• Q&A
  • 住宅ローン担保の土地売却は難しい?売却の流れと注意点

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

住宅ローン担保の土地売却は難しい?売却の流れと注意点

【背景】
・住宅ローンの担保になっている土地を売却したいと考えています。
・売却にあたり、手続きが複雑になるのではないかと不安です。

【悩み】
・担保に入っている土地は、やはり売却が難しいのでしょうか?
・買い手が見つかれば、スムーズに売却できるのでしょうか?

住宅ローン担保の土地売却は、金融機関の承諾と抵当権抹消が必須。手続きを踏めば売却可能です。

担保に入った土地売却の基礎知識

住宅ローンを利用して購入した土地や建物には、金融機関が「抵当権(ていとうけん)」を設定するのが一般的です。これは、万が一、住宅ローンの返済が滞った場合に、金融機関がその土地や建物を売却して、貸したお金を回収できるようにするための権利です。

今回の質問にあるように、この抵当権がついた状態の土地を売却することは、基本的には可能です。ただし、通常の土地売却とは異なる点があり、注意が必要です。

担保に入った土地売却への直接的な回答

住宅ローンが残っている土地を売却する場合、最も重要なのは、住宅ローンを完済することです。売却代金で住宅ローンを完済できれば、金融機関は抵当権を抹消してくれます。抵当権が抹消されれば、その土地は問題なく売却できます。

もし売却代金だけでは住宅ローンを完済できない場合は、自己資金を足して完済するか、他の金融機関から借り入れをして完済するなどの方法を検討する必要があります。

関係する法律と制度

土地の売却に関係する主な法律は、「民法」です。民法では、抵当権や売買契約など、土地売却に関する基本的なルールが定められています。

また、不動産登記に関する手続きは、「不動産登記法」に基づいて行われます。抵当権抹消や所有権移転登記(土地の名義変更)は、この法律に基づいて法務局で行われます。

さらに、土地の売買には「不動産売買契約書」が用いられます。これは、売主と買主の間の合意内容を明確にするための重要な書類です。

誤解されがちなポイント

多くの人が誤解しがちな点として、

  • 抵当権がついていると絶対に売れない

というものがあります。実際には、抵当権がついている土地でも、適切な手続きを踏めば売却できます。ただし、手続きが複雑になるため、専門家のサポートが必要になる場合があります。

  • 売却価格は自由に決められる

という誤解もあります。売却価格は、市場価格を参考に、売主と買主の間で合意して決定されます。ただし、住宅ローンの残高によっては、売却価格がローン残高を下回る「アンダーローン」の状態になることもあります。この場合、自己資金を充当するなど、別の対策が必要になります。

  • 売却手続きは自分だけでできる

という考えも、現実的ではありません。専門的な知識や手続きが必要となるため、不動産業者や司法書士などの専門家のサポートを受けるのが一般的です。

実務的なアドバイスと具体例

住宅ローンが残っている土地を売却する際の流れは、以下のようになります。

  1. 売却の準備
  2. まずは、不動産業者に査定を依頼し、売却価格の目安を把握します。同時に、住宅ローンの残高を確認し、売却代金で完済できるかどうかを検討します。

  3. 不動産売買契約の締結
  4. 買主が見つかったら、不動産売買契約を締結します。契約書には、売買価格、支払い方法、引き渡し日などが記載されます。

  5. 住宅ローンの完済
  6. 売買代金から住宅ローンを完済します。金融機関に連絡し、抵当権抹消の手続きについて相談します。

  7. 抵当権抹消手続き
  8. 金融機関から抵当権抹消に必要な書類を受け取り、司法書士に依頼して、法務局で抵当権抹消登記を行います。

  9. 所有権移転登記
  10. 買主への所有権移転登記を行います。これも司法書士に依頼するのが一般的です。

  11. 引き渡しと決済
  12. 買主に土地を引き渡し、残代金の決済を行います。これで売却手続きは完了です。

具体例

例えば、Aさんの土地を5,000万円で売却する場合を考えてみましょう。住宅ローンの残高が3,000万円であれば、売却代金でローンを完済し、2,000万円を手元に残すことができます。この場合、スムーズに売却が進む可能性が高いです。

一方、住宅ローンの残高が6,000万円だった場合、売却代金だけではローンを完済できません。この場合、Aさんは自己資金を1,000万円用意するか、他の金融機関から借り入れをするなどの対策を講じる必要があります。

専門家に相談すべき場合

以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 住宅ローンの残高が売却価格を上回る場合(アンダーローンの場合)
  • このような状況では、売却以外の選択肢も検討する必要があるため、専門家のアドバイスが不可欠です。

  • 売却手続きが複雑で、自分だけでは対応できない場合
  • 抵当権抹消や登記手続きは、専門的な知識が必要です。司法書士に依頼することで、スムーズに手続きを進めることができます。

  • 税金に関する疑問がある場合
  • 土地の売却には、譲渡所得税などの税金がかかります。税理士に相談することで、節税対策や確定申告についてアドバイスを受けることができます。

相談先としては、

  • 不動産業者
  • 売却価格の査定や、買主探しを依頼できます。

  • 司法書士
  • 抵当権抹消や所有権移転登記などの手続きを代行してくれます。

  • 税理士
  • 税金に関する相談や、確定申告をサポートしてくれます。

  • 弁護士
  • 売買契約に関するトラブルが発生した場合など、法的アドバイスをしてくれます。

などが挙げられます。

まとめ

住宅ローンの担保に入っている土地を売却することは、決して不可能ではありません。しかし、通常の土地売却よりも手続きが複雑になるため、事前にしっかりと準備し、専門家のサポートを得ながら進めることが重要です。

今回の重要ポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 住宅ローンの完済が最優先
  • 抵当権抹消の手続きが必要
  • アンダーローンの場合は、専門家への相談を検討
  • 不動産業者、司法書士、税理士など、専門家の協力を得る

これらのポイントを踏まえ、適切な手続きを踏むことで、安心して土地の売却を進めることができます。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop