住宅ローン審査、何を見られるの?基礎知識

住宅ローンの審査では、金融機関は様々な情報を総合的に判断して、お金を貸しても問題ないか(返済能力があるか)を評価します。審査項目は大きく分けて、以下の3つです。

  • 属性:年齢、職業、勤続年数、年収など、個人の基本的な情報です。安定した収入があるか、返済能力があるかを判断する上で重要です。
  • 信用情報:過去の借入や返済の履歴です。クレジットカードやローンの利用状況、返済の遅延や滞納(延滞)の有無などが記録されています。
  • 物件情報:購入しようとしている物件の評価です。担保価値があるか、万が一の際にローンを回収できるかなどを判断します。

今回のケースでは、年収や勤続年数、過去の支払い履歴はプラスに働く可能性があります。しかし、ショッピングリボ払いの残高が、審査にどのような影響を与えるのかがポイントになります。

今回のケースへの直接的な回答:リボ払いの影響と対策

ショッピングリボ払いの残高は、住宅ローンの審査にマイナスの影響を与える可能性があります。なぜなら、リボ払いは毎月の返済額が一定であるため、残高が多いほど、総返済額が増え、金利負担も大きくなるからです。金融機関は、この返済負担を考慮して、ローンの審査を行います。

今回のケースでは、90万円のリボ払い残高があり、毎月1万5千円を返済しているとのことです。この状況が、住宅ローンの審査にどのように影響するかは、金融機関の審査基準や、他の審査項目との兼ね合いによります。しかし、一般的には、リボ払いの残高が多いほど、審査が厳しくなる傾向にあります。

審査に通るためには、以下の対策を検討できます。

  • リボ払いの残高を減らす:繰り上げ返済などで、リボ払いの残高を減らすことができれば、審査に有利に働きます。
  • 他の借入を整理する:他に借入がある場合は、整理することで、総返済額を減らし、審査に通りやすくなる可能性があります。
  • 自己資金を増やす:頭金を増やすことで、借入額を減らすことができます。借入額が減れば、審査に通りやすくなる可能性があります。
  • 金融機関に相談する:JAの担当者に、現在の状況を正直に伝え、住宅ローンの審査に通る可能性や、対策について相談してみましょう。

住宅ローン審査と関係する法律や制度

住宅ローンの審査には、直接的な法律はありませんが、金融機関は、貸金業法や、関連するガイドラインに基づいて審査を行います。

  • 貸金業法:貸金業者は、借り手の返済能力を超えた貸付を行ってはならないと定められています。
  • 金融庁のガイドライン:金融庁は、金融機関に対して、住宅ローンの審査基準や、リスク管理に関するガイドラインを示しています。

これらの法律やガイドラインに基づき、金融機関は、借り手の返済能力を厳しく審査します。特に、多重債務(複数の借入がある状態)や、返済の遅延がある場合は、審査が厳しくなる傾向にあります。

誤解されがちなポイント:リボ払いは危険?

リボ払いは、計画的に利用すれば便利な支払い方法ですが、誤った使い方をすると、返済が長期化し、利息の負担が大きくなる可能性があります。以下に、誤解されがちなポイントをまとめます。

  • リボ払いは、借金である:リボ払いは、クレジットカード会社からの借金です。返済が遅れると、遅延損害金が発生します。
  • 毎月の返済額が一定:毎月の返済額が一定のため、返済している感覚が薄れがちです。
  • 残高が増えやすい:利用額によっては、なかなか残高が減らず、返済期間が長くなる可能性があります。
  • 金利が高い:リボ払いの金利は、一般的に高めに設定されています。

リボ払いを賢く利用するためには、利用額を把握し、無理のない返済計画を立てることが重要です。また、余裕がある場合は、繰り上げ返済などで、残高を減らすことを検討しましょう。

実務的なアドバイスと具体例:審査を有利に進めるには

住宅ローンの審査を有利に進めるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 信用情報を良好に保つ:クレジットカードやローンの支払いは、期日通りに行いましょう。
  • 他の借入を減らす:リボ払いの残高を減らすだけでなく、他の借入がある場合は、できる限り整理しましょう。
  • 自己資金を増やす:頭金を増やすことで、借入額を減らし、審査に通りやすくすることができます。
  • 複数の金融機関に相談する:金融機関によって、審査基準や金利が異なります。複数の金融機関に相談し、比較検討しましょう。
  • 正確な情報を提供する:審査の際には、正直に情報を伝えましょう。虚偽の申告は、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

具体例

例えば、リボ払いの残高が90万円あり、毎月1万5千円を返済している場合、繰り上げ返済を利用して、残高を減らすことを検討できます。30万円を繰り上げ返済することで、毎月の返済額は変わらなくても、返済期間を短縮し、総支払額を減らすことができます。これにより、住宅ローン審査に通りやすくなる可能性があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、住宅ローンの専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談することをおすすめします。

  • 住宅ローンの審査に不安がある場合:専門家は、個別の状況に合わせて、審査に通るためのアドバイスをしてくれます。
  • 複数の借入がある場合:専門家は、借入の整理や、返済計画の立て方についてアドバイスしてくれます。
  • 住宅ローンの種類で悩んでいる場合:専門家は、様々な住宅ローンの種類を比較検討し、最適なローンを選べるようにサポートしてくれます。
  • 資金計画について相談したい場合:専門家は、ライフプランに基づいた資金計画を提案してくれます。

専門家は、住宅ローンに関する知識や経験が豊富です。客観的な視点から、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

  • ショッピングリボ払いの残高は、住宅ローンの審査に影響を与える可能性があります。
  • リボ払いの残高を減らす、他の借入を整理する、自己資金を増やすなどの対策を検討しましょう。
  • 金融機関に相談し、現在の状況と、審査に通る可能性について確認しましょう。
  • 住宅ローンの審査に不安がある場合は、専門家に相談しましょう。

今回のケースでは、リボ払いの残高があるため、住宅ローンの審査が厳しくなる可能性があります。しかし、完済に向けた計画と、他の条件次第で、審査に通る可能性は十分にあります。諦めずに、対策を講じ、専門家にも相談しながら、住宅ローン審査に臨みましょう。