- Q&A
住宅ローン審査落ち…過去に延滞ありでも住宅ローンは組める?兄弟共同名義購入の可能性も解説

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
過去にクレジットカードの延滞があったため、住宅ローン審査に通らないのではないかと不安です。仮審査で既に1社から0回答で、他の金融機関でも審査に通らない可能性が高いのでしょうか?もしローンが組めなければ、弟と共同名義で購入することも考えていますが、可能でしょうか?
住宅ローン(住宅金融支援機構などから融資を受ける制度)の審査は、金融機関によって多少異なりますが、大きく分けて「返済能力」と「信用情報」の2点が重視されます。
返済能力は、年収、借入額、他の借金、返済比率(返済額が年収に占める割合、DTI(Debt To Income ratio)と呼ばれる)などで判断されます。信用情報は、過去にクレジットカードやローンの返済に遅延があったか、債務整理(任意整理、個人再生、破産など)をしたことがあるかといった情報です。信用情報は、信用情報機関(CIC、JICC、KSCなど)に記録され、金融機関はこれを参照して審査を行います。
質問者様の夫は過去にクレジットカードの延滞があったため、信用情報に傷がついている可能性が高いです。これが、仮審査で0回答となった大きな要因と考えられます。
過去の延滞は、住宅ローン審査に大きな影響を与えます。特に、最近の延滞履歴は審査に厳しく問われます。7年という期間は、金融機関によって異なり、必ずしも7年で過去の延滞が完全に考慮されなくなるわけではありません。
しかし、諦める必要はありません。以下のような対応策が考えられます。
* **弟との共同名義購入:** 弟さんの年収と信用情報が良好であれば、共同名義にすることで審査通過の可能性が高まります。ただし、弟さんも住宅ローンの返済責任を負うことになります。
* **頭金を増やす:** 頭金を増やすことで、借入額が減り、返済負担が軽減されます。審査通過の可能性が高まる可能性があります。
* **金利の高い商品を選択する:** 金利の高い商品を選択することで、審査が通りやすくなる可能性があります。
* **保証人を立てる:** 保証人を立てることで、審査通過の可能性が高まる可能性があります。
* **異なる金融機関への申込み:** 審査基準は金融機関によって異なります。複数の金融機関に申し込むことで、審査に通る可能性が高まります。
住宅ローンは、金融機関から融資を受ける制度ですが、住宅金融支援機構(住宅ローン保証制度など)といった公的機関も深く関わっています。住宅金融支援機構は、住宅ローンの保証を行うことで、金融機関の融資リスクを軽減し、住宅ローンの供給を促進しています。
「過去7年間問題なければ大丈夫」という誤解があります。信用情報機関への記録は、延滞の状況や種類によって残存期間が異なります。また、金融機関によっては、7年経過後も過去の延滞を考慮する場合があります。
複数の金融機関に相談し、それぞれの審査基準を比較検討することが重要です。また、住宅ローンの専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談することで、最適なプランを選択できます。
具体的には、各金融機関のホームページで審査基準を確認したり、住宅ローン相談窓口に問い合わせたりすることで、より詳細な情報を得ることができます。
今回のケースのように、過去の延滞や共同名義購入など、複雑な要素が絡む場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。専門家は、個々の状況に合わせた最適なプランを提案し、審査通過の可能性を高めるための戦略を立てることができます。
住宅ローン審査は、過去の信用情報に影響を受けますが、必ずしも不可能ではありません。頭金増額、共同名義、金融機関の選択など、様々な対応策があります。諦めずに、適切な情報収集を行い、必要であれば専門家に相談しましょう。 兄弟での共同購入は、責任共有とメリット・デメリットを十分に話し合ってから決定することが重要です。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック