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住宅ローン借り換え審査で追加登記簿請求!隣接地「公衆用道路」の謎を解き明かす

【背景】
* 住宅ローンの借り換えを検討し、銀行に審査申込をしました。
* 土地と建物の登記簿謄本を提出しました。
* 銀行から、追加で別の地番の登記簿謄本が必要と言われました。
* 重要事項説明書には、提出済みの宅地以外に、公衆用道路として別の地番が記載されています。

【悩み】
重要事項説明書に記載されている公衆用道路の地番の登記簿も必要と言われたので、私の土地にその公衆用道路が含まれるのかどうかが分からず不安です。

あなたの土地に公衆用道路は含まれません。道路部分は共有地または国・地方公共団体所有です。

1. 土地と登記簿謄本に関する基礎知識

土地の所有権は、登記簿(登記簿謄本)に記録されます。登記簿には、土地の所在地(地番)、地積(面積)、所有者などの情報が記載されています。 今回、銀行が追加で登記簿の提出を求めているのは、あなたの所有する土地の範囲を正確に確認するためです。 登記簿は、不動産取引において非常に重要な法的書類です。

2. 今回のケースへの直接的な回答

重要事項説明書に記載されている公衆用道路の地番は、あなたの所有する宅地とは別個に存在する土地です。 あなたは宅地部分の所有権しか持っていません。公衆用道路は、一般に、国や地方公共団体、または近隣住民が共有する道路です。(共有持分が設定されている場合もあります)。そのため、その道路部分の登記簿謄本は、あなたの所有権を示すものではありません。銀行は、あなたの所有する土地の範囲を正確に把握するために、追加の登記簿を要求していると考えられます。

3. 関係する法律や制度

このケースでは、民法(所有権に関する規定)や不動産登記法(登記に関する規定)が関係します。 特に、不動産登記法は、不動産の所有権を明確に記録し、保護するための法律です。 登記簿は、この法律に基づいて作成・管理されています。

4. 誤解されがちなポイントの整理

重要事項説明書に記載されているからといって、必ずしもあなたの所有物であるとは限りません。 重要事項説明書は、物件に関する重要な事項を記載したものであり、必ずしも所有権の範囲を完全に網羅しているとは限りません。 今回のケースでは、公衆用道路の存在を明確にするために記載されていると考えられます。

5. 実務的なアドバイスや具体例の紹介

銀行に、追加で要求された登記簿謄本を提出しましょう。 提出することで、あなたの所有する土地の範囲が明確になり、住宅ローン借り換えの審査がスムーズに進みます。 もし、登記簿謄本の取得方法が分からない場合は、法務局に問い合わせるか、司法書士などに相談することをお勧めします。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

土地の境界や所有権に少しでも疑問がある場合、または登記簿の内容が理解できない場合は、不動産専門家(不動産会社、司法書士、土地家屋調査士など)に相談することをお勧めします。 専門家は、登記簿の内容を正確に解釈し、適切なアドバイスをしてくれます。 特に、土地の境界線に係争がある場合などは、専門家の助言が不可欠です。

7. まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 重要事項説明書に記載されている公衆用道路は、あなたの所有地ではありません。
* 銀行は、あなたの土地の範囲を正確に確認するために、追加の登記簿を要求しています。
* 不安な場合は、不動産専門家に相談しましょう。
* 登記簿は、土地の所有権を証明する重要な書類です。

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