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住宅ローン延滞で任意売却通知…家を手放さずに済む可能性はある?

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【悩み】
住宅債権管理回収機構への移行後も、売却を回避できる可能性はあります。まずは専門家へ相談を。
住宅ローンを滞納すると、最終的には家を手放さなければならなくなる可能性があります。このプロセスを理解するために、まずは基礎知識から見ていきましょう。
住宅ローンを借り入れている場合、金融機関は万が一の事態に備えて、借り入れたお金を担保するために、購入した不動産に抵当権を設定します。この抵当権は、ローンが返済されなくなった場合に、金融機関がその不動産を競売にかけ、ローンの残債を回収できる権利を意味します。
住宅ローンの支払いが滞ると、金融機関はまず、電話や書面で督促を行います。それでも支払いが滞る場合は、期限の利益を喪失(※1)し、一括での返済を求められることになります。この段階で返済ができない場合、金融機関は抵当権を実行し、競売の手続きを開始します。
競売は、裁判所を通じて行われる強制的な売却手続きです。競売で売却された金額は、ローンの残債に充当されますが、売却価格が残債を下回る場合(アンダーローン)、不足分は債務者(お金を借りた人)が返済する必要があります。
任意売却は、競売を回避するために、債務者と金融機関の合意のもとで行われる売却方法です。競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、債務者にとっても、より有利な条件で売却できる可能性があります。
(※1)期限の利益の喪失:分割払いの権利を失い、残りのローンを一括で支払わなければならない状態になること。
住宅債権管理回収機構(以下、サービサー)は、金融機関から不良債権(※2)を買い取り、回収を行う専門機関です。今回のケースでは、住宅ローンの債権がサービサーに譲渡されたため、サービサーから任意売却の通知が届いたと考えられます。
サービサーから任意売却の通知が来たからといって、必ずしも家を手放さなければならないわけではありません。状況によっては、売却を回避し、ローンの支払いを継続できる可能性もあります。
大切なのは、サービサーからの通知を無視せず、早急に対応することです。まずは、サービサーと連絡を取り、現在の状況を説明し、今後の対応について相談しましょう。
(※2)不良債権:返済が滞っている、または滞る可能性が高い債権のこと。
住宅ローンに関する問題では、様々な法律や制度が関係してきます。主なものとしては、民法(債権に関する規定)、破産法(債務整理に関する規定)、住宅ローン契約などが挙げられます。
サービサーは、債権管理回収業に関する特別措置法(サービサー法)に基づいて設立されており、債権回収業務を行うにあたって、様々な規制を受けています。具体的には、法務大臣の許可を得て、適切な方法で債権を回収しなければなりません。
また、住宅ローンの契約内容も重要です。契約書には、ローンの返済方法、遅延損害金、担保に関する規定などが記載されています。これらの内容をしっかりと確認し、自身の置かれている状況を正確に把握することが大切です。
住宅ローンに関する問題では、様々な誤解が生じやすいものです。ここでは、特に注意すべき点について解説します。
まず、任意売却は、必ずしも債務者にとって不利な選択肢ではありません。競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、残債を減らすことができます。また、引越し費用などを債権者と交渉できる場合もあります。
次に、サービサーからの通知を無視すると、事態は悪化する一方です。連絡を無視し続けると、競売の手続きが進められ、最終的には家を失うことになります。サービサーは、債権回収の専門家であり、交渉に応じない場合、強硬な手段を取ることもあります。
さらに、弁護士や司法書士などの専門家に相談することは、必ずしも高額な費用がかかるわけではありません。無料相談を受け付けている事務所もありますし、費用についても分割払いや法テラスの利用など、様々な選択肢があります。
住宅ローンの問題を解決するためには、具体的な行動が必要です。以下に、実務的なアドバイスと、具体的な事例を紹介します。
1. 現状の把握
まずは、ローンの残高、滞納期間、延滞金、現在の資産状況などを正確に把握しましょう。住宅ローンの契約書や、サービサーからの通知などを確認し、情報を整理します。
2. サービサーとの交渉
サービサーに連絡し、現在の状況を説明します。なぜ支払いが滞っているのか、今後どのように支払っていくのか、具体的な計画を伝えましょう。分割払い、リスケジュール(返済計画の見直し)、一部繰り上げ返済など、様々な選択肢を検討し、交渉を行います。
3. 専門家への相談
弁護士や司法書士などの専門家に相談し、アドバイスを受けましょう。専門家は、法的観点から問題解決をサポートし、サービサーとの交渉を代行してくれます。債務整理(※3)などの選択肢についても、検討することができます。
4. 任意売却の検討
ローンの支払いが難しい場合、任意売却も選択肢の一つです。任意売却は、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、残債を減らすことができます。専門家のアドバイスを受けながら、最適な方法を選択しましょう。
事例:
Aさんは、リストラにより収入が減少し、住宅ローンの支払いが滞ってしまいました。サービサーから任意売却の通知が届きましたが、Aさんは弁護士に相談し、今後の生活設計についてアドバイスを受けました。その結果、任意売却を選択し、売却代金で残債を返済し、新たな住まいを確保することができました。
(※3)債務整理:借金の減額や免除、支払い猶予を求める手続きの総称。自己破産、個人再生、任意整理などがある。
住宅ローンに関する問題は、複雑で専門的な知識が必要となる場合があります。以下のような状況に当てはまる場合は、専門家への相談を強くお勧めします。
専門家は、法律や不動産に関する知識を持ち、あなたの状況に合わせて適切なアドバイスをしてくれます。また、サービサーとの交渉を代行し、あなたの権利を守ってくれます。一人で悩まず、専門家の力を借りることが、問題解決への第一歩となります。
今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。
住宅ローンに関する問題は、早期に対応することで、解決できる可能性が高まります。一人で悩まず、専門家や関係機関に相談し、問題解決に向けて積極的に行動しましょう。
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