住宅ローン審査のタイミング:契約前が基本
住宅ローンの審査は、一般的に家の建築請負契約(家を建てる契約)を結ぶ前に行われることがほとんどです。
これは、金融機関が融資(お金を貸すこと)を行う前に、その人がお金をきちんと返せる人かどうかを判断するためです。
もし審査に通らなければ、せっかく契約してもローンが組めず、家を建てられないという事態になりかねません。
そのため、多くの金融機関は、契約前に事前審査を行い、ある程度ローンの可否を判断します。
過去の借入とカード審査:審査への影響
過去の借入やクレジットカードの利用状況は、住宅ローンの審査に大きく影響します。
特に、以下のような情報は審査で重視されます。
- 借入の有無: 過去に借入があった場合、その金額や返済状況がチェックされます。完済していても、解約していない状態だと、まだ借金があるという印象を与えてしまう可能性があります。
- 返済の遅延: 返済が遅れた履歴(延滞)があると、信用情報(個人の借入や返済に関する情報)に記録され、審査に不利に働く可能性が高まります。
- クレジットカードの利用状況: クレジットカードの利用状況も、個人の信用力を測る上で重要な要素です。カードの利用額、支払い状況、過去の審査通過の有無などが確認されます。
今回のケースでは、過去に消費者金融からの借入があり、現在は完済しているものの解約されていないこと、そして過去にクレジットカードの審査に落ちた経験があることが、審査に影響を与える可能性があります。
信用情報機関と信用情報
金融機関は、住宅ローンの審査をする際、信用情報機関(個人の信用情報を管理する機関)に照会して、申込者の信用情報を確認します。
日本には、主に以下の3つの信用情報機関があります。
- CIC(Credit Information Center): クレジットカード会社や信販会社などが加盟。
- JICC(Japan Credit Information Reference Center Corp.): 消費者金融や信用組合などが加盟。
- KSC(全国銀行個人信用情報センター): 銀行などが加盟。
これらの機関には、借入状況、返済状況、クレジットカードの利用状況などが記録されています。
金融機関は、これらの情報を基に、申込者の返済能力や信用力を判断します。
今回のケースへの直接的な回答
ご主人が1週間以内に消費者金融を解約し、2、3日後に家の契約をする場合、住宅ローンの審査に影響がある可能性は否定できません。
特に、消費者金融を解約する前に審査を受けると、まだ借金があるという印象を与えてしまうため、審査に不利になる可能性があります。
また、過去のクレジットカード審査に落ちた経験も、審査に影響を与える可能性があります。
しかし、返済の遅延などの事故がないこと、完済しているという事実は、プラスに働く可能性もあります。
住宅ローンの審査は、様々な要素を総合的に判断して行われるため、一概に「審査に通らない」と断言することはできません。
住宅ローン審査の流れ
住宅ローンの審査は、一般的に以下のような流れで進みます。
- 事前審査(仮審査)の申込み: 金融機関に住宅ローンの申込みを行い、審査を受けます。この段階では、申込者の収入や借入状況などを確認します。
- 事前審査の結果: 金融機関から事前審査の結果が通知されます。審査に通れば、本審査に進むことができます。
- 本審査の申込み: 事前審査に通ったら、本審査の申込みを行います。本審査では、より詳細な情報(物件の詳細、収入証明など)が審査されます。
- 本審査の結果: 金融機関から本審査の結果が通知されます。審査に通れば、住宅ローンの契約に進むことができます。
- 金銭消費貸借契約の締結: 金融機関と住宅ローンの契約を結びます。
- 融資の実行: 契約に基づき、金融機関から融資が実行され、住宅の購入資金が支払われます。
今回のケースでは、まずは住宅ローンの事前審査を受けることをお勧めします。
その結果を見て、今後の対応を検討するのが良いでしょう。
住宅ローン審査に通るためにできること
住宅ローンの審査に通るためには、以下のような対策が考えられます。
- 消費者金融の解約: 消費者金融を解約し、借入がない状態にすることが重要です。解約証明書の発行もしておくと、審査の際に有利に働く可能性があります。
- 信用情報の確認: 信用情報機関に開示請求を行い、ご自身の信用情報を確認しましょう。万が一、誤った情報が登録されている場合は、訂正を求めることができます。
- 自己資金の準備: 頭金(住宅購入費の一部を自己資金で支払うこと)を多く用意することで、ローンの借入額を減らすことができ、審査に有利に働く可能性があります。
- 他の金融機関への相談: 複数の金融機関に相談し、それぞれの審査基準や金利などを比較検討しましょう。金融機関によって、審査の厳しさや審査基準が異なります。
- 専門家への相談: 不安な点や疑問点があれば、住宅ローンアドバイザーなどの専門家に相談することをお勧めします。
住宅ローンの契約と家の建築の順番
住宅ローンを組むためには、通常、家の建築請負契約を結ぶ前に、金融機関の事前審査に通っている必要があります。
これは、金融機関が融資を行う前に、その物件(家)の担保価値や、申込者の返済能力を評価するためです。
家の建築とローンの契約の順番は、以下のようになります。
- 土地の購入(土地から購入する場合)
- 住宅ローンの事前審査
- 建築請負契約の締結
- 住宅ローンの本審査
- 金銭消費貸借契約の締結
- 住宅の建築開始
- 住宅の完成・引き渡し
- 住宅ローンの実行
家を建てる順番として、基本的には、住宅ローンの事前審査に通った後に、建築請負契約を結ぶのが一般的な流れです。
今回のケースでは、まず住宅ローンの事前審査を受け、その結果を見てから、建築請負契約を結ぶかどうかを判断するのが良いでしょう。
専門家に相談すべき場合とその理由
住宅ローンの審査や、家の建築に関する疑問や不安がある場合は、専門家への相談を検討しましょう。
相談できる専門家としては、以下のような人がいます。
- 住宅ローンアドバイザー: 住宅ローンの専門家であり、ローンの選び方や審査に関するアドバイスをしてくれます。
- ファイナンシャルプランナー: 家計全体の相談に乗り、住宅ローンを含めた資金計画のアドバイスをしてくれます。
- 建築士: 家の設計や建築に関する相談に乗ってくれます。
専門家に相談することで、以下のようなメリットがあります。
- 客観的なアドバイス: 専門家の客観的な意見を聞くことができます。
- 専門知識の提供: 専門的な知識や情報に基づいたアドバイスを受けることができます。
- 不安の解消: 不安や疑問を解消し、安心して住宅購入を進めることができます。
まとめ:今回の重要ポイントのおさらい
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
- 住宅ローンの審査は、一般的に家の建築請負契約前に開始されます。
- 過去の借入やクレジットカードの利用状況は、審査に影響を与える可能性があります。
- 消費者金融を解約し、信用情報を確認するなど、早めの対策が重要です。
- 住宅ローンの審査や家の建築に関する疑問や不安がある場合は、専門家に相談しましょう。
住宅ローン審査は、個々の状況によって結果が異なります。
今回の情報を参考に、ご自身の状況に合わせて、適切な対策を講じてください。

