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会社倒産で解雇、未払い給与と退職金はどうなる?弁護士からの通知と今後の手続きについて

【背景】
・夫が勤務していた会社が経営困難となり、休業という形で給与と退職金の支払いが遅れていました。
・会社側は土地売却を前提としており、売却後に未払い金と退職金を支払うとしていました。
・社長と経理担当者は会社に残っており、情報収集のため会社へ足を運んでいました。
・退職金と未払い金の合計を記載した書類の受け渡しがされず、弁護士事務所から破産の通知が届きました。

【悩み】
・破産手続き後の未払い金と退職金の支払いについて、どの程度の金額が、いつ頃支払われるのか知りたい。
・弁護士事務所からの通知後、会社から債権残高証明書の書き方を教えると言われたが、本当に8割が支払われるのか不安。

破産手続きでは、未払い給与の一部と退職金の一部が優先的に支払われる可能性があります。支払い時期は手続きの進捗によりますが、8割の保証はありません。

未払い給与と退職金に関する基礎知識

会社の経営が悪化し、最終的に破産という事態に至ることは、残念ながら珍しいことではありません。今回のケースでは、ご主人が勤めていた会社が、経営困難から「休業」という形を取り、その後「破産」という流れになったようです。

まず、今回のケースで重要となる「未払い給与」と「退職金」について、基本的な知識を整理しておきましょう。

  • 未払い給与: 労働者が会社で働いた対価として受け取るべき給料のうち、まだ支払われていない部分のことです。これには、基本給だけでなく、残業代や各種手当なども含まれます。
  • 退職金: 会社を退職する際に、会社から従業員に支払われるお金のことです。退職金の制度は会社によって異なり、法律で必ず支払わなければならないものではありませんが、多くの会社で定められています。

破産手続きにおいては、これらの未払い給与や退職金は、労働者の大切な財産として扱われます。しかし、会社の財産状況によっては、全額が支払われない可能性もあるため、注意が必要です。

今回のケースへの直接的な回答

ご主人の会社が破産手続きに入ったとのことですので、まずは落ち着いて、今後の流れを確認しましょう。今回のケースでは、以下の点が重要になります。

  • 債権者集会への参加: 弁護士事務所からの通知には、今後の手続きに関する重要な情報が含まれているはずです。まずは、内容をよく確認し、指示に従って行動しましょう。特に、債権者集会(さいけんしゃしゅうかい)への参加が必要となる場合があります。債権者集会とは、破産手続きに関する情報を債権者(お金を貸した人や未払い金がある人)に説明し、意見を聞く場です。
  • 債権届出書の提出: 未払い給与や退職金を請求するためには、「債権届出書(さいけん とどけでしょ)」という書類を提出する必要があります。この書類には、未払い給与の内訳や金額、退職金の金額などを記載します。書き方については、会社から指示があるかもしれませんが、弁護士事務所や、労働問題に詳しい専門家(弁護士など)に相談することもできます。
  • 優先弁済: 破産手続きでは、すべての債権者に対して、平等に財産が分配されるわけではありません。未払い給与の一部や、退職金の一部は、「優先的に弁済(べんさい)」される可能性があります。優先的に弁済されるとは、他の債権者よりも先に、お金を受け取れるということです。

今回のケースでは、社長から「8割は出る」という話があったようですが、これはあくまでも、破産手続きの結果によって変動する可能性があります。正確な金額や支払い時期については、弁護士事務所からの情報や、破産管財人(はさんかんざいにん)とのやり取りを通じて確認していくことになります。

関係する法律や制度

今回のケースに関係する主な法律や制度は以下の通りです。

  • 破産法: 破産手続きに関する基本的なルールを定めた法律です。この法律に基づいて、会社の財産がどのように管理され、債権者に分配されるかが決まります。
  • 労働基準法: 労働者の権利を守るための法律です。未払い給与の支払いなど、労働条件に関する事項が定められています。
  • 未払賃金立替払制度: 会社が倒産し、未払い給与が支払われない場合に、労働者の生活を保障するための制度です。一定の条件を満たせば、未払い給与の一部を、独立行政法人 労働者健康安全機構が立て替えてくれます。

今回のケースでは、未払賃金立替払制度を利用できる可能性があります。この制度を利用すれば、未払い給与の一部を、国が立て替えてくれます。ただし、立て替えられる金額には上限があり、未払い給与の全額が支払われるわけではありません。

