任意整理と保証会社審査:基礎知識
任意整理とは、借金の返済が難しくなった場合に、裁判所を通さずに、債権者(お金を貸した側)と交渉して、借金の減額や返済方法の変更を目指す手続きのことです。 弁護士や司法書士に依頼して行います。
保証会社は、賃貸契約の際に、家賃の滞納があった場合に、代わりに家賃を支払う役割を担います。 賃貸契約をする上で、保証会社の審査に通ることが必要になる場合があります。
今回のケースでは、夫が任意整理中であること、そして保証会社がオリコであるという状況がポイントになります。
今回のケースへの直接的な回答
任意整理中は、信用情報にその事実が記録されます。オリコは保証会社であると同時に、車のローンの債権者でもあります。そのため、任意整理中の人が保証会社の審査に通るのは、一般的に難しいと言えます。
しかし、審査の基準は保証会社や物件によって異なり、一概には言えません。車のローンをきちんと返済し続けていることや、年収などの条件によっては、審査に通る可能性もゼロではありません。
関係する法律や制度
信用情報機関は、個人の借入れや返済に関する情報を管理している機関です。 任意整理を行うと、その情報は信用情報機関に登録されます。これにより、新たな借入れや、クレジットカードの作成などが難しくなることがあります。
主な信用情報機関には、以下のものがあります。
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC): クレジットカード会社や信販会社などが加盟。
- 株式会社日本信用情報機構(JICC): 消費者金融などが加盟。
- 全国銀行個人信用情報センター(KSC): 銀行などが加盟。
今回のケースでは、オリコが車のローンの債権者であるため、JICCやCICに情報が登録されている可能性があります。
誤解されがちなポイントの整理
多くの人が誤解しがちなのは、「任意整理をしたら、絶対に審査に通らない」という点です。 確かに、審査は厳しくなる傾向がありますが、状況によっては可能性はあります。
また、「任意整理をしたら、すべての情報が永遠に記録される」というのも誤解です。 任意整理の情報は、信用情報機関に登録されてから、一定期間が経過すると削除されます。 削除される期間は、一般的に5年から7年程度です。
実務的なアドバイスや具体例の紹介
保証会社の審査に通るために、いくつかの対策が考えられます。
- 情報開示請求: 信用情報機関に、自分の信用情報を開示請求してみましょう。 どのような情報が登録されているかを確認できます。
- 正直に申告する: 審査の際に、任意整理中であることを隠さずに正直に申告しましょう。 隠して後で発覚すると、より状況が悪化する可能性があります。
- 連帯保証人を立てる: 親族など、信用のある人に連帯保証人になってもらうことができれば、審査に通る可能性が高まります。
- 他の保証会社を検討する: オリコ以外の保証会社も検討してみましょう。 審査基準は会社によって異なります。
- 家賃の安い物件を選ぶ: 家賃が低い物件ほど、審査が通りやすい傾向があります。
- 頭金を多く支払う: 初期費用を多く支払うことで、滞納のリスクが低いと判断される可能性があります。
具体例として、車のローンをきちんと返済し続けていることや、年収が高いことなど、プラスになる要素を積極的にアピールすることが重要です。
専門家に相談すべき場合とその理由
今回のケースでは、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。
専門家は、信用情報機関への開示請求や、保証会社との交渉など、様々なサポートをしてくれます。 また、ご自身の状況に合わせて、最適なアドバイスをしてくれます。
特に、以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
- 保証会社の審査に通るか不安な場合
- 任意整理の手続きについて詳しく知りたい場合
- 今後の生活設計について相談したい場合
まとめ:今回の重要ポイントのおさらい
今回のケースでは、夫が任意整理中であるため、保証会社の審査に通るのは難しい可能性があります。 しかし、状況によっては可能性はあります。
審査に通るためには、信用情報の確認、正直な申告、連帯保証人の検討、他の保証会社の検討、家賃の安い物件の選択、初期費用の増加などの対策を講じることが重要です。
弁護士や司法書士などの専門家に相談することで、より適切なアドバイスを受けることができます。

