• Q&A
  • 余命宣告を受けた母から家を相続…遺留分と住み続ける権利は?

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

余命宣告を受けた母から家を相続…遺留分と住み続ける権利は?

【背景】
* 母がガンで余命宣告を受けました。
* 母は公正証書で姉に全財産を相続させ、私に何も相続させないと定めました。理由は私の統合失調症(統合失調症:精神疾患の一種)による判断力の低下です。
* 母は時々逆上し、私が住む家を売って追い出すと脅してきます。
* 私はお金にはこだわらず、安定した治療のため、今の家に住み続けたいです。

【悩み】
母が亡くなった後、今の家の持分を遺留分として受け取れますか?また、持分を得た場合、姉が家を売って追い出そうとしても、対抗できる手段はありますか?

遺留分は請求できます。姉の脅しに対抗できる手段もあります。

回答と解説

テーマの基礎知識(定義や前提の説明)

まず、相続(相続:被相続人が死亡した際に、その財産が相続人に承継されること)と遺留分(遺留分:法律で相続人に最低限保障されている相続分)について理解しましょう。

相続とは、人が亡くなった際に、その人の財産が法律に基づいて相続人(相続人:被相続人の死亡によって相続権を取得する者)に引き継がれることです。相続人は、配偶者、子、父母などが該当します。

遺留分は、相続人が最低限受け取れる相続分のことで、相続人が不当に遺産を奪われないように法律で保護されています。遺留分の割合は、相続人の状況によって異なります。例えば、配偶者と子が相続人の場合は、配偶者は相続財産の2分の1、子は相続財産の2分の1を遺留分として受け取ることができます。今回のケースでは、質問者様と姉が相続人となり、それぞれ遺留分を請求できる可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様は、母が作成した公正証書によって、相続から完全に排除されることを心配されています。しかし、たとえ公正証書で相続を放棄させられていても、法律で定められた遺留分(遺留分:法律で相続人に最低限保障されている相続分)を請求する権利があります。

遺留分は、相続人が最低限確保できる相続財産の割合であり、遺言によってこれを侵害することはできません。そのため、質問者様は、母が亡くなった後、ご自身の遺留分にあたる家の持分を請求することができます。

関係する法律や制度がある場合は明記

民法(民法:私法の主要な部分を構成する法律)第1000条以降に遺留分の規定があります。この法律に基づき、質問者様は遺留分の請求が可能です。

誤解されがちなポイントの整理

公正証書は、法律的に有効な文書ですが、遺留分を侵害するような内容であれば、その部分は無効となります。母が逆上して脅迫的な発言をしても、それは法的拘束力はありません。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

遺留分を請求するには、相続開始後(相続開始:被相続人が死亡した時点)に、相続財産を調査し、姉に対して遺留分減殺請求(遺留分減殺請求:遺留分を侵害された相続人が、侵害された分を請求する手続き)を行う必要があります。弁護士などの専門家の協力を得ることが、スムーズな手続きを進める上で非常に重要です。

専門家に相談すべき場合とその理由

相続問題は複雑で、法律の知識がなければ、権利を主張することが難しくなる場合があります。特に、今回のケースのように、公正証書や精神疾患の問題が絡む場合は、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、遺留分の計算、請求手続き、姉との交渉などをサポートしてくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 質問者様は、たとえ公正証書で相続を放棄させられていても、遺留分を請求する権利があります。
* 遺留分は、法律で保障された権利であり、遺言で自由に変更することはできません。
* 姉の脅迫は法的拘束力がないため、安心して権利を主張できます。
* 相続手続きは複雑なため、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。

この解説が、質問者様のお役に立てれば幸いです。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop