住宅ローン審査の基本:何を見られるの?
住宅ローンを申し込むと、金融機関は様々な情報を基に審査を行います。
審査の目的は、お金を貸してもきちんと返済してもらえるかを見極めることです。
審査では、主に以下の3つのポイントが重要視されます。
- 返済能力: 安定した収入があるか、収入に対して無理のない返済計画か。
- 信用情報: 過去の借入や返済の状況、他のローンやクレジットカードの利用状況。
- 担保評価: 購入する物件の価値。万が一返済できなくなった場合に、担保として十分な価値があるか。
今回のケースでは、ご主人の年収や勤続年数、頭金があることなど、有利な要素もあります。
しかし、カードローンの利用は、審査に影響を与える可能性があります。
カードローンが審査に与える影響:なぜ問題になる?
カードローンは、住宅ローン審査においてマイナスの影響を与える可能性があります。
その理由は主に2つあります。
- 返済負担率の悪化: カードローンの返済がある分、住宅ローンの返済に充てられるお金が減ります。金融機関は、年収に対する返済額の割合(返済負担率)を重視するため、カードローンの返済があると、返済負担率が高くなり、審査に通りにくくなる可能性があります。
- 信用情報への影響: カードローンの利用状況は、信用情報機関(CIC、JICCなど)に記録されます。借入額や返済の遅延などがあると、信用情報に傷がつき、審査に不利に働くことがあります。
今回のケースでは、カードローンの借入残高がそれほど大きくないため、必ずしも審査に通らないわけではありません。
しかし、カードローンの存在は、審査において不利な要素となることは理解しておく必要があります。
住宅ローン審査への影響:今回のケースを具体的に見てみよう
ご主人の場合、年収650万円、勤続21年、頭金700万円という点は、非常に有利な条件です。
しかし、カードローンが2つあることが、審査のハードルを上げています。
特に、以下の点が注目されます。
- 借入残高: 労金で10万円、○○銀行で20万円の借入があるため、毎月の返済額がどの程度になるのかが重要です。
- 返済状況: カードローンの返済に遅延がないか、きちんと返済されているかが重要です。
- 労金での住宅ローン希望: 労金での住宅ローンを希望されているとのことですが、労金とカードローンの関係性も審査に影響する可能性があります。
住宅ローンの審査では、これらの情報を総合的に判断し、融資の可否や融資額を決定します。
住宅ローン審査に通るための対策:できること
カードローンがある場合でも、いくつかの対策を講じることで、住宅ローン審査に通る可能性を高めることができます。
- カードローンの返済: 住宅ローンを申し込む前に、できる限りカードローンの借入残高を減らしておくことが重要です。理想は完済することですが、難しい場合は、できるだけ減額しておきましょう。
- 他社のカードローンの検討: 住宅ローンを申し込む金融機関によっては、カードローンをまとめることで審査が通りやすくなる場合があります。
- 頭金の増額: 頭金を増やすことで、借入額を減らすことができます。借入額が減れば、返済負担率も下がり、審査に有利になります。
- 正確な情報開示: 住宅ローンの申し込み時には、カードローンの利用状況を正確に申告しましょう。隠したり、ごまかしたりすると、後で発覚した場合に、審査に不利になるだけでなく、ローン自体が取り消される可能性もあります。
- 事前相談: 住宅ローンの申し込み前に、金融機関の担当者に相談し、カードローンの影響や、どのような対策が有効かアドバイスを受けると良いでしょう。
関係する法律や制度:知っておきたいこと
住宅ローンに関する主な法律や制度は以下の通りです。
- 民法: 住宅ローンの契約は、民法上の契約に基づいて行われます。
- 金融商品取引法: 金融機関は、住宅ローンに関する情報を適切に開示し、顧客に説明する義務があります。
- 個人情報保護法: 金融機関は、顧客の個人情報を適切に管理し、保護する義務があります。
これらの法律や制度は、住宅ローンの契約や利用に関するルールを定めています。
誤解されがちなポイント:注意点
住宅ローン審査については、誤解されがちなポイントがいくつかあります。
- カードローンがあれば必ず審査に落ちるわけではない: 借入額や返済状況、他の属性(年収、勤続年数など)によって、審査結果は異なります。
- 審査基準は金融機関によって異なる: 金融機関によって審査基準は異なり、カードローンに対する考え方も異なります。
- 審査に通れば必ず希望通りの金額を借りられるわけではない: 審査の結果、希望額よりも少ない金額しか借りられない場合があります。
これらの誤解を理解しておくことで、より適切な対策を講じることができます。
専門家に相談すべき場合とその理由:プロの力を借りよう
住宅ローン審査について不安がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。
- 住宅ローンアドバイザー: 住宅ローンに関する専門知識を持ち、個別の状況に応じたアドバイスをしてくれます。
- ファイナンシャルプランナー: 家計全体を見渡し、最適な住宅ローンの選択や、返済計画についてアドバイスしてくれます。
- 不動産会社: 住宅ローンの審査に詳しい不動産会社もあります。
専門家に相談することで、客観的なアドバイスを得ることができ、より安心して住宅ローンを申し込むことができます。

