- Q&A
任意売却物件の購入契約、債権者の同意が得られないと白紙になるって本当?

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【背景】
【悩み】
任意売却とは、住宅ローンなどの返済が困難になった場合に、債務者(お金を借りた人)と債権者(お金を貸した人)の合意のもとで行われる不動産の売却方法です。通常、住宅ローンの返済が滞ると、債権者は担保となっている不動産を競売(裁判所が主導する売却)にかけることができます。しかし、任意売却は、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、債務者にとっても、競売よりも心穏やかに手続きを進められるというメリットがあります。
今回のケースでは、購入者は中古住宅の購入を希望し、売主は任意売却によって物件を売却しようとしています。売買契約は締結されたものの、最終的な売却には債権者の同意が不可欠です。債権者は、売却によってローンの残債をどれだけ回収できるかという点に注目します。債権者の同意が得られない場合、売却が成立せず、契約が白紙になる可能性が出てきます。
任意売却における債権者の同意は、売買契約の成否を左右する非常に重要な要素です。債権者は、売却価格や売却条件を検討し、ローンの残債を回収できると判断した場合に同意します。もし、売却価格が低すぎたり、売却条件が債権者にとって不利であったりする場合は、同意が得られない可能性があります。
今回のケースでは、契約は締結済みですが、債権者の同意が得られない場合、契約が無効(白紙)になる可能性があります。これは、売主が債務を完済できないため、物件の所有権を買い主に移転できない場合があるからです。契約書には、債権者の同意が得られない場合の取り決めが記載されているはずですので、改めて確認しましょう。一般的には、手付金(契約時に支払うお金)が返還されるなどの措置が取られます。
今回のケースで関係する主な法律は、民法です。民法は、契約に関する基本的なルールを定めています。売買契約も民法に基づいており、契約の成立や効力、解除などについて規定があります。
また、任意売却は、債権者が債権を回収するための手段の一つです。債権者は、担保となっている不動産を売却することで、ローンの残債を回収しようとします。債権回収の方法としては、競売と任意売却があり、それぞれ異なる手続きやルールが適用されます。
任意売却では、複数の債権者が存在する場合があります。例えば、住宅ローン債権者の他に、税金の滞納による差押えや、他の債権者からの抵当権(※)設定がある場合などです。これらの債権者間には、債権の優先順位が存在します。一般的に、抵当権は設定された順に優先順位が決まり、税金は、住宅ローンよりも優先される場合があります。
債権者の同意を得る際には、すべての債権者の合意が必要となります。優先順位の高い債権者が同意しない場合、売却が成立しない可能性が高まります。また、売却代金は、債権者の優先順位に従って分配されます。そのため、購入者は、売主がどのような債権を抱えているのか、それぞれの債権の金額や優先順位を事前に確認しておくことが重要です。
任意売却物件を購入する際には、以下の点に注意し、事前に確認することが重要です。
例えば、売主が複数の債権者を抱えており、売却価格が債権者の債権額の合計に満たない場合、債権者間で配分方法について合意形成が難航し、売却が遅延したり、最終的に破談になるケースがあります。このような事態を避けるためにも、専門家のアドバイスを受け、慎重に進めることが大切です。
任意売却物件の購入は、通常の不動産取引よりもリスクが高い場合があります。特に、債権者の同意や権利関係が複雑な場合は、専門家のサポートが不可欠です。以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
専門家は、法的知識や実務経験に基づいて、的確なアドバイスを提供し、購入者の利益を守るために尽力します。専門家への相談費用はかかりますが、リスクを軽減し、安心して取引を進めるための投資と考えましょう。
任意売却物件の購入において、債権者の同意は非常に重要な要素です。債権者の同意が得られない場合、売買契約が白紙になる可能性があります。今回の質問のポイントをまとめます。
任意売却物件の購入は、リスクを伴いますが、適切な知識と対策を講じることで、安心して取引を進めることができます。今回の解説を参考に、慎重に検討し、後悔のない取引を目指しましょう。
※用語解説
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック