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任意売却物件の購入検討中、建物の構造問題発覚!どうすれば?

質問の概要

【背景】

  • マイホーム購入を検討し、1年かけて見つけた任意売却物件について、ローンの仮審査や買付書を提出済み。
  • 仲介業者を通じて、地主がいる物件を購入しようとしている。
  • 契約前に建築家に見積もりを依頼したところ、壁に構造上の問題と思われる大きな亀裂が見つかった。
  • 不動産会社からはコーキング補修で済むと説明されていた。

【悩み】

  • 構造上の問題が発覚した場合、売主・買主・不動産会社はどのように対応するのか知りたい。
  • 修理が必要な場合、費用負担はどうなるのか知りたい。
  • 契約前だが、今後の対応について不安を感じている。
購入を諦めることも可能ですが、売主との交渉や専門家のアドバイスを参考に、最善の選択をしましょう。

回答と解説

テーマの基礎知識:任意売却と建物の状態について

マイホーム購入は、人生における大きな決断の一つです。特に中古物件の場合、建物の状態をしっかりと把握することが重要になります。

今回のケースでキーワードとなる「任意売却」について説明します。「任意売却」とは、住宅ローンなどの返済が困難になった場合、債権者(お金を貸した人)の合意を得て、不動産を売却する方法です。競売よりも高い価格で売却できる可能性があるため、売主にとってもメリットがあります。

次に、建物の状態についてです。中古物件では、建物の劣化や不具合がつきものです。特に、今回のように築12年の木造3階建ての場合、様々な部分に問題が発生している可能性があります。壁の亀裂は、建物の構造に影響を与える可能性があり、注意が必要です。

今回のケースへの直接的な回答:契約前の対応

今回のケースでは、まだ契約前であり、手付金も支払っていない状況です。この場合、買主(あなた)には、契約を白紙に戻す選択肢があります。ただし、売主との交渉次第では、より良い条件で契約できる可能性もあります。

まず、専門家による建物の診断結果を待ちましょう。その結果を踏まえて、以下の選択肢を検討することになります。

  • 契約を白紙に戻す:
    構造上の問題が深刻で、修繕費用が高額になる場合、購入を諦めることも選択肢の一つです。
  • 売主との交渉:
    修繕費用を売主が負担する、または売買価格を減額するなどの交渉が可能です。
  • 修繕して購入:
    修繕費用を負担することになりますが、将来的に安心して住める状態にすることができます。

いずれの選択肢を選ぶにしても、専門家のアドバイスと売主との誠実な話し合いが重要です。

関係する法律や制度:瑕疵担保責任と契約不適合責任

中古物件の売買契約においては、「瑕疵担保責任」または「契約不適合責任」が関係してきます。2020年4月の民法改正により、瑕疵担保責任は「契約不適合責任」に変わりました。これは、売主が負う責任の範囲が広がり、買主の保護が強化されたことを意味します。

今回のケースでは、建物の構造上の問題が「契約不適合」に該当する可能性があります。契約不適合とは、契約内容と異なる状態のものを引き渡した場合に、売主が負う責任のことです。

具体的には、以下の点が重要になります。

  • 契約内容:
    売買契約書に、建物の状態に関する記載があるか確認しましょう。
  • 売主の告知義務:
    売主は、建物の問題点について、買主に正確に告知する義務があります。
  • 買主の権利:
    契約不適合があった場合、買主は、修繕請求、代金減額請求、損害賠償請求、契約解除などの権利を行使できます。

今回のケースでは、売主が建物の問題点を事前に告知していなかった場合、売主は責任を負う可能性が高まります。

誤解されがちなポイントの整理:不動産会社の責任

今回のケースでは、不動産会社が仲介のみであり、売主と買主の間に入って契約をサポートする役割を担っています。不動産会社は、物件の状態を調査し、買主に正確に伝える義務があります。

しかし、不動産会社は、専門家ではないため、建物の構造的な問題まで詳細に把握しているとは限りません。今回のケースのように、壁の亀裂について、不動産会社が「コーキングで補修すれば良い」と説明していた場合、その情報が正確でない可能性もあります。

不動産会社は、あくまで仲介者であり、建物の瑕疵(かし)に対する責任は、基本的に売主にあります。ただし、不動産会社が故意に事実を隠したり、虚偽の説明をしたりした場合は、損害賠償責任を負う可能性があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:交渉の進め方

今回のケースでは、売主との交渉が重要になります。交渉を円滑に進めるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 専門家の意見を重視する:
    建築家の診断結果を基に、修繕の必要性や費用を明確にしましょう。
  • 売主との情報共有:
    診断結果や修繕費用について、売主と情報を共有し、理解を求めましょう。
  • 誠実な態度:
    感情的にならず、冷静に話し合い、お互いの立場を尊重しましょう。
  • 弁護士への相談:
    交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けることも検討しましょう。

具体例として、以下のような交渉が考えられます。

  • 修繕費用の負担:
    売主が修繕費用を全額負担する、または一部を負担する。
  • 売買価格の減額:
    修繕費用分を売買価格から減額する。
  • 契約解除:
    修繕費用が高額になる場合、契約を解除する。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の専門家への相談を検討しましょう。

  • 建築家:
    建物の構造的な問題について、専門的な診断と修繕のアドバイスを受けられます。
  • 弁護士:
    売主との交渉や契約に関する法的アドバイスを受け、トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 不動産鑑定士:
    建物の価値や修繕後の価値について、客観的な評価を得ることができます。

専門家への相談は、客観的な視点から問題点を把握し、適切な対応策を講じるために重要です。また、専門家のアドバイスは、将来的なトラブルを回避するためにも役立ちます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、任意売却物件の購入を検討中に、建物の構造上の問題が発覚しました。契約前に、専門家による診断結果を待ち、売主との交渉や法的アドバイスを参考に、最善の選択をすることが重要です。

以下に、今回の重要ポイントをまとめます。

  • 建物の状態を正確に把握する:
    専門家による診断を受け、問題点を明確にしましょう。
  • 売主との誠実な交渉:
    修繕費用や売買価格について、建設的な話し合いを行いましょう。
  • 専門家への相談:
    建築家、弁護士など、専門家のアドバイスを参考にしましょう。
  • 契約内容の確認:
    売買契約書の内容をよく確認し、不明な点は専門家に相談しましょう。

マイホーム購入は、人生における大きな決断です。慎重に検討し、後悔のない選択をしてください。

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