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使用貸借契約と相続:配偶者や事実婚のパートナーへの権利承継はどうなる?

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使用貸借契約は夫の死によって効力を失うと聞いたのですが、私(配偶者)には借主としての権利は移転するのでしょうか?また、もし事実婚の相手だったらどうなるのでしょうか?不安です。
使用貸借契約とは、ある人が所有する物を、相手に無償で貸し与える契約です(民法609条)。貸主は所有者、借主は借りる側です。 重要なのは、この契約は「無償」であるということです。お金を払って借りる場合は、賃貸借契約(民法607条)になります。 使用貸借契約は、貸主と借主の間の信頼関係に基づいて成立します。そのため、借主の死亡など、信頼関係が崩れるような事態が発生すると、契約は終了すると考えられています。
ご質問のケースでは、ご主人が亡くなったため、使用貸借契約は終了します。 配偶者であるあなたには、自動的に借主としての権利が移転することはありません。 事実婚のパートナーについても同様です。 亡くなったご主人との間の使用貸借契約は、ご主人の死亡によって消滅してしまうのです。
この問題には、日本の民法が関係します。民法第609条には使用貸借契約の規定があり、契約の成立や終了に関するルールが定められています。 特に、契約の当事者の一方が死亡した場合の規定はありませんが、契約の目的である信頼関係が失われたと解釈されるため、契約は終了すると考えられています。
使用貸借契約と賃貸借契約を混同しやすい点が挙げられます。賃貸借契約は、金銭の対価を支払う契約であり、借主の死亡によって自動的に終了するとは限りません。 相続人が賃貸借契約を引き継ぐことができるケースもあります。しかし、使用貸借契約は、無償で貸し与える契約であるため、状況が大きく異なります。
引き続き不動産に住みたいのであれば、不動産の所有者と新たな使用貸借契約を結ぶか、賃貸借契約を結ぶ必要があります。 所有者と話し合い、今後の利用について合意を得ることが重要です。 もし、所有者との交渉が難しい場合、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。
所有者との間で合意が得られない場合、または、契約内容に関する複雑な問題が発生した場合には、弁護士や不動産専門家への相談が不可欠です。 専門家は法律的な知識に基づいて適切なアドバイスを行い、必要であれば交渉や訴訟の手続きをサポートしてくれます。
使用貸借契約は、借主の死亡によって原則として終了します。配偶者や事実婚のパートナーに権利が自動的に移転することはありません。 引き続き不動産を利用したい場合は、所有者と新たな契約を結ぶ必要があります。 難しい場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。 契約内容をよく理解し、トラブルを避けるためにも、契約書の内容をしっかりと確認することが大切です。
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