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住宅ローン残債と売却後の借り入れ:新築7年、売却時の疑問を解決

質問の概要

【背景】

  • 新築のマイホームを購入して7年が経ちました。
  • 住宅ローンは、土地と建物両方を担保にして、夫婦2人で折半して契約しています。
  • 諸事情により、マイホームの売却を検討しています。

【悩み】

  • 売却後、住宅ローンが完済できず残債が発生した場合、その残債を銀行から追加で借り入れすることは可能なのでしょうか?
  • 売却後の資金計画について、どのように考えれば良いのか悩んでいます。
売却後の残債は、銀行との交渉次第で借り入れできる可能性はあります。専門家への相談も検討しましょう。

住宅ローンの基礎知識:売却と残債の基本

住宅ローンを組んでマイホームを購入することは、多くの人にとって人生における大きな決断です。今回は、そのマイホームを売却する際の、住宅ローンに関する疑問について解説していきます。まずは、住宅ローンと売却に関する基本的な知識から見ていきましょう。

住宅ローンは、家を購入するための大きなお金を、銀行などの金融機関から借り入れる契約です。通常、借り入れたお金(元金)に加えて、利息を付けて返済していきます。この返済期間は数十年と長期間にわたることが一般的です。

家を担保(抵当権[ていとうけん]の設定)にすることで、万が一返済が滞った場合に、金融機関は家を売却して、そこからお金を回収できます。これが、住宅ローンの基本的な仕組みです。今回の質問にあるように、家を売却する場合、この住宅ローンの残債(未払い分)が大きな問題となることがあります。

今回のケースへの直接的な回答:残債の借り入れ可能性

今回の質問に対する直接的な回答としては、売却後に残った住宅ローンの残債を、銀行から追加で借り入れできる可能性は「ある」と言えます。しかし、これは絶対的なものではなく、いくつかの条件や銀行との交渉によって左右されます。

まず、売却価格が住宅ローンの残債を上回れば、問題なくローンを完済できます。しかし、売却価格が残債を下回る場合(アンダーローン[あんだーろーん]の状態)、差額(残債)をどうするかが問題となります。

この差額を借り入れる方法としては、

  • 追加の住宅ローン
  • フリーローン
  • カードローン

などが考えられます。銀行は、ローンの種類や個々の状況に応じて、対応を検討します。借り入れできるかどうかは、個々の信用情報、収入状況、売却後の生活設計など、さまざまな要素を総合的に判断して決定されます。

関係する法律や制度:抵当権と債務

住宅ローンの売却に関連する主な法律や制度は、以下の通りです。

  • 抵当権(抵当権設定契約): 住宅ローンを借り入れる際に、金融機関が家に対して設定する権利です。万が一、ローンの返済が滞った場合、金融機関はこの抵当権を行使して家を競売にかけ、ローンの残債を回収できます。
  • 債務(金銭消費貸借契約): 住宅ローン契約は、借主が金融機関にお金を借りるという「金銭消費貸借契約」に基づいて行われます。借主は、この契約に基づき、借りたお金と利息を返済する義務を負います。
  • 民法: 債権(お金を貸す権利)や債務(お金を返す義務)に関する基本的なルールを定めています。住宅ローンの返済や、売却後の残債処理にも関係します。

売却時にこれらの法律や制度がどのように関係してくるのかを理解しておくことは重要です。

誤解されがちなポイント:売却とローンの注意点

住宅ローンの売却に関して、誤解されがちなポイントをいくつか整理しておきましょう。

・売却すればローンは自動的に消えるわけではない: 家を売却しても、住宅ローンが自動的に消滅するわけではありません。売却代金でローンの残債を完済し、抵当権を抹消(抵当権を消す手続き)する必要があります。

・売却価格が残債を下回る場合: 売却価格がローンの残債を下回る場合、その差額(残債)は、自己資金で支払うか、追加で借り入れるなどの方法で対応する必要があります。

・連帯保証人: 夫婦で住宅ローンを組んでいる場合、連帯保証人になっていることがあります。連帯保証人は、債務者が返済できなくなった場合に、代わりに返済する義務を負います。売却後も、残債がある場合は、連帯保証人も返済義務を負う可能性があります。

・売却にかかる費用: 売却には、仲介手数料、印紙税、登記費用など、さまざまな費用がかかります。これらの費用も考慮して、資金計画を立てる必要があります。

実務的なアドバイス:売却後の資金計画と対策

売却後の資金計画を立てる上で、いくつか実務的なアドバイスをします。

  • 正確な残債の把握: まずは、現在の住宅ローンの残債を正確に把握しましょう。金融機関から「残高証明書」を取り寄せることで確認できます。
  • 売却価格の見積もり: 不動産会社に依頼して、家の査定(売却価格の見積もり)を行いましょう。複数の不動産会社に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
  • 売却にかかる費用の計算: 仲介手数料、印紙税、登記費用など、売却にかかる費用を事前に計算しておきましょう。
  • 資金計画の作成: 売却価格からローンの残債と売却費用を差し引いた金額が、手元に残るお金です。このお金で、今後の生活費や新たな住居の購入費用などを賄うことになります。
  • 金融機関への相談: 売却前に、住宅ローンを借りている金融機関に相談し、残債が発生した場合の対応について確認しましょう。
  • 専門家への相談: 不安な点や疑問点があれば、不動産会社、ファイナンシャルプランナー、弁護士などの専門家に相談しましょう。

専門家に相談すべき場合とその理由:的確なアドバイスを求める

以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 売却価格がローンの残債を下回りそうな場合: 専門家は、債務整理や任意売却など、様々な選択肢を提案してくれます。
  • 売却後の資金計画に不安がある場合: ファイナンシャルプランナーに相談することで、適切な資金計画を立てることができます。
  • 法律的な問題が発生した場合: 弁護士に相談することで、法的なアドバイスやサポートを受けることができます。
  • 住宅ローンの返済に困っている場合: 専門家は、返済方法の見直しや、債務整理などのアドバイスをしてくれます。

専門家は、個々の状況に合わせて、最適なアドバイスをしてくれます。一人で悩まず、積極的に相談するようにしましょう。

まとめ:売却時の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する回答と解説をまとめます。

・売却後の住宅ローン残債の借り入れは、銀行との交渉次第で可能。

・売却前に、現在の住宅ローンの残債と売却価格の見積もりを確認する。

・売却にかかる費用を計算し、資金計画を立てる。

・売却後の資金計画や、法律的な問題について不安がある場合は、専門家(不動産会社、ファイナンシャルプランナー、弁護士など)に相談する。

マイホームの売却は、人生における大きな決断です。事前にしっかりと準備し、専門家のアドバイスを受けながら、最適な選択をしましょう。

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