交渉がうまくいかない場合は、専門家のサポートを受けることで、交渉を円滑に進めることができます。
  • 法的問題が発生した場合: 破産、民事再生などの法的手段を検討する必要がある場合は、弁護士に相談し、適切なアドバイスを受ける必要があります。
  • 経営改善計画の策定に苦労している場合: 経営改善計画の策定は、専門的な知識と経験が必要です。税理士や中小企業診断士などの専門家に相談し、客観的なアドバイスを受けることが重要です。

相談する専門家としては、

  • 税理士: 財務状況の分析、経営改善計画の策定、税務上のアドバイスなどを行います。
  • 中小企業診断士: 経営全般に関するアドバイス、経営改善計画の策定支援などを行います。
  • 弁護士: 法的な問題の解決、債務整理に関するアドバイスなどを行います。
  • ファイナンシャルプランナー: 資金繰りに関するアドバイス、家計の見直しなどを行います。

など、状況に応じて適切な専門家を選ぶことが重要です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回の質問に対する重要ポイントをまとめます。

  • 代位弁済後も、金融機関との取引が完全にできなくなるわけではありませんが、信用情報に影響が出ます。
  • 地銀との交渉を通じて、今後の返済計画や事業の再建計画を具体的に示すことが重要です。
  • 専門家(税理士、中小企業診断士、弁護士など)に相談し、アドバイスを受けながら交渉を進めることが、成功の可能性を高めます。
  • 現状の正確な把握、具体的な改善計画の提示、誠実な対応が重要です。
  • 資金繰りが厳しい場合や、地銀との交渉が難航している場合は、早急に専門家に相談しましょう。

厳しい状況ではありますが、諦めずに、地銀との交渉、専門家への相談、そして、具体的な対策を講じることで、事態を打開できる可能性は十分にあります。

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