誤解されがちなポイントの整理

破産手続きについて、誤解されがちなポイントをいくつか整理しておきましょう。

  • 「8割保証」ではない: 社長から「8割は出る」という話があったとしても、これは確約ではありません。破産手続きの結果や、会社の財産状況によって、支払われる金額は大きく変動します。
  • 土地売却が全てではない: 会社が所有している土地が売却されれば、未払い金や退職金の支払いに充てられる可能性があります。しかし、土地の売却が遅れたり、売却価格が低かったりする場合には、支払いが遅れたり、減額されたりする可能性があります。
  • 手続きは複雑: 破産手続きは、専門的な知識が必要となる複雑な手続きです。自分だけで対応しようとせず、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

今回のケースで、実際にどのような手続きが行われるのか、具体的に見ていきましょう。

  1. 弁護士事務所からの通知確認: まずは、弁護士事務所から送られてきた通知の内容をよく確認しましょう。そこには、債権者集会の開催日時や、債権届出書の提出期限などが記載されているはずです。
  2. 債権届出書の作成: 債権届出書は、未払い給与や退職金を請求するための重要な書類です。会社から書き方の指示がある場合は、それに従って作成しましょう。もし、書き方がわからない場合は、弁護士事務所や、労働問題に詳しい専門家に相談しましょう。
  3. 債権者集会への参加: 債権者集会には、必ず参加しましょう。そこでは、破産管財人から、会社の財産状況や、今後の手続きについて説明があります。
  4. 破産管財人との連絡: 破産管財人は、会社の財産を管理し、債権者への分配を行います。疑問点や不明な点があれば、積極的に質問し、情報収集に努めましょう。
  5. 未払賃金立替払制度の利用: 未払い給与が支払われない場合には、未払賃金立替払制度の利用を検討しましょう。この制度を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。

具体例:

例えば、ご主人の未払い給与が50万円、退職金が100万円だったとします。破産手続きの結果、会社の財産が少なく、未払い給与の8割(40万円)と、退職金の5割(50万円)が支払われることになったとします。この場合、ご主人は合計90万円を受け取ることができます。ただし、未払賃金立替払制度を利用すれば、未払い給与の8割(40万円)については、国が立て替えてくれる可能性があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の状況に当てはまる場合は、専門家(弁護士など)に相談することをお勧めします。

  • 弁護士事務所からの通知の内容が理解できない場合: 破産手続きに関する専門用語が多く、内容が理解できない場合は、弁護士に相談し、説明を受けると良いでしょう。
  • 債権届出書の書き方がわからない場合: 債権届出書は、未払い給与や退職金を請求するための重要な書類です。書き方を間違えると、正しく請求できない可能性があります。
  • 破産管財人とのやり取りがスムーズに進まない場合: 破産管財人とのやり取りがうまくいかない場合や、疑問点が解消されない場合は、弁護士に相談し、アドバイスを受けると良いでしょう。
  • 未払賃金立替払制度の利用を検討する場合: 未払賃金立替払制度を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。制度の利用について、詳しく知りたい場合は、弁護士や、労働問題に詳しい専門家に相談しましょう。

専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けられ、手続きをスムーズに進めることができます。また、ご自身の権利を守るためにも、専門家のサポートは非常に重要です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースでは、会社の破産に伴い、未払い給与や退職金の支払いが問題となっています。以下に、今回の重要ポイントをまとめます。

  • まずは弁護士事務所からの通知を確認し、指示に従って行動しましょう。 債権者集会への参加や、債権届出書の提出が必要となる場合があります。
  • 債権届出書は、正確に作成しましょう。 書き方がわからない場合は、専門家に相談しましょう。
  • 未払い給与の一部は、優先的に弁済される可能性があります。 また、未払賃金立替払制度を利用できる可能性があります。
  • 「8割保証」ではありません。 支払われる金額は、破産手続きの結果によって変動します。
  • 専門家に相談することも検討しましょう。 破産手続きは複雑であり、専門家のサポートが役立ちます。

今回の経験を活かし、今後の生活を立て直すために、積極的に情報収集し、必要な手続きを進めていきましょう。ご主人の今後の生活が安定することを心から願っています。

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