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住宅ローン滞納と任意売却後の自己破産について。他の借金も抱えている場合はどうなる?

質問の概要

【背景】

  • 仕事の減少と妻の失業により、収入が減ってしまった。
  • 住宅ローンの支払いを2ヶ月滞納してしまった。
  • 貯金もない状況。
  • 任意売却を検討している。
  • 住宅ローン以外に、車のローンと金融機関からの借金が合わせて250万円ある。

【悩み】

住宅ローン以外の借金がある状態で任意売却をした後、自己破産はできるのか知りたい。

自己破産は可能です。任意売却後でも、借金返済が困難な場合は専門家へ相談を。

任意売却後の自己破産:基礎知識

住宅ローンの滞納や、その他の借金で悩んでいる方は、まず「任意売却」や「自己破産」という言葉を耳にするかもしれません。これらの言葉について、基本的な知識を整理しておきましょう。

任意売却とは、住宅ローンの返済が難しくなった場合に、債権者(お金を貸した人、この場合は住宅ローンを貸した金融機関)の同意を得て、不動産を売却する方法です。競売(裁判所が強制的に不動産を売る方法)よりも、高い価格で売却できる可能性があり、引越し費用などをある程度確保できる場合もあります。

一方、自己破産とは、借金を返済することが不可能になった場合に、裁判所に申し立てて、借金の支払いを免除してもらうための手続きです。自己破産をすると、基本的にすべての借金が帳消しになりますが、一定の財産(現金や一部の財産)は手元に残せなくなる可能性があります。また、信用情報(クレジットカードの利用やローンの契約に関する情報)に記録され、一定期間、新たな借入やクレジットカードの利用ができなくなるなどの影響があります。

今回のケースへの直接的な回答

質問者さんのケースでは、住宅ローンの滞納が始まり、任意売却を検討しているとのこと。そして、住宅ローン以外にも借金がある状態です。

結論から言うと、任意売却後に自己破産することは可能です。任意売却は、あくまでも住宅ローンの問題を解決するための一つの手段であり、自己破産とは別の手続きです。任意売却で住宅ローンの残債をすべて返済できれば問題ありませんが、通常は売却代金だけでは完済できない場合が多いです。その残った住宅ローンや、その他の借金の返済が難しい場合に、自己破産を検討することになります。

関係する法律や制度について

自己破産は、破産法という法律に基づいて行われます。破産法は、借金で困っている人を救済するための法律であり、自己破産の手続きや、免責(借金の支払いを免除すること)の条件などを定めています。

任意売却に関しては、特別な法律があるわけではありません。民法や不動産関連の法律に基づいて、売買の手続きが行われます。また、住宅ローンの契約内容も重要になります。

誤解されがちなポイント

自己破産について、よくある誤解を整理しておきましょう。

  • 自己破産をすると、すべての財産を失うわけではない:現金や、生活に必要な最低限の財産(家具や家電など)は、手元に残せる場合があります。
  • 自己破産をすると、一生借金ができなくなるわけではない:自己破産後、一定期間が経過すれば、再び借入をすることも可能です。
  • 自己破産をすると、家族に迷惑がかかる:自己破産は、原則として本人の借金のみが対象となります。家族の財産や借金に影響が及ぶことは、基本的にはありません。ただし、連帯保証人になっている場合は、家族が代わりに返済しなければならない可能性があります。

また、任意売却についても、誤解されやすい点があります。

  • 任意売却をすれば、必ず借金がなくなるわけではない:任意売却で売却代金が住宅ローンの残債を上回れば、借金はなくなりますが、通常は完済できません。
  • 任意売却をすれば、すぐに住む場所を失うわけではない:任意売却後、賃貸契約を結び、そのまま住み続けることができる場合もあります。

実務的なアドバイスと具体例

今回のケースで、具体的にどのようなステップを踏むことになるのか、見ていきましょう。

  1. 専門家への相談:まずは、弁護士や司法書士、不動産業者などの専門家に相談しましょう。状況を詳しく説明し、今後の進め方についてアドバイスをもらいます。
  2. 任意売却の手続き:専門家と協力して、任意売却の手続きを進めます。債権者との交渉や、売却価格の決定などを行います。
  3. 売却後の債務整理:任意売却後、住宅ローンの残債やその他の借金の返済が難しい場合は、自己破産を含めた債務整理の方法を検討します。弁護士に相談し、自分に合った方法を選びましょう。
  4. 自己破産の手続き:自己破産を選択する場合は、弁護士に依頼して、裁判所に自己破産の申し立てを行います。裁判所での手続きを経て、免責が認められれば、借金の支払いが免除されます。

具体例を挙げると、例えば、住宅ローンの残債が2000万円、任意売却で1500万円で売却できたとします。この場合、500万円の残債が残ります。さらに、車のローンと金融機関からの借金が250万円あるとすると、合計750万円の借金を抱えていることになります。この状況で、返済が難しいと判断した場合、自己破産を検討することになります。

専門家に相談すべき場合とその理由

自己破産や任意売却は、専門的な知識が必要な手続きです。以下の場合は、必ず専門家に相談しましょう。

  • 住宅ローンの滞納が始まった場合:早めに専門家に相談することで、より良い解決策を見つけられる可能性があります。
  • 借金の総額が収入を上回っている場合:自己破産を含めた債務整理を検討する必要があるかもしれません。
  • 法的な手続きについて詳しくない場合:自己破産の手続きは複雑であり、専門家のサポートが不可欠です。
  • 精神的に不安を感じている場合:専門家は、手続きだけでなく、精神的なサポートもしてくれます。

相談先としては、弁護士、司法書士、住宅ローン問題に詳しい不動産業者などが挙げられます。複数の専門家に相談し、自分に合った専門家を選ぶことも重要です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回の質問の重要ポイントをまとめます。

  • 任意売却後に自己破産することは可能です。
  • 住宅ローン以外の借金がある場合でも、自己破産の手続きは可能です。
  • 自己破産は、借金問題を解決するための一つの手段です。
  • 専門家に相談し、自分に合った解決策を見つけることが重要です。

借金問題は、一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。適切なアドバイスを受けることで、安心して問題を解決できる可能性が高まります。

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